先輩からのメッセージ

香川大学医学部附属病院看護部の9部署で働いている先輩看護師と管理職の先輩看護師、家庭と両立しながら働く先輩看護師から、これから職場を選ぶ方へのエールやメッセージを聞きました。

先輩からのメッセージ

3年目救命救急センターICU中村祐貴

先輩看護師のサポートや教育体制が充実すべての患者さんを受け持てるように日々経験を積んでいます。

1年目から救命救急センターICUを希望

高校3年生のときに人と関わる仕事をしたいと思い看護師を選びました。当院を選んだのは先輩看護師や知り合いの先生がいたことも理由ですが、総合病院であり重症の症例が集まると考えたからです。看護師を続けていく上で早いうちに経験できることはしておきたいと思いました。 ICUは自分から希望。当院では看護師1年目からICUに所属することができます。不安もあったのですが、教育制度もしっかりしているということを聞いて決めました。

患者さんからのシグナルを見落とさないように

仕事は患者さんのケアが中心。身体を拭いたり、口腔のケアをしたり、褥瘡ができていないかを観察します。また医師の指示を受けながら薬剤の注射、点滴の管理も行っています。
その間にも救急車で患者さんが搬送されてきます。患者さんが到着すると、看護師はすばやく役割分担をして、ベッドの準備や入院の手続き、薬の準備をします。
ICUに運ばれる患者さんは、意識がない状態で運ばれてくるケースが多く、モニターの数値や採血の結果などを見落とさないように気を張りつめています。

また、患者さんのご家族への配慮も看護師の役割です。ご家族も突然のことに動揺されています。廊下で長時間待っているご家族に声をかけたり、面会時には医療機器に囲まれた患者さんに驚かないよう状況説明も心がけています。
最初は話もできなかった患者さんが、徐々にご飯が食べられるようになって、リハビリをしている姿を見ると、本当によかったなぁと思います。

教育制度や勉強会など、いつでも学べる環境が整っています

当院では、キャリア発達を支援する独自の能力開発システムKNADS(ケーナッズ)があり、自分のレベルに応じて学ぶことができます。ICUの中でも看護実践能力により受け持つことができる症状の度合いが決まっていますが、3年目になり任せてもらえることも増えてきました。

看護体制はPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)なので、2人がペアとなり看護を行っています。
先輩が見守り気にかけてくれるので相談もしやすいです。

その他、病気に関する勉強会も開催されます。一般的に医師は消化器科や整形外科など分野が分かれますが、看護師は様々な部署に配属されるため、対応する病気も幅広くあります。医師から直接病気の特徴や使う薬を学べる勉強会は、その後の処置の早さにもつながっています。 また、当院には専門分野に特化した「専門・認定看護師」の資格を持つ看護師もおり、現場に即した看護方法について領域を越えて知識・技術を共有しています。

ICUですべての患者さんを受け持てるようになりたい

私はまだ、ICUに運ばれてくるすべての患者さんに対応することはできません。まずは勉強を重ね、すべての患者さんを受け持てるようになりたいです。尊敬する先輩看護師は、常にどっしりと構えていて、夜勤で一緒になったときにも「今日は何があっても大丈夫」と安心できる存在です。 いつかそんな看護師になれるように、これからもICUで経験を積んでいきたいと思います。

5年目NICU川勝弘明

男性看護師ならではの役割を実感 将来は看護管理者として若い看護師のサポートをしていきたい

子どもの看護ならではの難しさに向き合っています

小児科を経て、現在NICUで新生児の看護を担当しています。
看護師になることを決めたのは高校生の頃。それまでも医療に興味を持っていましたが、家族が病院にお世話になり、そばで回復していく様子をみて「やっぱり医療ってすごいな」と。また自分の人生の中で社会貢献を大切にしたいと考えていたことも理由です。

その頃から小児科を目指していました。子どもは成長とともに医師が予想もしないほどの回復を見せることがあります。一方で小児がんのように、これからの人生を病気と付き合っていかなくてはならないこともあります。そのような小児科ならではの難しさに向き合いたいと思いました。

NICUでは命の危険な状態にある生まれたての赤ちゃんの看護にあたっています。新生児は循環や呼吸を外の世界に適用させていくタイミング。時間がかかってしまうと、その後の発達に関わってくるので素早い対応が求められます。また、治療方針が確立していない部分もあり、臨床症状に合わせた判断が求められます。緊張感ある現場であり、そこがやりがいでもあります。

男性看護師の役割を実感しています

NICUにいる男性看護師は私1人ですが、実は小児科のときから男性看護師の役割を実感してきました。同じ科の看護師たちも、男性看護師が入ることによって病棟の雰囲気が和らいだと感じてくれているようです。
患者さんにとってもプラスにつながることを例にあげると、思春期の男性患者さんは殻にこもってしまうことがあるのですが、男同士でゲームの話をしたりすることが気晴らしになり、治療に前向きになってくれたことがありました。
また、身体を拭くといった羞恥心を伴うようなケアの場合、男性患者さんは男性看護師が、女性患者さんは女性看護師が行うなど役割分担もしています。

チェンマイ大学での研究発表

看護の場に男性が入ることで、患者さんや家族によい効果をもたらすことは感じていましたが、一方で周囲にやりにくさが生じるのではないかと、腑に落ちない部分も抱えていました。
その問題意識から「小児科の男性看護師の役割」をテーマに看護研究を行いました。小児がんの患者さんとご家族に男性看護師のイメージを聞き取り、レポートとしてまとめ、2018年にタイのチェンマイ大学で発表しました。
仕事中には、なかなか患者さんや看護師に本心を聞くことはできませんが、研究というアプローチから男性看護師の役割を整理することができました。
これからもどういう体制であれば男性看護師が働きやすいか、そして患者さんやご家族にとってもよい体制とはどういうものかを模索していきたいと考えています。

看護管理者として若い看護師たちをサポートしていきたい

看護管理者とは、人事配置や環境整備を担い、組織を運営していく立場にある人です。
看護師はそれぞれ、人生のステージを乗り越えて看護師になっていると思います。
若い看護師たちが色んな思いを持ちながらも、踏ん張れる力を身につけられるようにサポートしていきたいという思いがあります。それが看護師全体の底上げにつながり、ひいては患者さんへの質の高い看護サービスとして還元されると考えています。
大学病院である当院は、多くの診療科や患者さんに携われることが強みです。これから看護師を目指す方は、まずは現場で経験を積み、自分の働き方を見出してほしいと思います。

6年目血液・膠原病・リウマチ・内分泌代謝内科古川明友美

将来は自分なりの強みを持った看護師になりたい 新人からキャリアアップまでサポート体制が充実しています

慢性期の患者さんを看護・サポートしています

血液・膠原病・内分泌内科は慢性期の患者さんが多い診療科です。退院する患者さんに生活習慣のアドバイスをすることも看護のひとつです。患者さんは自分なりに生活のこだわりを持っていて、看護師からの一方的な指導ではなかなか継続することができません。そこで患者さんの生活習慣を聞きながら、その方に適した生活方法を考えています。病院で治療をして終わりではなく、その後も長い間、病気と付き合っていかなければならないのがこの診療科の特徴です。また、同時に終末期看護にも直面しています。患者さんがその人らしく後悔のない入院生活が送れるように、ご家族も含めてサポートできるように心がけています。

先を見据えて行動できる看護師になりたい

目標としている先輩看護師は、目の前の患者さんだけでなく、その先を見据えて行動できる方。看護師1、2年目のときには、血圧が下がった、尿が出ないといった表面上のことしか見ることができませんでした。しかし病気に対する理解度が深ければ、患者さんの身体でどんな異常が起きているのかを予測し、準備することができます。そのように患者さんの状態を深く読み取れる看護師になりたいです。
また、自分なりの強みを身につけたいとも考えています。他の診療科の看護師が異動してくると、考え方や技術が違う部分もあり、刺激をもらうことがあります。反対に自分が他の診療科に異動したときに、自分は何が強みなのかと考えます。「これは古川に聞けば絶対分かる」という強みを持ちたいと思っています。

これから看護師を目指す方へ

私たち看護師にとっては患者さんと接することは日常ですが、患者さんからみると入院することは非日常であり、一大事。これから看護師になる方には、患者さんのつらい気持ちを汲み取れるよう様々な経験を積み、感受性を高めてほしいです。私自身も初心を忘れず、患者さんの気持ちが分かる看護師でありたいと思っています。

当院に入職を決めたのは、看護実習のときに先輩看護師がいつも優しく雰囲気が良かったからでした。普段から学生が実習でよく訪れるため、サポート体制が充実しており、経験できることがあれば、経験させてあげようという教育風土が根づいています。

新人教育はもちろんですが、私のような6年目の看護師にも先輩の看護師が指導してくれます。キャリアアップを目指す方には、思う存分学べる環境がここにはあります。

同じ看護師が住む宿舎は安心感があります

当院から徒歩5分ほどの看護師宿舎に住んでいます。 香川県出身者は実家から通う方もいますが、私は県外出身なので家賃が無料の宿舎は経済的にも助かります。部屋は一般的なワンルームのアパートと同じですが、バス・トイレは別々なので快適に過ごせます。また、看護師専用の宿舎のため、誰が住んでいるか分かっていることも安心できます。1年目のときに病気で休んだことがあったのですが、同じ宿舎の先輩看護師が差し入れを持ってきてくれました。困ったときにも助け合えるのが心強いです。

8年目腫瘍内科渡辺真衣

子育て中の看護師を先輩看護師が温かくサポート これから結婚・出産・育児を控えている方にも働きやすい環境です

結婚を機に香川に戻り、当院へ入職しました

香川大学医学部看護学科を卒業後、県外の大学病院の小児科・小児外科で勤めていました。その後、結婚を機に香川県に戻り2015年に当院に入職しました。
研修や学ぶ機会が多いことと、他職種が連携を取りながら患者さんをサポートしていることに魅力を感じたからです。 最初は血液・膠原病・リウマチ・内分泌代謝内科に所属し、1人目の出産で1年間の産休・育休を取得しました。復帰後は救命救急センターに異動し、2019年4月からは新設された腫瘍内科に所属しています。現在2人目を妊娠中です。

腫瘍内科では化学療法や放射線治療、薬を使って痛みを和らげたりといったターミナルケアを行っています。患者さんはその日によって気分や状態が違います。毎朝の検温のときには、患者さんの表情をしっかり観察するようにしています。どんなときにも落ち着いた態度で、その場の空気が和むように心がけています。

いちご保育園は通勤の行き帰りに立ち寄れるため助かっています

1人目の子どもは今2歳で、当院の院内保育所「いちご保育園」を利用しています。
毎朝、出勤前に送っていき、退勤するときに連れて帰ることができるのがメリットです。通常の預かり時間は朝7時30分から夜は18時30分までです。延長する場合は、夜20時30分までと長い時間対応しているので、とても助かります。仕事で遅くなることがあっても、病院から内線で「今日は延長をお願いします」と連絡することができ便利です。
また、子どもの体調が悪いときには隣に併設する病児保育室で看てもらえます。熱を出したその日は仕事を休み、いったん病院に連れていきますが、次の日にもまだ熱があるときは病児保育室を利用しています。熱が長引いたときには助かりますね。

若い世代が働きやすい環境をつくり恩返ししたい

1人目の育休から復帰したタイミングで救命救急センターへ異動しました。ブランクもあり不安なことがたくさんあったのですが、分からないことは先輩看護師たちが優しく教えてくれました。救命救急センターには私と同じように小さな子どもを持つ看護師がいて、よく声をかけてくれたり、話しを聞いてくれました。今の腫瘍内科はベテランの看護師が多く、大きな子どもを持つ方もいて子育ても学ばせてもらっています。2人目を妊娠中の私に皆さん温かく、「体調どう?」と気遣ってくれます。
私はフルタイムで復帰しましたが、時短勤務を選んでいる方もいます。また、年休とは別に、子ども1人につき年5日の看護休暇も取得することができるのも当院のよいところです。

当院は、私と同じように結婚で入職する方、これから出産・育児を控えている方、そして出産を経験した方と、色んな年齢層がいて働きやすい環境だと思います。
これから自分の年齢が上がるにつれ後輩の若い看護師が増えてきます。私が先輩看護師にしてもらったように、子どもができた看護師に優しく接して働きやすい環境を作っていきたいです。今まで感謝してきたことを恩返できればと思っています。

10年目精神科谷雅樹

中途採用でもキャリアレベルに応じた研修でステップアップが可能
様々な経験を積み自分のやりたいことを見つけてください

様々な病状に苦しむ患者さんの看護ができるようになりたい

当院に入職する前は、精神科の単科病院で働いていました。
精神科の患者さんであっても合併症にかかり手術が必要になったり、内科の疾患にかかることもあります。単科では対応することが難しく、当院に搬送して緊急手術を行うこともありました。このような合併症に苦しむ患者さんに対応できる看護師になりたいと考えたことが、当院に転職したきっかけです。

入職時は整形外科の病棟に配属。周術期の看護は初めての経験でしたので不安と緊張の毎日でしたが、周術期の重要性を強く認識していたので自分の経験を増やすことにつながりました。
現場ではPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を導入しており、中堅看護師と若手看護師が2、3名でチームを組み看護にあたります。まずは先輩のすることを見学し、次は助言を受けながらやってみて、そして1人でできるようになっていきます。キャリアに応じた独自教育システムKNADS(ケーナッズ)も充実しており、前職のキャリアのレベルに応じて研修を受けることができました。

副看護師長として病院運営に参画する立場に

整形外科に7年間所属した後、精神科に異動、2019年4月に精神科の副看護師長に就任しました。今後は部署全体の運営に目を配る立場になります。
看護部では毎年1年間の目標を設定し、それに基づき各部署の師長はその部署にあった計画を立てます。副看護師長の仕事は、師長の方針を受け継ぎ、現場でどのように対応していくのか具体的に落とし込んでいくこと。看護は目に見えなかったり数値化がしづらいため、目標設定や評価の難しさを実感していますが、徐々に運営面の視点を深めていきたいと考えています。

患者さんの小さなシグナルを見逃さない

精神科には理解力が低下していたり、言葉を一切話さない患者さんもいます。しかし話さないからといって情報が何もない訳ではありません。患者さんの動作であったり、視線が合う合わないなど、ちょっとした仕草から読み取り、日々情報として蓄積しています。病状によっては身体を抑制することもあり、常に倫理的な問題と生命の維持にジレンマを抱えながら看護に向き合っています。
そんな中、回復されて患者さんが社会に復帰されることがやりがいにつながります。
退院後に患者さんが困らないように、ソーシャルワーカーや専門スタッフとチームを組んだ退院支援にも力を入れています。

看護師という仕事の使命を改めて実感

看護師はボランティア精神がもっとも現れる職業だと思います。
私自身、両親が大病を患い入院した時に、本当に親身になって看護していただき、改めて自分の仕事の大切さと使命が身にしみました。
当院では自分のキャリアプランを立て、思い切り仕事に打ち込むことができる環境が整っています。これから入職される皆さんも、きっとここで自分のやりたいことが見つかるでしょう。

3年目病棟荒木 千尋

やりがいをもって働ける職場。毎日が学びの場です。

私が、助産師としてこの病院に入職し2年目です。充実した教育体制のもと先輩方には優しく、とくに厳しく指導していただいています。新人である私たちにとって、とても働きやすい職場です。私は、周産期女性診療科で勤務しています。周産期である妊婦さんと女性診療科の疾病を持つ患者さんが入院されています。女性のライフサイクル全般に携われる環境の中、助産師・看護師の知識技術を身につけていくことができます。私は、患者さんや家族に寄り添ったケアができるような助産師になりたいと思っています。

12年目救命救急センターICU松浦 準司

なんといっても魅力はチームワークのよさ。働きやすい環境で最良の看護を!

実習の際、明るい環境で働きやすいと感じ、この病院へ入職しました。現在は、救命救急センターで、救急車で搬送されてきた患者さんへの初期対応や入院後の看護を担当しています。思っていた以上にやることは多いですが、その分計画通りに業務を終えたときには達成感があります。年数を重ねるごとに責任は重くなりますが、上席のアドバイスで少しずつ克服していくことでやりがいにつながっています。この病院の魅力はなんといってもチームワークのよさ。仕事に対しては真剣ですが、とにかく仲がよく和気あいあいとした雰囲気です。その仲間として、ぜひ一緒に働きましょう。

9年目手術室田中 陵

緊張感があるからこそやりがいも感じられる。私たちともに成長しましょう。

私が手術室看護師を希望した理由は、手術を必要とする患者さんの手助けをしたいと思ったからです。ここにはさまざまな疾患を持つ患者さんが入院されているため、手術の内容はその時々で違いますが、どの手術を担当しても細心の注意を払って対応することに変わりはありません。緊張感のある職場ではありますが、さまざまな手術を受け持つようになるとやりがいも増えていきます。手術を無事に終えたという達成感もあります。サポート体制も万全です。安心して入職してください。

12年目救命救急センター四宮 理絵

キャリアアップを目指す人へのサポート体制も充実しています。

私は入職時小児病棟に所属していましたが、急変対応などを学ぶため救命救急センターへ異動しました。救命救急センターでは救急車で搬送された重篤な患者さんや家族への対応など大変ですが、やりがいや学びが多い現場です。スタッフのチームワークがよく、異動して慣れなかった私を支えてもらいました。また、院内での研修なども充実しており、学ぶ機会がたくさんあります。さらにキャリアアップのためのサポート体制も充実しており、私は小児救急看護認定課程を修了することができました。おたがいに支え合って成長できるこの病院で一緒に働きましょう。

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