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内視鏡診療部

診療内容

  • 食道・胃・大腸・胆道・膵臓を対象とした全般的な消化器疾患の内視鏡検査・治療を行っています。
  • 患者さんに良質・安全・高度な内視鏡医療を提供するという大学病院としての使命を果たすことに努めています。

内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection;以下ESD)

早期消化管癌に対するESD治療は、病変の大きさに制限がなく、一括切除が得られることにより、根治性が高い治療法です。近年、当院では、年間約180例以上と飛躍的に増加し、四国有数の患者さんの治療に携わっています。治療成績は、多数の治療経験のある内視鏡専門医が、最新の拡大特殊光スコープによる範囲診断をもとに早期消化管癌のESDを行い、その一括切除率はほぼ100%の良好な成績を残しております。特に、治療困難な病変については安全性を重んじた全身麻酔下ESDを導入しております。更に、胃間葉系腫瘍に対し、内視鏡医と外科医の合同で胃内腔からESD手技にて最小限の局所切除を行う内視鏡的胃壁全層切除(EFTR)という先端医療を提供しております。

胆膵超音波内視鏡下穿刺術

県内で実施可能な施設は極めて少なく、多くの患者さんの診療に携わっています。胆道、膵臓腫瘍において超音波内視鏡下針生検による組織採取法を早くから取り入れ、早期診断に努めております。近年では、超音波内視鏡を用いた経消化管胆道ドレナージや重症膵炎後の壊死物質除去(内視鏡的ネクロセクトミー)などの治療内視鏡も積極的に行い良好な成績をあげています。また、術後腸管に対するダブルバルン内視鏡を用いた胆膵系内視鏡治療も数多く経験しており、より低侵襲の治療に尽力しています。

対応疾患

早期消化管癌、消化管出血、消化管狭窄、ヘリコバクターピロリ感染、クローン病及び潰瘍性大腸炎、食道・胃静脈瘤、胆道・膵臓腫瘍、胆道結石、膵炎、原発性硬化性胆管炎

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