2020年6月 2日
こんにちは。今回は、外来・検査部の看護についてご紹介したいと思います。
実習で病棟には行くけれど、外来ってあんまり馴染みが無いな。外来での看護って何をしているの?そんな風に感じる人も多いのではないでしょうか。
内科、脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、眼科、歯・顎・口腔外科耳鼻咽喉科、小児科、小児外科、泌尿器科、外科、周産期女性診療科、精神科、麻酔・ペインクリニック科、採血室。内科と外科は、さらに各科に細分化されます。これらの科に、38名の看護師がローテーションを組みながら対応しています。糖尿病療養指導士をはじめ、禁煙指導、HIV、腹膜透析、人工心臓、移植看護など、多岐にわたる高い専門性を持っています。患者さんが、安全に治療や検査を受けられるように、病棟や他職種と連携を図りながら日々の看護に努めています。
【患者さんに説明中】
私は、入職時から7年間病棟看護を経験し、産休から1年半の育休取得の後、昨年5月に外来・検査部に配属となりました。私が実感した病棟と外来の違いは、患者さんが生活の場に帰って行く、ということです。入院中であれば実際に目で見て確かめ、24時間継続して看護を提供することができます。しかし、外来で患者さんと関わることが出来るのは、僅かな時間に限られます。侵襲のある処置をした後、抗癌剤の有害事象が出現している時、悪いニュースを聞いた時・・・あらゆる重たい荷物を持って帰らなければならない患者さんがいます。荷物を出来るだけ軽くして、持ちやすくして帰ってもらいたい。患者さんに指導したり、お話を聞きながら、そんな風に考えるようになりました。
さて、まだまだ制限がある日常が続きますね。私は自宅での時間が増えたので、今までやりたいと思っていたけど二の足を踏んでいた子どもと一緒にクッキー作りをしてみました。制限があるからこそ出来ることもありますね。皆さんの日常にも、ささやかな楽しみが沢山見つかりますように。