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放射線診断科

患者さんのために信頼性の高い画像診断を実践します。

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西山佳宏教授

西山佳宏教授

診療内容

画像診断部門

1. 一般撮影
人体にエックス線を照射する事により、人体内の臓器を通過したエックス線を平面の状態でフィルムに写します。その写真を放射線科医師が読影することにより病気を診断します。

2. IVR
血管撮影装置やCT、超音波など画像診断装置を組み合わせ、細い医療器具(主にカテーテルや針)を駆使して標的となる疾患を治療することを総称して画像下治療(Interventional Radiology: IVR)と呼び、大きく血管系IVRと非血管系IVRの2種類に分かれます。
➀血管系IVR
血管内にカテーテルを挿入し造影剤という薬を入れX線で撮影しつつ行います。悪性腫瘍に対する抗がん剤注入療法や外傷性出血に対する止血術、動脈硬化に伴う血管狭窄に対する拡張術など適応は多岐にわたります。
➁非血管系IVR
血管以外の組織を対象とし、術後の腹腔内膿瘍や胆管狭窄に伴う胆汁うっ滞に対するドレナージ術、CTガイド下生検などがあります。

3. CT
X線をつくるためのX線管を人体の周りで連続的に円回転させ(X線を放射しながら)、輪切り状態の画像をコンピュータで作成します。人体を立体的に描出することも可能で、骨の立体的状態、造影剤を使用して血管を立体的に表示することもできます。

4. MR
X線は使用せず、強力な磁石を利用したMRという装置を利用します。MRは人体内の水素の状態を画像化しています。造影剤を使用しなくても血管を立体的に描出することもできます。また、この装置は検査中に大きな音がするのが特徴です。

核医学診療部門

核医学では微量の放射性医薬品を体内に静脈注射することにより、体内の臓器に集積した放射能をガンマカメラ及びPETという装置で検出します。核医学の特徴は放射性医薬品が体内の働きに応じて集積することを利用していますので、体内の機能が画像化できることです。また、放射性医薬品を服用する治療法も行われています。
当科で行っている核医学検査と核医学治療の代表的なものとして
① 腫瘍核医学検査:癌の早期発見や転移の発見に有用です。
② 心臓核医学検査:心筋血流障害(狭心症など)を早期に診断します。
③ 脳核医学検査:認知障害を早期に診断します。
④核医学治療:甲状腺癌と骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌の内照射治療を行っています。

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