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医療情報部

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横井英人教授

横井英人教授

診療内容

業務内容

本学附属病院では、1983年の開院時から病院情報システムを導入し、1987年には病院情報システムのさらなる充実を目指して院内措置として医療情報部が設置されました。その後2000年度に訓令化され現在に至っています。業務内容としては、病院医療情報システムの構築、維持・運営の他、学生への医療情報教育、「かがわ周産期電子カルテネットワーク」、「かがわ遠隔医療ネットワーク」など、香川の医療ITプロジェクトを核とした地域医療支援に取り組んでいます。

電子カルテの導入

本院では2006年1月より従来の病院医療情報システムにかわり全くあらたに電子カルテシステムを導入しました。これにより従来からのいわゆる放射線・検査オーダや処方箋発行の機能にくわえ、新たに医療文書管理、リスク管理、クリニカルパス、生理検査、内視鏡、リハビリ、人工透析、病理診断等の部門システム、カルテ参照システム、地域連携システム(遠隔医療ネットワーク、周産期ネットワークとの連携)が加わり大変便利になる予定です。導入当初は、病院職員が電子カルテの操作になれるまで、皆様に大変ご負担をかける場合が予想されますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

研究概要

内閣に設置されたIT戦略会議による「e-Japan戦略」が2000年9月よりスタートし、2006年1月にあらたに「IT新改革戦略」が発表されました。その中で医療は常に先導的分野とされ、遠隔医療と電子カルテネットワークの全国への普及が最重要課題とされています。香川県ではそれを先取りする形で、1999年には遠隔医療ネットワーク、周産期ネットワークに取り組み、2003年には県の一般財源で、画期的な「かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)」がスタートしました。県と県医師会、そして本院が一体となって運営していることが大きな特徴で、全国から注目されています。また厚生労働省が全国規模で進めている「周産期医療のシステム化」プロジェクトでは、総合周産期母子医療センターと地域の医療機が一体となって機能する体制が不可欠です。今後本学附属病院では、遠隔医療ネットワークと周産期ネットワークのさらなる機能強化、病院情報システムとの機能統合、そして将来は全国の医療機関を電子カルテネットワークで連携することを目指しています。