手術部
清潔で安全な手術環境を提供します。

荻野 祐一 部長
診療内容
手術部とは
手術部は、部長1名、副部長2名、師長1名ならびに56名の看護師と看護補助者、および事務・清掃・物品管理を担当する外部委託職員から構成されています。また、薬剤師1名、臨床工学部の臨床工学技士4名に加え、麻酔科医補助臨床工学技士(AACE [Anesthesiologist Assistant Clinical Engineer])8名も常駐しています。さらに、今年度4月からは周術期特定行為看護師が毎日2名ずつ麻酔科医補助業務に当たっており、麻酔科医補助医療スタッフ(AAMS [Anesthesiologist Assistant Medical Staff])の体制を強化することで、国民に高度な周術期医療を提供しています。
手術室
手術室は現在12室が稼働しており、その内の8室は2016年1月より運用がスタートした新手術棟内の部屋です。血管X線撮影装置を用いた心臓弁等に対する血管内治療と通常の心臓手術が快適に行えるハイブリッド手術室1室、術中MRIの撮影が可能なMRI手術室1室、鏡視下手術用手術室4室(内、2室ではロボット支援手術を実施)、特に高度な清浄度が確保できるバイオクリーンルーム2室、特殊感染疾患対応の陰陽圧可変手術室1室などですが、比較的短時間の手術に用いる旧棟内の手術室と常時ほぼフル稼働しています。ただ、当院は救命救急センター、総合周産期母子医療センターを有しておりますので、重症救急患者や緊急帝王切開、小児重症例などへの対応が、いつでも可能なように1室は緊急手術用として備える体制をとっています。
手術件数
手術件数は令和元年度までは右肩上がりで増加し6500件程度施行されていました。令和2年度以降は、COVID-19のパンデミックの影響により年間5200件まで減少しましたが、その後V字回復を遂げ、昨年度(令和7年度)は7,422件と過去最高を記録しました。また、一昨年度(令和6年度)には、香川大学は全国国立大学病院の中で手術件数増加数:全国1位(+776件)を達成しています(2位:東京科学大学770件、3位:千葉大学623件/全国手術部会議資料p.112)。これは、定期手術枠の1列増加と、麻酔科医補助臨床工学技士(AACE)へのタスクシフトによる麻酔科医の生産性向上の成果です。
香川大学病院手術部では、件数だけではなく、質的にも、10時間以上かかるような長時間手術や複数の診療科合同で実施される複雑な手術など、最先端の技術を用いた手術治療と難易度の高い手術が多いことが特徴です。さらには、救命救急センター、総合周産期母子医療センターをも有していますので、重症救急患者や緊急帝王切開、小児重症例、臓器移植などの手術も多く、これらについても対応できる体制になっています。
安全体制
過密化し、高難度手術が増加する状況に対しては、確かな安全管理体制の整備も欠かせません。新手術棟の建造に合わせて、最新の生体モニターシステム、手術室清浄度管理システム、画像管理システムを導入し、手術部門管理システム、物流システム等も更新して、極めて高い安全性を確保しています。


















