Wind of olive(オリーブの風)

2021年5月11日
みなさん、こんにちは。
私は南病棟7階に勤務している5年目の看護師です。
南病棟7階は、血液内科、膠原病・リウマチ内科、内分泌代謝内科の病棟です。中には慢性疾患であるため、入退院を繰り返される患者さんもいらっしゃいます。病気と付き合っていくことが必要な患者さんにとって精神的なサポートが重要になります。辛い場面に遭遇することもありますが、辛い治療に耐え、無事自宅に退院される患者さんを見るととても嬉しくなります。大変な職業ではありますが日々やりがいを感じています。
私は今年度プリセプターをさせて頂いています。今年度は4名の看護師さんが南7階に来てくださいました。プリセプターをさせて頂き、先輩方に教えていただくことばかりだった頃から、教える立場になり、先輩のすごさを毎日身にしみて感じています。まだまだ先輩に習うことばかりですが一年生と一緒に成長していきたいと思っています。
また、私には同じ部署の同期が3人います。入職当初は私が香川大学を卒業していないこともあり、知らない同期ばかりで不安な面も多かったですが、今ではなくてはならない存在です。1年生のころから励まし合い、たまには愚痴をこぼしながら5年目を迎えました。5年目になり、プリセプターを3人でさせて頂いている今年度は、同期の大切さを改めて感じています。
南病棟7階でみなさんと働く日が来ることを心からお待ちしています。
2021年4月17日
COVID-19の影響で大変な卒業年度を過ごしてきた新採用者を迎えました。2020年7月31日
香川大学医学部附属病院 看護部ではKNADS(看護実践能力開発システム)に沿って研修計画を立てています。
GradeⅠ~GradeⅤまでの各レベル毎の年間計画の他に、プリセプター研修や看護補助者研修、管理者研修など役割毎の研修、認定・専門看護師によるエキスパート研修など充実した内容となっています。
しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で新採用者研修からeラーニングや課題学習に代替するなど計画変更を余儀なくされてきました。
感染予防のため集合研修は3密を避ける必要があり、3か月は中止・延期の措置を取ってきました。
日程調整や会場確保などが整い、7月22日より感染対策を行いながらリモート研修に変更して再開しています。
例年と違う形態に準備や打ち合わせに時間がかかりましたが、受講生も抵抗なく受け入れられていたようです。
2020年7月21日
こんにちは。
私たちは総合地域医療連携センターの看護師です。
総合地域医療連携センターってどんなところ?と思われている方も多いと思います。
名前の通り、地域と病院をあらゆる部分でつなぐ部署で、患者さんが安心して地域で
生活できるように支援することを目的にしています。
入院が決まった時から、入院中及び退院後の生活全体を視野にいれ多職種協同の
アプローチを開始します。
安心して退院できるように、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・地域の病院と連携を図り
支援体制を整えることもあります。
その他にも患者さんの抱える療養上の様々な問題に対する相談や支援を専従の看護師や
メディカルソーシャルワーカーや事務職員が医師等と連携を取りチームで対応しています。
私たちの部署が他の部署と大きく違うところは、院外の訪問看護ステーション・
訪問診療医・ケアマネージャー・社会福祉士・行政職員・保健師等と連携をとっていることです。
「顔のみえる関係」をモットーに、1年間に数回地域の方々をお招きし、研修会やグループワークを行い
関係づくりを心がけています。
今年の七夕飾りは、総合地域医療連携センター前の廊下に飾られ、皆様のおねがいがゆれています。
来年は、例年通りの飾り付けや七夕コンサートがおこなえますように。
2020年7月21日
今回は緩和ケアセンター看護師について紹介します。
緩和ケアセンターには、がん看護専門看護師、緩和ケア認定看護師、がん化学療法看護認定看護師がいます。主な役割と活動内容は、患者さんに最適ながん医療と適切な緩和ケアを提供するために、外来でのがんの告知時や、より深刻な病状の説明時に同席し患者さんが医師からの説明を正しく理解し、今後の治療や生き方についてよりよい選択と決定ができるための支援をしています。また、患者さんが安全に治療を受け、安心して自分らしい生活を送ることができるための相談やアドバイスを行っています。病棟では、患者さんの痛みや不安など苦痛の対応について、病棟スタッフから相談を受け、どのような看護が必要なのかを一緒に考え、ケアのアドバイスを行っています。また、つらさを抱える患者さんや家族には、ゆっくりと時間をとって話を聴かせてもらう時間を大切にしています。
患者さんや家族が抱える苦痛や問題は多岐にわたり、個別性も高く、どのようなサポートが患者さん家族にとっての最善に繋がるのか悩む場面もたくさんあります。
一方で、患者さんや家族の人生の大切な場面により深く関わらせて頂くことでの学びは多く、感謝の言葉を頂いたり、患者さんが自分らしくいきいきとした表情で過ごされている様子を見ることは看護師としてとてもやりがいや喜びを感じます。
誰かを支える人は誰かに支えられるべき人でもあり、また、誰かを支えることで自分が支えられていることもたくさんあります。これからも緩和ケアセンター看護師は、コミュニケーションと笑いとチームワークを大切に、一人でも多くの患者さん家族、またスタッフの力になれるよう努めていきたいと思います。
2020年7月20日
こんにちは (*^^)v
今回紹介させていただくのは放射線部・内視鏡診療部です。
「放射線部や内視鏡診療部ってレントゲンや内視鏡で検査するところでしょ」って思ってませんか? 検査だけじゃぁありませんよ。病気を治すための治療も行っています。
放射線部は一般X線撮影・CT検査・MR検査・X線TV検査・核医学(PET・SPECT)検査・血管撮影検査・放射線治療の8つの部門があります。院内でも一番占有面積が広く、配属間もないころには迷うこともしばしば・・・。
内視鏡診療部はX線TV室と隣接した位置にあり、秘密の扉(笑)でつながっています。
世の中が高齢化するとともに、病院を訪れる患者さんも高齢化しています。90歳、100歳になっても手術を受けられる方も増えてきました。でも、ベッドで過ごす時間が増えると筋力の低下や認知機能の低下を招くことも少なくありません。そうならないよう、できるだけ侵襲が少なく、早く自宅に帰れるようにと内視鏡を使っての消化管の治療、カテーテルを使っての血管内治療などが多く行われています。場所は違えど手術に準ずることが行われています。
健康に不安があり、検査や治療のために来院される患者さんの"検査や治療中に状態の急変があるかもしれない"というリスクに備え、看護師、医師、診療放射線技師、検査補助員、事務員、看護補助者、臨床工学士など多職種が参加した、急変時対応シミュレーションを行っています。その様子は真剣そのもので、年々個々のスキルもアップしています。
放射線部・内視鏡診療部は、日によって診療科の医師が変わりますが、総勢100名前後のスタッフが働いており、各部門でそれぞれの役割を発揮しています。
私たち看護師は患者さんの安全・安楽に配慮しながら、日々、最善の看護を提供しています。
基本、月~金曜日が日勤、土日休日が休みの勤務のため、休日には家族で旅行を楽しむスタッフも多くいます。また、学会に参加するスタッフも多く、休み明けの休憩室には全国のおいしいものが届きます。ですが今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、外出の自粛、学会のWeb開催などで休憩室がちょっと寂しいのが残念です(涙)。
感染対策も夏の暑さも厳しくなりますが、多職種とのチームワークで頑張りましょう!
2020年6月25日
皆さん、こんにちは。私はがん専門相談員として、国立がん研究センターの教育、研修プログラムを終了し2年目になりました。がん相談支援センターへ異動して感じたのは、今のがん医療はめまぐるしく変化していることです。
今回は、がん相談支援センターの紹介をさせて頂きます。
まず、がん相談支援センターがどこにあるかご存じですか? 外来診療棟1階の総合地域医療連携センターの向いにあります。
がん相談支援センターは、がんに関して相談者が抱えている様々な悩みや不安が少しでも軽減されるように、専門の相談員が相談者の心を支え、相談者に合った情報を提供し、相談者と一緒に考える場です。
看護師3名、医療ソーシャルワーカー1名、事務員1名で構成しています。相談の内容により臨床心理士や管理栄養士、薬剤師など様々な医療従事者の協力を得て相談対応を行っています。
私は相談者さんの話をよく聴き、一緒に相談内容を整理しながら、その人らしい生活や治療選択ができるよう相談対応を心がけています。個々に合った相談対応ができるよう日々研鑽していきたいと思います。
また、患者活動の支援として「がん患者サロン」「がんカフェおりーぶ」を隔月で開催しています。サロンは、最新のがん治療などのセミナーと患者さん同士の語らいの場(ミーティング)です。がんカフェ「おりーぶ」は、がん患者さんやご家族がお茶を飲みながら安らぐ場所です。昨年度は臨床栄養部の協力を頂き、夏はかき氷、冬はぜんざいを提供しました。現在は新型コロナ感染対策のため開催を中止していますが、再開できる日を心待ちにしています。
医療関係者からの相談、患者さんの紹介も受けています。
どうぞお気軽にご連絡ください。
写真は昨年度行ったサロンの風景と夏のカフェで提供したかき氷です。
最後に私の趣味は写真を撮ることです。最近の1枚を紹介します。お花の名前はニゲラです。
2020年6月18日
こんにちは。私は西病棟2階の4年目助産師です。
当院は総合周産期母子医療センターであり,ハイリスクの妊産褥婦を受け入れています。また年間の分娩件数が約700件あり,正常分娩もたくさんあります。私は助産師として,まずはハイリスクにも対応できる知識・技術を身に着けたいと思い,当院に就職しました。4年目になりますが,概ね思っていた通りの経験ができていると思います。
また大学病院は教育体制が充実していると思います。特に1年目は基本的な看護技術からストレスマネジメントまで多岐にわたった研修を受講することができました。1~2か月に1回の全体研修で,他部署に配属された同期とも会えるのでよい気分転換にもなっていました。また部署でもプリセプターをはじめとする先輩方が優しく,時には厳しく,熱心に指導してくださいます。夜勤開始時なども習熟度に合わせて先輩がフォローしてくれるので安心感がありました。
私が所属する西病棟2階では主に周産期科の妊産褥婦,新生児のケアを行っています。妊婦健診での保健指導,分娩介助,乳房ケア,新生児看護など助産師の活躍できる場がたくさんあります。4年目になりますが,日々先輩から,時には後輩から学ぶことばかりです。分娩やハイリスク患者さんの対応など,緊張感がある場面も多いですが,その分成長できる職場だと思っています。
2020年6月17日
こんにちは!手術室で勤務している10年目の看護師です。
みなさん手術室の看護師は手術中しか働いていないと思っていませんか?
私たち手術室看護師は手術中の看護だけでなく、手術の前日に術前訪問に伺い、患者さんとお話しすることで患者さんの状態を知り安心して手術を受けることが出来るように支援しています。
手術中器械出し看護師は安全で円滑な手術を行うために執刀する医師の介助を行い、外回り看護師は手術全体を把握し、スムーズに手術が行えるようコーディネートしています。
術後は麻酔科医師と共に病棟を訪問したり、回復室で術後の観察を行ったりしています。
当院の昨年の手術件数は6000件を超えています。毎日様々な診療科の手術を行っており、診療科医師だけでなく、麻酔科医師、臨床工学技士とともに連携して、患者様が安全安楽に手術を行えるように努めています。様々な疾患の手術があり、患者さん一人ひとり既往も違うため、勉強することは多いですが、やりがいがあります。
10年目看護師として指導する立場となり、後輩とともに手術について術前から勉強し、手術終了後には一緒に振り返りを行います。指導することは責任もあり、難しさもありますが、後輩が少しずつできることが増えていくことに喜びを感じています。
現在手術室看護師は男性看護師12名を含む総勢45名と大所帯ですがチームワークは抜群です。夜勤もありますが、基本的にカレンダー通りの勤務となるため土日の休みには家族や職場の仲間とキャンプやBBQ、好きなアーティストのLIVEに行ってリフレッシュしています。男女、家族がいる方、問わず働きやすい環境となっています。
2020年6月16日
NICU(新生児集中ケア)は何らかの理由で生命危機にある赤ちゃんが入院している病棟です。私たちは小さく生まれた赤ちゃんや、病気を持った赤ちゃんの命を守りご家族と一緒に成長を見守るケアを行っています。誕生時入院の可能性のあるケースの場合は事前に妊婦訪問を行いご家族との関係性を創るところから始めます。
当病棟は、看護経験の長短を問わず配属時には皆初心に戻れる専門性の高い部署です。
ケアに当たる誰でもが確かな知識・技術を習得できるよう現場でのOJT教育に力を入れ認定看護師による演習を行っています。
お互いが協力し合うパートナーシップで安全にケアを行いつつ新しい知識・技術を共有できるように取り組んでいます。
仕事をしながら命の奇跡と成長の喜びを感じられることに感謝しています。
GCU(新生児回復室)はNICUでの集中治療を終えた赤ちゃんが入院している病棟です。退院に向けてご家族の不安を軽減できるようにファミリーセンタードケアの理念に基づいてご家族と一緒に提供するケアを心がけています。
また、小児科病棟や外来などの関連部署と提携し転棟後訪問や退院後面談、電話訪問など退院後のフォローアップを実施しています。
日々のケアはパートナーマインドを持ち24時間パートナー体制でケアをしています。