Wind of olive(オリーブの風)

2019年6月10日
がん看護専門看護師の重田宏恵です。
私は中学生の時に「手」に職が欲しいと閃き、迷いなく看護師の道を選びました。
様々な経験を重ねながら、患者さんの近くで直接的な看護を実践し続けたいという思いを膨らませ、がん看護専門看護師の取得を決意しました。
大学院生活は目から鱗の連続で、大嫌いな英語と向き合う辛い日々でしたが、苦労を共にした修士仲間は私にとってかけがえのない財産となり、今でも心の拠り所になっています。
先日、名古屋で開催された日本CNS看護学会に参加してきました。
学会は最新の知見や動向を把握するだけでなく、各都市の美味しい食事を楽しむことができます。
名古屋といえば「ひつまぶし」。
身はふわふわ、皮はカリっと香ばしく、至福のひと時を過ごしました。
日々壁にぶつかったり、悩むこともありますが、私のモットーである「笑いと癒し」を大切に、自分らしく1歩ずつ前進していきたいと思っています。
2019年6月 1日
こんにちは。
香川大学医学部付属病院 がん看護専門看護師の三木晃子です。
私は、がん相談支援センターで働いています。
がん相談支援センターでは、国立がん研究センターの教育・研修プログラムを修了したがん専門相談員が対応にあたっています。
当院では、看護師、医療ソーシャルワーカー、事務員が相談窓口にいます。
内容によって臨床心理士や管理栄養士、薬剤師とさまざまな医療従事者の協力を得て相談に応じています。
私は、相談対応で「人は誰一人として同じじゃない」ことを学びました。
全く同じものを見て、同じことを聞いても、そこから起こる感情や受け止め方は、それぞれ異なります。
その人らしさを大切に...難しいことなのですが、患者さんやご家族が生活と治療・療養と折り合いをつけていくお手伝いを行っています。
最後に、私の日常から。
朝から天気がよく雲ひとつない青空、4月の土曜日。
三豊総合病院の研修会に参加予定だったので、早めに出発し、三豊市を満喫しました。
日本のウユニ塩湖ともいわれる、父母ヶ浜。
きれいな砂浜で、爽やかな風に吹かれながら、ふわふわかき氷を食べました。
残念ながら、父母ヶ浜の幻想的な写真は撮れませんでしたが、充分満足できました。
患者さんから教えてもらった言葉、「ゆるぎ
たるぎ」
これは香川県の方言で、ゆったりとした、満ち足りた様子をいい、臨機応変とか、融通し合うことをしめすようです。この言葉は、私のモットーです。
ついついばたばたと忙しくしてしまいがちですが、いつでも気楽に声をかけてもらえるように。
忙しい時こそ、つねにゆったりした気持ちをもっていようと思っています。
2019年5月26日
認知症看護認定看護師の森郁代です。私はもともと老年看護に関心があり、介護保健施設やデイケアでの経験を経て、病院での認知症看護に取り組みたいと思い認定看護師をめざしました。子供が中学2年生のタイミングで、兵庫県看護協会に約7カ月間長期研修に行かせていただきました。認定看護師教育課程の研修期間は大変なこともありましたが、熱く語り合ったり、ともに悩んだりと同じ目的をもち、認知症看護への熱意を持ったたくさんの仲間ができました。年齢はさまざまですが、今でも相談したり、励ましあったり、研修や学会などでネットワークをつないでいます。
このブログを読んでくださる皆さんの中で、認知症看護への熱意を持った仲間が増えることを願っています。
私のリフレッシュ方法は、のんびりした旅行と娘と行くライブです。先日家族で行った直島の日帰り旅行とライブに持っていくペンライトたちの写真です。わかる人には分かるペンライトですね。
2019年5月21日
こんにちは
手術看護認定看護師の松尾です。
皆さんは手術室看護師って具体的に何をしているのだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
手術室看護師といえば、『手術の介助』というイメージが強いのではと思います。
しかし近年は、周術期看護へと手術室看護師の役割が拡大されてきています。
という訳で、『手術の介助』それだけではありません。
術中はもちろん、患者さんが入院する前の術前外来から術後まで関わっています。
術前外来では問診をとり、全身状態の評価を麻酔科医師と共に行います。
最近、その術前外来である患者さんと出会いました。
その時のお話をしたいと思います。
その方は手術をうける予定ですが、原因不明の皮膚疾患を持っており
ステロイド剤・免疫抑制剤を服用しておられました。副作用のためか脱毛もあり、皮膚も弱く
その事を気にされている様子でした。いつものように問診を取り終え、最後に聞いておきたいことはないか質問したところ、ポツリポツリと話し始めてくれました。
掛り付けの皮膚科医師から「手術をうけるには危険性が高い」と説明を受け手術をすることが怖い、でも、主治医の先生からいろいろと説明をしてもらったので、大丈夫とは思うけれどやっぱり怖いと話しはじめてくれたのです。
私は、患者さんの訴えにうなずき同意しながら、質問にはわかりやすい言葉で答え、少しでも不安が解消できればと考えていました。術前外来の診察が全て終わり、帰る間際に患者さんから
「いろいろ丁寧に聞いてもらったので落ち着きました。ありがとう。」
と声をかけていただきました。
患者さんの思いを感じとり、患者さんの思いに寄り添った対応をすることで、こちらの気持ちも受け取っていただけ、安心感を与えられるのだと改めて感じた出来事でした。
手術室看護師は患者さんと直接関れる時間はごくわずかですが、このように短い時間の中で深い関わりを持つこともでき、手術室の中を知っているからこそ手術を受ける患者さんに伝えられるものがあると思っています。そして、当院で手術を受ける全ての患者さんが、この病院で手術をうけて良かったと言ってもらえるような手術室にしていきたい、そうすることが手術看護認定看護師としての私の役割であり目標としているところです。
2019年5月14日
2019年4月25日
病院再開発が終了し、玄関ホール、正面玄関、ロータリーが新しくなりました。
中庭と池が広々したオープンスペースに姿を変え以前とはずいぶん趣が変わりました。
令和元年 香川大学医学部付属病院も新たなスタートです。
2016年3月15日
はじめまして。摂食・嚥下障害は「口から食べること」にまつわる、私たちにとって身近な問題です。
2016年2月23日
昨秋から始まったリレーブログ、記念すべき第10回となりました!
これからも引き続き 専門看護師、認定看護師、総勢29名がリレー形式でお送りします。
今回の担当は・・・
がん化学療法看護認定看護師の雑賀です。
私は外来化学療法室に勤務しています。
がん患者様が、安心して治療に臨んでいただけるようサポートしています。
今回は趣味の1つである、癒しの旅をレポートしたいと思います。
①山口県の川棚のクスノキです。推定樹齢1000年を超える名木です。力強さを感じました。
②「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の角島大橋です。美しく輝くエメラルドグリーンの海、キラキラして心の洗濯になりました。
次回は摂食・嚥下障害看護認定看護師の河野さんです。お楽しみに...。
2016年2月 9日
はじめまして。
がん専門看護師の三木です。
私は、がん相談支援センターに勤務しています。
先日、放射線治療の研修会で「放射線治療のがん相談」のお話をさせて頂く機会がありました。「何がわからないのかわからず」不安な方、「納得ができるように」情報を調べておきたい方、がん罹患はしていないけど情報を知っておきたい方など、さまざまな想いをもつ患者さんやご家族への対応を少し紹介しました。放射線治療医や技師さんからも放射線治療の最新情報が聴け、とても勉強になりました。
(写真・スライドは研修会の一部です)
2月はがん看護学会、3月には院内で緩和ケア学習会が予定されています。
興味のある方、ぜひご参加ください。
次回、がん化学療法看護認定看護師の雑賀さんです。お楽しみに。
2016年1月26日
緩和ケア認定看護師の谷本です。
私の所属する病棟には頭頚部領域疾患の患者さんがいらっしゃいます。患者さんの多くは、病気や治療により機能障害や喪失、外見の変化などで身体的、精神的、社会的苦痛を抱えています。診療科・放射線科・腫瘍内科医、病棟薬剤師、看護師との腫瘍カンファレンスを行っています。また、日々の患者カンファレンスを行い、様々な苦痛を抱えた患者さんがその人らしく生き、その人らしい最期が迎えられるような看護を目指しています。患者さんや家族と共に泣き、笑い、悩みながら一緒に歩んでいきたいと思っています。
次回はがん看護専門看護師の三木晃子さんです。