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Wind of olive(オリーブの風)

「糖尿病という重い荷物をすこしでも軽く」

2019年12月16日

みなさん、こんにちは! 糖尿病看護認定看護師の喜田です。

私は南病棟7階で勤務しております。

糖尿病の治療は、内服薬やインスリン注射などの薬、食事、運動療法といった『自己管理』が治療の柱になります。糖尿病の教育スケジュールに基づきながら一般的な学習支援も行っていますが、その人なりの生活パターンがあり、価値観、困っていることや心配なこと、病態など、人それぞれです。そのため、まず患者様と私たち医療スタッフが、お互いを理解し一緒に話し合いながら、日常生活に糖尿病の治療を取り入れられ、その人らしく生活が続けられるような支援を目指しております。

また、大学病院での糖尿病の患者様は、地域の病院の先生方が「大学病院で調べたほうがいい」と紹介された精密検査入院、糖尿病の子供や妊婦さん、手術やがんの治療に伴う血糖コントロール、急激に高血糖や低血糖が起こった、糖尿病の重症な多重の合併症、ほか、糖尿病を持ちながらも様々な病気や不安を抱え入院されています。これらの不安や困りごと、糖尿病という重い荷物を、少しでも軽くすることができたらと思っております。

 

さて、私の楽しみをご紹介したいと思います。ずばり旅行です。

「ここは行ったほうがいいよ~」「行ってみて良かったよ~」と、患者様に教えていただいたところは特に!話を聞いているうちにワクワクしますよね→行きたくなりますよね→行くでしょう!「パリには人生1回は行くべきやで、喜田さん」と...、行ってきましたよ。

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「沖縄の離島めぐりして良かったよ~、喜田さんも時間できたら行っておいで」と...、時間作って行ってきましたとも(写真2石垣島を拠点にして離島めぐり)。

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糖尿病は、自己管理に向けての指導が必要となりますが、時には息抜きもしながら楽しい話もいたしましょう。これからもよろしくお願いいたします。

援助者として大切にしていること

2019年11月27日

こんにちは、緩和ケア認定看護師の池田です。

 

私が資格習得を目指すきっかけの1つは、ホスピスチャプレン沼野尚美先生との出合いです。「人生の始めと終わり-誕生と死-には、特別な人の助けが必要、人の旅立ちを援助する人も必要。その人がその人らしく生ききるのを援助する努力をしています。」という先生の言葉は私の心に深く残りました。当時は医療用麻薬が今ほど普及していなくて、痛みから解放されることなく最期を迎える方も少なくなかった頃でした。

 

年月を経て、私は3年前から周産期科女性診療科病棟で勤務しています。新しい命が無事に生まれてくるように、最期までその人がその人らしく生ききることができるように、スタッフ皆で考えながらケアに努めています。

苦しんでいる人のよき援助者となれるよう、その人に関心を持ち、日常のケアを通して患者と信頼関係を築きながら、ケアのなかで「その人が何を大切にしているのか」「一番の心配や不安、体以外の気がかりなこと」などを意識的に問いかけ話していただくことを日々心がけています。

また、援助者として在るためには、美しいものを見たり自然にふれたりと、自分をいたわる時間を作りだすことも大切だと思っています。写真は昨年、京都の高台寺で撮影したもので、今年も秋が深まる頃に紅葉狩りを計画しようと思っています。

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地域へ向けての活動

2019年11月11日

こんにちは。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の大東です。

私が認定看護師を取得しようとしたきっかけは、ICUで脳卒中患者に関わる中で急性期を脱しても麻痺や高次脳機能障害により日常生活に支障をきたしている方が多くいたことです。看護師として、救命だけでなく機能回復に関しても超急性期から回復期、在宅に至るまで看護師の果たす役割は大きく、幅広い知識と専門的技術が必要であると思いました。また、後輩指導を行う立場にもあり指導の際に根拠のある看護について考えることも多く自分自身の知識不足を痛感し認定看護師の研修を受けました。

現在は脳神経外科内科病棟で勤務しています。発症直後だけでなく、病状が安定して機能が回復してくる時期や退院して社会に戻って日常生活を行いながら機能を維持していく時期においても、生活再構築のための機能回復支援を行っています。

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認定看護師として早5年が経過し、今年は認定看護師更新審査の年となりました。

院内や地域の医療関係者対象の勉強会、地域住民の皆さん向けの健康教室などの講師も務めています。

今年度から保健医療大学の先生と県内の脳卒中リハビリテーション看護認定看護師と一緒に企業訪問を行い血圧コントロール教室も行っています。

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脳卒中看護の楽しさを知ってもらうために

2019年10月31日

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の瀬尾です。

私は脳神経外科・泌尿器・副腎・腎移植外科で7年弱勤務した後、現在の救命救急センターに配属となり5年が過ぎました。学生時代から脳神経も泌尿器看護も苦手だったのですが、働くうちに脳腫瘍の患者さんへの看護が好きで、脳神経看護が楽しいなと感じていました。認定看護師には流れに身を任せた結果...が強いのですが、2年目、3年目頃に巨大未破裂脳動脈瘤の患者をプライマリーとして受け持つことが多かったことも脳卒中に興味を抱くきっかけになったと思います。私は大学時代、看護学科以外に放射線科、理学療法士学科、作業療法士学科、言語聴覚士学科とともに学びました。1年生からチーム医療論を学び、4年生では症例を交えてグループワークをしたりと、看護を学び出した時からリハビリテーションも私の中で非常に身近にあったものです。脳神経看護が楽しくて、リハビリテーションが身近、脳卒中リハビリテーション看護は選ぶべくして選んだ領域かなと思います。


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強い熱い思いで認定看護師になったわけではありませんが、教育課程の6か月間は密度の濃い時間でした。全国各地から急性期、回復期、色々な病院から集まった同期たちと朝から晩まで疾患のことについて勉強したり、患者さんのことを話したりレポートをまとめたり...。脳卒中のことだけを考えた期間は今の私の基礎となっています。勉強した分、今の患者さんへの看護の根拠につながっていてとても楽しく看護を行えています。

 

『追いつめられた人間でないと自分の領域は開くことはできない』

教育課程の時に教室の片隅に主任教員に貼られた言葉です。まだまだ認定看護師として未熟ですが、"脳"や"脳卒中"という分野は難しいと思う看護師は多いですが、難しくないよ、楽しいよということを少しでも広げられる活動ができたらと思っています。

「大切な時間」

2019年10月21日

こんにちは、緩和ケア認定看護師の今出政代です。

私は、患者さんがつらい時、苦しい時、私は一体なにができるのだろう、何をすれば笑顔で過ごせる時間が増えるのだろうと悩み、少しでも笑顔になれる時間が作れるお手伝いができたらと、緩和ケア認定看護師を目指し、はや7年が経ちました。

緩和ケアと聞くと終末期ケアと思われる方もいるかもしれませんが、時期は関係ありません。また、WHO(世界保健機関)では「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して(後略)」と定義(2002年)しており、家族は戸籍上での家族を意味しているのではなく、患者さんが家族と思っている人がすべて対象です。

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今出 b-2写真2.jpg私の家でも7月にフレンチブルドッグが家族になりました。まだ生まれて数か月ですが、ごはんの準備から、朝夕のリビングやトイレ掃除、散歩にしつけと日々奮闘しています。仕事が忙しく疲れた時でも、尻尾を振って待ってくれている姿を見ると癒され、一緒に過ごす時間がとても至福の時間になっています。ペットも家族の一員であることをつくづく実感するとともに、患者さんのことを気になりながらも犬の世話をしなければいけないと後ろ髪をひかれながら家に帰る家族の気持ちがとても理解できるようになりました。

患者さんとその家族が笑顔で過ごせる時間が少しでも増えるよう、これからも緩和ケアを続けていきたいと思います。

     

言葉の贈り物

2019年10月21日

緩和ケア認定看護師の植松です。

 

私は昨年より、緩和ケアチーム専従看護師として活動しています。

日々、患者さんやご家族の身体や心の痛みにふれながら、ゆっくりと時間をかけて色んな話を聴かせてもらっています。

 

痛みやつらさのお話だけでなく、ハーレーダビットソンのエンジン音の心地よさ、神戸のスイーツの美味しさ、夫婦円満の秘訣、フレンチブルドックの可愛さ、新人さんのやる気を引き出す指導法など患者さんの彩りある人生があふれるお話もたくさんあります。

 

そのような関わりの中で患者さんから、当たり前の日々を感謝すること、人生を楽しむこと、人を大切にすることそして、人生は限りある時間であることを教わります。また、与えられた人生を自分らしく生き抜くこととはどういうことなのかを学ばせてもらっています。医療・看護は決して一方向に提供しているものではありません。

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                 ~かわいい患者さんからの贈り物です~


先日、ある患者さんから頂いた言葉です。

「植松さん、わしは勘違いしとったわ、ごめんな。緩和ケアチームが来た時に葬儀屋さんチームが来てしまったと思ってた。でも何回も会ってるうちに、わしのことを考えて生きる力になってくれる人たちなんやと分かった。今は本当に心強く思って感謝しとる。わしのように緩和ケアを勘違いしとる人はたくさんおると思う。みんな受けられたらええのになと思う。こつこつと頑張って緩和ケアってええもんよと広げていってな」

 

緩和ケア認定看護師として活動する上で何より嬉しくありがたい言葉の贈り物でした。

今後も、出会えた患者さんとご家族の方々との一場面一場面を大切に丁寧に重ねるとともに、一人でも多くの患者さんへ緩和ケアが届くよう、仲間と共に普及に努めていきたいと思っています。

こどものみ・か・た

2019年10月 3日

こんにちは。

小児救急看護認定看護師の四宮です。

私が小児看護に興味を持ったきっかけは学生の時の実習でした。

担当のAちゃんが手術を受ける前に、Aちゃんとお母さんと一緒にキワニスドールというAちゃんの分身のような人形を作り、その人形を使って手術について説明しました。

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点滴や手術の流れなど、人形で一緒に遊びながらAちゃんが頑張れるお手伝いをさせてもらえ、看護の力について学ぶことができたと思います。

卒業後、その小児病棟で働いたあと、様々な疾患や急変時に対応できるようになりたいと考え、救命救急センターへ異動しました。

救命救急センターで小児看護について周りの方から様々なことを聞かれたのですが、それに答えられるだけの知識も経験も自分に足りないと実感しました。

もっと小児看護や救急について学びたいと思い、小児救急看護認定看護師を目指すことにしました。

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今は小児救急看護認定看護師として、日々の看護や院内外の研修、看護研究に取り組んでいます。子どもの見方・看方・診方を学び、伝えることで子どもの味方が増えるよう願っています。

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『自分の糧』

2019年10月 1日

皆さん、こんにちは。

感染管理認定看護師の間嶋です。私は、平成27年度より感染制御部感染対策室で専従看護師として勤務しています。

感染管理認定看護師の任務は、病院に関わるすべてのヒトを感染から守ることにあります。

他の認定看護師とは異なり、患者さんと直接関わる機会はほとんどなく、多職種と協働して、感染を制御するためのシステムを構築することがメインとなります。組織横断的な活動が求められるため、思うようにいかないこともたくさんあり、今までも多くの壁にぶち当たって来ました。しかし、その壁を乗り越えた時の達成感や、院内における感染対策の質が少しずつ向上していくことへのやりがいが、今の自分の糧となっています。

 

皆さんは抗菌薬について、学ばれる機会はありますか?

近年、薬剤耐性菌が問題となっていることから、抗菌薬を適正に使用しよう!という活動が、どの施設でも行われるようになってきています。

患者さんに抗菌薬を処方するのは医師ですが、それを投与するのは看護師です。患者さんの近くで長い時間ケアにあたる看護師は、抗菌薬について正しい知識を獲得し、患者さんの状態を適切にアセスメントする能力が求められます。

当院では、毎年、感染管理エキスパート研修を4回コースで開催していますが、昨年から、抗菌薬適正使用について知識を深めるよう!ということで、抗菌薬についても研修を行っています。

先月、香川県立中央病院の横田恭子先生を講師にお迎えして、「抗菌薬適正使用 基本の"き"」というテーマで、ご講演いただきました。

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さて、皆さんは、旅行はお好きですか?

私は、自分のご褒美によく旅に出ます。飛行機に乗るとワクワクしますよね。

7月に乗った飛行機で、こんな風景に出会いました。飛行機から見る"虹"。何かいいことがありそうだな、という幸せな気持ちになりました。

日々の忙しい毎日から解放され、幸せを感じられる旅を続けていきたいと思います。

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「We can do it !」

2019年9月30日

こんにちは、新生児集中ケア認定看護師の西条です。

 

私は、認定看護師を取得し10年目になります。今年2回目の更新が終了しました。(結果はまだですが・・・)日々コツコツまとめておけばと後悔しました。

 

私は、小児看護に興味があり、小児病棟に就職しました。小さな体で病気と闘いながら、勉強も遊びも一生懸命している姿に新人時代は支えられました。看護師6年目にNICUへ異動となり、小児看護とは全く違う新生児看護に携わることになりました。コミュニケーションが取れない新生児看護の難しさを知りました。泣くことしかできない、泣くこともできない、でも一生懸命小さな体で訴えている。自分に何が出来るのか、どうすれば新生児にとって優しい看護が出来るのか、家族を支えることが出来るのか、専門的に学びたいと思い認定看護師を目指しました。約7か月間一緒に学んだ同期とは、今も会えば新生児看護について厚く語り合っています。困ったことがあればメールで相談したりして、他の施設での取り組みなども参考にしています。ちなみに、教育期間中の合言葉は「We can do it !」です。時代が古いですね()]

                                       同期と卒業記念に作った記念品

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新生児医療は日々進歩しています。また、社会的にも家族の在り方が変わってきています。新生児とその家族の為に何が出来るのか考え続けて行こうと思います。

学び続ける姿勢

2019年9月 9日

救急看護認定看護師の秋山です。

 

私は、手術部・集中治療室で勤務した後に救命救急センターICUに異動し、救急看護認定看護師の研修を受講しました。受講しようと考えたきっかけは「これから看護師を続けていくなら、何か得意分野と言えるものを持っていないといけないな」くらいのものだったのですが、6か月かけて救急看護を学ぶうちに、それまで感じたことのなかった「知ることの楽しさ」を得ることができました。

自分の興味があることや知らなかったことに関しての学びが、自身の充足感につながることに気づくきっかけが、認定看護師養成課程でした。

 

そして2年前には、特定行為研修を修了することができました。特定行為研修の研修学校では、全国から集まった集中ケア認定看護師や救急看護認定看護師の仲間と、看護について多くのことを語り合いました。また、普段接する機会の少ない訪問看護認定看護師や、緩和ケア認定看護師の受講生と話をすることで、救急医療の場で考えなければならない高齢者ケアや、緩和ケアに関しても多くの知識を得ることができました。

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これからも、学び続ける姿勢を大切にしながら、救急看護に携わっていきたいと考えています。

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