Wind of olive(オリーブの風)

2020年6月 4日
こんにちは。東病棟3階3年目看護師です。私たちは、日々励まし合いながら3年目を迎えることができました。
また東病棟3階ではWOC認定看護師が2名所属していることも強みであり、専門知識を取り入れながら日々の看護を行うことができています。また、透析室と一体化したことで、維持透析を行っていく患者さんに実施している指導内容などに興味を持ち、スタッフ全員で病棟、透析室と双方で共通の指導を行っていけるよう日々情報共有をし、維持透析先でも活きる看護ができるよう努めています。ユニット化となり、スタッフ数も増えたことで和気あいあいとし、更に活気づいた魅力のある職場です。そんな東病棟3階を今後とも宜しくお願い致します。
最後になりますが、私たち同期4人は、プライベートでもわいわいとはしゃいだり、息抜きをしながら、これからも自分たちを高め合っていきたいと思います。
2020年6月 3日
こんにちは!整形外科病棟2年目看護師です。
あっという間に一年が経ち、仕事にも慣れてきて毎日慌ただしくも充実した日々を送っています。
この一年は本当に学ぶことが多く、学生の頃の授業や研修での勉強と、実際に現場で患者さんに関わり行う看護との違いや難しさを感じることも多くありました。
入職した頃は右も左もわからずできない自分に落ち込むこともありましたが、気の合う同期や優しい先輩方に支えられ一つずつ自立してできることを増やしていくことができました。看護体制はPNSをとっており、自分一人で抱え込まずにいつでも相談できるパートナーがいるという点では環境に恵まれているなあと感じます。
整形外科ではクリニカルパスに沿って治療が進んでいくことが多いのですが、仕事に慣れてきた反面、ルーティン化してしまうのではなく一つ一つの技術や知識に根拠を持って行うことが大切だと感じています。
また、整形外科といっても入院される患者さんには循環器系や呼吸器系などほかにも既往歴を持っている方もいらっしゃるので、幅広い知識が必要になります。
そのため、普段何気なく行っている行為や技術を振り返り「なぜそうなのか?」と根拠を考えながら行ったり、常に新たな知識を身につけるように心がけています。
また、積極的にコミュニケーションをとることで患者さんの思いやこれまでの生活のことなどをお聞きし、日々の看護や退院支援に繋げていくことができたらいいなと思っています。
【注射の確認】
2年目としては、プライマリー患者を持ち始めてまだ数人なので、しっかりとコミュニケーションを図って自分が一番理解すること、そして患者さんの意思に沿った治療や今後の生活が送れるよう支援していくことを目標にしています。
春からは新たに後輩が入ってきたので、気を引き締め先輩としての自覚を持って学ぶ姿勢を忘れず頑張ります!
2020年6月 2日
こんにちは。今回は、外来・検査部の看護についてご紹介したいと思います。
実習で病棟には行くけれど、外来ってあんまり馴染みが無いな。外来での看護って何をしているの?そんな風に感じる人も多いのではないでしょうか。
内科、脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、眼科、歯・顎・口腔外科耳鼻咽喉科、小児科、小児外科、泌尿器科、外科、周産期女性診療科、精神科、麻酔・ペインクリニック科、採血室。内科と外科は、さらに各科に細分化されます。これらの科に、38名の看護師がローテーションを組みながら対応しています。糖尿病療養指導士をはじめ、禁煙指導、HIV、腹膜透析、人工心臓、移植看護など、多岐にわたる高い専門性を持っています。患者さんが、安全に治療や検査を受けられるように、病棟や他職種と連携を図りながら日々の看護に努めています。
【患者さんに説明中】
私は、入職時から7年間病棟看護を経験し、産休から1年半の育休取得の後、昨年5月に外来・検査部に配属となりました。私が実感した病棟と外来の違いは、患者さんが生活の場に帰って行く、ということです。入院中であれば実際に目で見て確かめ、24時間継続して看護を提供することができます。しかし、外来で患者さんと関わることが出来るのは、僅かな時間に限られます。侵襲のある処置をした後、抗癌剤の有害事象が出現している時、悪いニュースを聞いた時・・・あらゆる重たい荷物を持って帰らなければならない患者さんがいます。荷物を出来るだけ軽くして、持ちやすくして帰ってもらいたい。患者さんに指導したり、お話を聞きながら、そんな風に考えるようになりました。
さて、まだまだ制限がある日常が続きますね。私は自宅での時間が増えたので、今までやりたいと思っていたけど二の足を踏んでいた子どもと一緒にクッキー作りをしてみました。制限があるからこそ出来ることもありますね。皆さんの日常にも、ささやかな楽しみが沢山見つかりますように。
2020年6月 1日
みなさん、こんにちは。東病棟1階の13年目看護師です。
東病棟1階は腫瘍内科と外来化学療法室で構成されており、主にがん患者さんと接することが多い病棟です。外来化学療法室は20床のワンフロアで認定看護師1名を含む常時6~7名の看護師が抗がん剤や生物学的製剤を用いた治療を実施しています。患者さんが社会生活を送りながらも安心かつ快適に治療を受けていただけるように初回治療時にはオリエンテーションを行い、自宅に帰ってからのセルフケア、副作用の対処方法について説明し、自宅で不安がなく過ごせるように精神面のサポートも重点的に行っています。腫瘍内科にはこれまでに外来化学療法室で治療を行ってきた患者さんも多く入院されるため、信頼関係が構築された中で発症時から終末期まで患者さんと継続した関わりができることが特徴のひとつだと思います。
私は12年間、内分泌代謝・膠原病・血液の内科病棟で勤務をし、終末期の患者さんやその家族と接する機会がたくさんありました。家族の「もっとこうしてあげればよかった」という言葉を何度もお聞きし、そのたびに辛く感じていました。どう接すれば家族の心が少しでも軽くなるのだろうか、患者さんはもちろんのこと残されるであろう家族のケアがしたいと思うようになり、緩和病棟でもある東病棟1階への異動を希望し、この4月より当病棟に配属となりました。当病棟では緩和ケアチームが密に介入されており、疼痛コントロールのサポートや家族の精神的サポート、幼い子供の特徴や接し方、声掛けの方法など新しく知ることも多く、日々感銘を受けながら学ぶことが出来ています。
また、新人から6年目まで前病棟で一緒に働いていた親友同期と7年ぶりに一緒に働けることになり、懐かしい思い出話も交えながら、看護に対して真剣に意見交換し、新人の頃と比べたらお互い成長できたのかなと思いながら頑張っています。
さて、私の休日の過ごし方は何か趣味が欲しいと思い、30歳目前で始めた「ドラム」です。
始めは手足バラバラに動かすことが難しく、大変でしたが、日々楽しんで練習しています。
(現在はこのご時世のため自粛中です。)
バンド仲間の先輩看護師とも「いつか患者さんのコンサートでご披露できたらいいね」と話していますのでこちらも頑張りたいと思います。
当病棟は昨年4月に設立したばかりの新しい病棟なので、一緒に病棟を盛り上げてくれる方、がん患者さんに寄り添いたい、心のケアをしたいと思って下さる方、お待ちしております。
2020年5月29日
脳神経外科・脳神経内科の病棟と聞いて、皆さん、どんな病棟をイメージしますか?
急性期から慢性期に至る病期の中で、患者さん・ご家族に寄り添う看護師の役割は非常に重要で、やりがいをもって日々の看護を行っています。動かなかった手でスプーンが持てたときの喜び、再び立つことができたときの感動、汗を流しながらシャワー浴介助をして患者さんが笑顔になったとき、人生の最後をその人らしく送るサポートができたとき。。。日々さまざまなドラマが生まれます。
持ち前の笑顔で患者さんをホッとさせるNs、患者さんにそっと寄り添えるNs、子育てをしながら頑張っているNs、高齢者に人気があるNsなど南病棟4階には個性あふれる看護スタッフがいます。
その中で、今年2年目になる看護師3人を紹介したいと思います。
患者さんと一緒に見た初日の出
私たちは南病棟4階、脳神経外科内科に所属している2年目看護師です。この病棟は脳神経疾患により意識レベルや認知機能が低下している患者さんや麻痺によりADLが低下している患者さんが多く入院されています。治療は、手術や放射線治療、化学療法や薬物療法が主に行われています。その他にも病棟レクリエーションとして塗り絵や折り紙などを行い、入院生活が楽しく過ごせるよう工夫しながら患者さんと関わっています。
2年目になり、重症患者さんの受け持ちを任されることが増えました。責任も増えてきますが、先輩方から成長を褒められた際にはとても嬉しく感じます。治療や検査などで忙しい毎日ですが、先輩方からのご指導の下、仕事に日々励んでいます。和気あいあいとしており、やりがいを感じながら楽しく働いています。
さて、ステイホームが続いていますが、どうお過ごしでしょうか。私たちは、休日に映画鑑賞をしています。コメディや感動系など幅広く見ていて、自宅でいても泣いたり笑ったりと気分転換になるのでおすすめです。リフレッシュの時間を大切に、日々頑張りましょう。
2年目看護師です
2020年5月21日
株式会社ONDOの谷先生よりマスクをご寄贈いただきました。2020年2月 4日
今年度3回目のがんカフェおりーぶは、1月17日に開催しました。今回のカフェでは、鏡開きにちなみ「みんなで一緒にぜんざいを」ということで、臨床栄養部さんにご協力いただき、ぜんざいを50杯用意しました。待ち時間に「あなたはつぶあん派?こしあん派?」のアンケートも行いました。とても楽しい時間を過ごせたと参加された皆さんに好評でした。がんカフェおりーぶへの患者さんの参加がこれまでになく最多となりました。
患者図書室での患者さん同士のお話し会も大勢参加され、スタッフにとっても嬉しいカフェとなりました。参加、協力くださった皆さまありがとうございました。
がん相談支援センター
2020年1月 9日
こんにちは。
感染管理認定看護師の田中です。
私は、先輩の感染管理認定看護師に勧められ、「これはチャンス」と思い、認定看護師を目指しました。
今から11年前、約6ヶ月病院を離れ日本看護協会神戸研修センターで勉強した日々は、厳しく辛い時もありましたが、とても充実感がありました。最新の知見を学習する喜びもありました。
そして、感染管理認定看護師取得後は6年間専従として、「病院に関わるすべてのヒトを感染から守る」を責務として、組織横断的に活動させていただきました。今は、後輩の認定看護師を支援しています。
私のモットーは、「勧められたら、断らない。チャンスは日常に転がっている。見逃してはならない。」です。勧められたら、先ずはやってみる。なった以上、そこでベストを尽くす。そんなふうにして人間は「天職」を自作してゆくものではないかと思います。卒業して社会人になったら、仕事を覚えたら、学ぶことは終わってしまうわけではありません。学びはエンドレスです。
先日、徳島県の国見山に行きました。青空に霧氷、癒されました。
2019年12月16日
みなさん、こんにちは! 糖尿病看護認定看護師の喜田です。
私は南病棟7階で勤務しております。
糖尿病の治療は、内服薬やインスリン注射などの薬、食事、運動療法といった『自己管理』が治療の柱になります。糖尿病の教育スケジュールに基づきながら一般的な学習支援も行っていますが、その人なりの生活パターンがあり、価値観、困っていることや心配なこと、病態など、人それぞれです。そのため、まず患者様と私たち医療スタッフが、お互いを理解し一緒に話し合いながら、日常生活に糖尿病の治療を取り入れられ、その人らしく生活が続けられるような支援を目指しております。
また、大学病院での糖尿病の患者様は、地域の病院の先生方が「大学病院で調べたほうがいい」と紹介された精密検査入院、糖尿病の子供や妊婦さん、手術やがんの治療に伴う血糖コントロール、急激に高血糖や低血糖が起こった、糖尿病の重症な多重の合併症、ほか、糖尿病を持ちながらも様々な病気や不安を抱え入院されています。これらの不安や困りごと、糖尿病という重い荷物を、少しでも軽くすることができたらと思っております。
さて、私の楽しみをご紹介したいと思います。ずばり旅行です。
「ここは行ったほうがいいよ~」「行ってみて良かったよ~」と、患者様に教えていただいたところは特に!話を聞いているうちにワクワクしますよね→行きたくなりますよね→行くでしょう!「パリには人生1回は行くべきやで、喜田さん」と...、行ってきましたよ。
「沖縄の離島めぐりして良かったよ~、喜田さんも時間できたら行っておいで」と...、時間作って行ってきましたとも(写真2石垣島を拠点にして離島めぐり)。
糖尿病は、自己管理に向けての指導が必要となりますが、時には息抜きもしながら楽しい話もいたしましょう。これからもよろしくお願いいたします。
2019年11月27日
こんにちは、緩和ケア認定看護師の池田です。
私が資格習得を目指すきっかけの1つは、ホスピスチャプレン沼野尚美先生との出合いです。「人生の始めと終わり-誕生と死-には、特別な人の助けが必要、人の旅立ちを援助する人も必要。その人がその人らしく生ききるのを援助する努力をしています。」という先生の言葉は私の心に深く残りました。当時は医療用麻薬が今ほど普及していなくて、痛みから解放されることなく最期を迎える方も少なくなかった頃でした。
年月を経て、私は3年前から周産期科女性診療科病棟で勤務しています。新しい命が無事に生まれてくるように、最期までその人がその人らしく生ききることができるように、スタッフ皆で考えながらケアに努めています。
苦しんでいる人のよき援助者となれるよう、その人に関心を持ち、日常のケアを通して患者と信頼関係を築きながら、ケアのなかで「その人が何を大切にしているのか」「一番の心配や不安、体以外の気がかりなこと」などを意識的に問いかけ話していただくことを日々心がけています。
また、援助者として在るためには、美しいものを見たり自然にふれたりと、自分をいたわる時間を作りだすことも大切だと思っています。写真は昨年、京都の高台寺で撮影したもので、今年も秋が深まる頃に紅葉狩りを計画しようと思っています。