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泌尿器・副腎・腎移植外科

「すべての治療選択肢を公平に提示し、世界標準の医療を提供いたします」 「患者さんのQOLを重視した、逃げない・寄り添う医療を目指します」

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杉元 幹史教授

杉元 幹史教授

診療内容

医療はエビデンス(科学的な証拠)に基づいたものである必要があります。このポリシーのもと、説明可能で正直な医療を展開します。
われわれは県下唯一のアカデミック施設としてエビデンスの創成や先端的治療の開発研究も怠りません。

1.泌尿器科がんのプロとして、完成度の高い集学的治療を実践します

・分野横断的なチーム医療:様々な専門家集団からなるチーム医療を行えることが大学病院の大きな利点です。香川大学附属病院は各診療科の垣根が低く、風通しが非常に良いため、さらに高い総合力を発揮できます。
・ロボット手術:出血量が少ないことや高精度な手術が可能になるなど、ロボット手術のメリットはあらためて言うまでもありません。泌尿器科領域では今までの前立腺がん手術、腎臓がん手術、膀胱がん手術に加えて、2022年4月から副腎腫瘍や腎盂・尿管がんに対する手術も保険適応になりました。今後ロボット手術はユビキタスになります。われわれはまず安全性の担保を最優先して行うよう心がけております。
・前立腺がん治療:手術ではロボット手術を安全に実施しております。放射線治療では、副作用が少なく効果の高い強度変調外照射療法(IMRT)を行っています。前立腺にマーカーを挿入することによって、さらに精度を向上させる方法を採用しております。内照射療法(小線源療法)は県下唯一の実施可能施設として順調に稼働しております。これは通常3泊4日の入院治療で行っており、身体への負担も少ない優れた治療方法です。
・腹腔鏡手術:腎、尿管、副腎腫瘍などに対しては腹腔鏡を用いた手術を積極的に実施しております。われわれの施設では多くの腹腔鏡手術技術認定医を擁しており、安全な腹腔鏡手術が実現できていると自負しております。
・積極的な治験の推進:エビデンスを作り、新規治療法を開発するために泌尿器科がんの様々な治験に参加しております。候補患者様がいらっしゃいましたらいつでもお問い合わせください。

2.腎移植医療を推進します

・当施設は、日本臓器移植ネットワークの腎移植施設です。腎臓内科との連携で、透析から移植まで総合的な腎不全医療を提供します。
・血液型不適合移植などハイリスク移植にも積極的に取り組んでおり、良好な成績を上げております。
・生体腎移植のドナー手術では、腹腔鏡を用いた低侵襲手術を行っております。
・2022年3月現在で、生体移植158例、献腎移植14例、そして肝胆膵外科と共同で膵腎同時移植を8例実施しております。

3.小児泌尿器科、女性泌尿器科の専門的治療を行っております

夜尿症から停留精巣、腎盂尿管移行部狭窄症、膀胱尿管逆流現象、尿道下裂など先天奇形を含む様々な小児泌尿器科疾患を専門的に診療しています。
また、女性の尿失禁や骨盤臓器脱に対するロボット支援下仙骨膣固定術など女性泌尿器疾患も専門的に診療しています。

対応疾患

泌尿器系疾患全般
特に泌尿器科癌の集学的治療は当教室のメインテーマです。

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