手術部
清潔で安全な手術環境を提供します。
白神豪太郎部長
診療内容
手術部とは
手術部は、当院で行われる全ての手術において、その治療目的が安全に、そして円滑に遂行できる場を提供する部門です。手術部には、医師3名と看護師45名、看護補助者1名、臨床工学技士6名、および事務・物流管理要員・清掃要員が所属しています。
手術室
手術室は現在12室が稼働しており、その内の8室は2016年1月より運用がスタートした新手術棟内の部屋です。血管X線撮影装置を用いた心臓弁等に対する血管内治療と通常の心臓手術が快適に行えるハイブリッド手術室1室、術中MRIの撮影が可能なMRI手術室1室、鏡視下手術用手術室4室(内、1室ではロボット支援手術を実施)、特に高度な清浄度が確保できるバイオクリーンルーム2室、特殊感染疾患対応の陰陽圧可変手術室1室などですが、比較的短時間の手術に用いる旧棟内の手術室と常時ほぼフル稼働しています。ただ、当院は救命救急センター、総合周産期母子医療センターを有しておりますので、重症救急患者や緊急帝王切開、小児重症例などへの対応が、いつでも可能なように1室は緊急手術用として備える体制をとっています。
手術件数
当院における手術件数は、2018年度に6095件となり、増加の一途にあった前年までとその傾向に変化が見られています。長時間を要する大手術や複雑な手技が求められる術式の割合が明らかに増加していることがその要因で、大学病院の果たすべき役割がより明確になってきたと言えます。
安全体制
過密化し、高難度手術が増加する状況に対しては、確かな安全管理体制の整備も欠かせません。新手術棟の建造に合わせて、最新の生体モニターシステム、手術室清浄度管理システム、画像管理システムを導入し、手術部門管理システム、物流システム等も更新して、極めて高い安全性を確保しています。