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脳神経外科

患者さん中心の良質かつ最新の低侵襲な脳・脊髄・末梢神経の治療

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三宅 啓介教授

三宅 啓介教授

診療内容

最先端の脳腫瘍手術(術中MRI、覚醒下手術、手術ナビゲーション、術中モニタリング)

香川大学では2016年1月にMRI装置を備えた手術室(術中MRI手術室)を設置しました。この術中MRIに加えて手術ナビゲーションや術中モニタリングを活用し、安全かつ確実で低侵襲な手術を行っています。言語中枢の周辺に発生した腫瘍に対しては、覚醒下手術を行い言語機能の温存を図っています。

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脳血管障害に対する血管内手術(頭を開けない低侵襲治療)

脳血管内手術(脳血管内治療)とは、頭部や頸部を切開しないで病気を治療する方法です。脳血管内手術では、レントゲンを見ながらカテーテルというビニールの細い管を脳血管にまで誘導して、脳動脈瘤、脳や頸動脈の狭窄症(脳梗塞)、脳脊髄動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、などの病変を血管の中から処置をします。この脳血管内手術を積極的に取り入れ有効で安全な患者さんに負担の少ない治療法を行っています。

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PET(ペット)による脳障害、脳血管障害の最新診断

PETとは、Positron Emission Tomographyの略で日本語では陽電子放射断層撮影といいますが、PET(ペット)という言葉のほうが一般に知られています。この検査は、ポジトロン(陽電子)というプラスの電気を帯びた特殊な電子を放出する薬剤を投与し、その体内の分布を特殊なカメラで撮影する新しい診断法です。香川大学医学部附属病院には2002年秋に中国四国地区で始めて導入され、脳神経外科領域ではPETの特性を生かし主に①脳腫瘍の診断、②脳血管障害の診断に役立てています。

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ハイブリッド手術室

当院では2016年1月にハイブリッド手術室が導入されました。ハイブリッド手術室とは血管撮影も可能な放射線透視装置を備えた手術室のことで、通常の開頭手術と血管撮影や血管内手術を統合して行うことが可能になり、最新の医療技術に対応します。

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機能的脳神経外科

パーキンソン病による振戦、固縮、不随意運動症、などの疾患に対し、脳深部(視床下核など)を電極刺激し、その症状の改善をはかる治療です。これらの治療は薬物療法が主体ですが、薬物療法のみではコントロールが困難であるパーキンソン病、本態性振戦、ジストニアなどに対し行っています。神経内科と連携して治療を行っています。

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神経内視鏡手術

最近、内視鏡を用いて脳神経外科手術を行うことが多くなってきました。脳神経外科手術に用いる内視鏡を、「神経内視鏡」といい、これによる手術を「神経内視鏡手術」といいます。  他の分野の内視鏡と同様に、神経内視鏡にも「硬性鏡」と「軟性鏡」があります。硬性鏡は、おもに下垂体部腫瘍や脳出血の手術に、軟性鏡は水頭症などの脳室内手術に用いられます。

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小児科と連携した小児脳腫瘍に対する治療

小児脳腫瘍は、比較的稀ですが、その治療方針は複雑で、標準的治療が確立されていない腫瘍型も多くあります。特に髄芽腫や胚細胞性腫瘍などは、手術のみではなく、放射線療法や化学療法などの集学的治療が必要です。我々の施設では、積極的な化学療法が必要な場合は、小児科の小児癌の専門医と連携し、一緒にこれらの腫瘍に対し治療を行っています。治療方針についても、小児科及び放射線科、脳神経外科で十分検討して行っています。

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高次脳機能障害

高次脳機能障害は、頭部外傷、脳血管障害、蘇生後脳症、脳炎、一酸化炭素中毒など種々の疾患が原因となり、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、感情コントロール障害など、仕事や日常生活に支障を及ぼす症状が出現することがあります。当院では高次脳機能外来診療部を開設し、MRIやPETなどで形態学的な検査をするとともにリハビリテーション部とも連携して症状を詳しく調べた上で、個々の患者さんに沿った対応をしています。

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対応疾患

脳神経疾患全般
脳腫瘍(グリオーマ、髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、その他)
小児脳腫瘍(髄芽腫、胚細胞性腫瘍、上衣腫、その他)
脳血管障害(脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳出血、脳梗塞、内頚動脈狭窄症、モヤモヤ病、その他)
脊髄・脊椎疾患(頚椎・腰椎ヘルニア、変形性頚椎症、腰椎圧迫骨折、脊髄腫瘍、その他)
三叉神経痛・顔面痙攣などに対する外科的治療
機能的脳神経外科(パーキンソン病、てんかんなどに対する外科的治療)
中枢神経系奇形(キアリ奇形、その他)
頭部外傷
頭痛・めまい
その他

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