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循環器内科

心臓・血管病の患者さんに最新・最適な医療を提供します。

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診療内容

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を基盤として発症する心臓や血管などの循環器系の疾患全般について、常に最新、最適の医療を提供しています。突然発症する心筋梗塞や急性心不全については、救命救急センターと連携し、24時間体制で対応しています。これにはPCI(風船治療やステント術)や補助循環(小型人工心肺など)という高度の技術を用います。大動脈解離や感染性心内膜炎、重症心不全など外科手術を要する重篤な疾患に対しても、当科と心臓血管外科、抗加齢血管内科がハートチームとなり専門病棟である心臓血管センターでシームレスな集学的診療を行っています。
2019年からATTR心アミロイドーシスに対してタファミジス投与開始、2020年から植込型補助人工心臓管理施設、2021年からTAVI施設に認定されています。不整脈に対しては、電気生理学的検査(EPS)、カテーテルアブレーションや、ペースメーカ、植込み型除細動器(ICD)、両心室ペースメーカ植え込み術を行っています。脳卒中を引き起こす血栓が心臓内にできやすいことから近年注目されている心房細動については、抗凝固剤の臨床試験や、レジストリー研究、肺静脈隔離アブレーションなど特に積極的に取り組んでいます。また、重篤な肺高血圧の原因となる深部静脈血栓症については、抗加齢・血管内科と連携し、下肢静脈エコー等で的確に診断し、下大静脈フィルター留置術を行っています。
画像診断では、心エコーを基本検査として、聴診器代わりのポケットエコーから、心筋の代謝や炎症の評価のためのPET(ポジトロンエミッショントモグラフィ)まで、各種検査を駆使し、正確に病態を把握することにより、治療の最適化を図っています。
新しく紹介される患者さんのために、循環器専門外来を月~金に毎日行っています。専門診療が完了し、病状が安定した患者さんは基本的には紹介元に逆紹介いたしますが、特に複雑な疾患の患者さんは外来でフォローいたします。併せて、多くの循環器疾患の原因となる高血圧症や高コレステロール血症などの生活習慣病の外来治療も行います。
さらに、教育にも熱心に取り組んでいます。多くの総合内科専門医、循環器専門医はもとより、心血管インターベンション治療学会専門医、ICD/CRT認定医、超音波専門医などがマンツーマンで指導に当たるほか、診療手技については、実地訓練を基本としつつも、これを補完するため、学生実習・初期研修には経胸壁心エコーや診断カテーテル検査を中心に、専門研修には経食道エコーや、アブレーションを含む高度血管内治療について、それぞれ、スキルラボの高度シミュレータを用いた効果的な訓練を行っています。
循環器内科では、志を一つにする熱い熟練専門医と、それを目指す若い医師を中心に、優秀なメディカルスタッフの協力を得て、互いに高め合いながら、循環器疾患で苦しむ人を一人でも多く減らすべく日々頑張っています。

対応疾患

心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症、二次性心筋症)、心筋炎、重症心不全、虚血性心疾患(心筋梗塞、急性冠症候群、狭心症)、心臓弁膜症、感染性心内膜炎、先天性心疾患、肺高血圧症、肺塞栓症(深部静脈血栓症)、不整脈(致死性心室性不整脈、心房粗細動、上室性頻拍症、徐脈性不整脈)、心臓腫瘍、大動脈疾患、閉塞性動脈硬化症、高血圧症、脂質異常症(家族性高コレステロール血症)、睡眠時無呼吸症 など

データ

臨床成績

最近の主な治療・診断件数の実績は次の通りです。


主な治療・診断件数