平成30年9月6日に董 涛先生の論文がEuropean Journal of Pharmacology誌にacceptされました。本論文は、K-877, PPARαモジュレーター (Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor Modulatorα: SPPARMα)が膵臓のβ細胞に作用し、ABCA1を活性化し、脂肪毒性を改善することでインスリン分泌能を回復することを報告している。
論文の受理、おめでとうございます。


平成30年8月21日に佐藤誠祐先生の論文がJournal of Molecular Endocrinology誌にacceptされました。本論文は、TNF-αが膵臓のβ細胞のABCA1遺伝子を抑制することでβ細胞の脂肪毒性を惹起するメカニズムを明らかにしている。TNF-αによるp38-MAPK γの活性化がβ細胞のABC1発現を抑制的に制御し、インスリン分泌不全に関与していることを明らかにした初めての報告である。
論文の受理、おめでとうございます。


平成30年8月21日に福長健作先生の論文がAmerican Journal of Physiology Endocrinology and Metabolismにacceptされました。本論文は成人成長ホルモン分泌不全症のおける脂肪肝の発症に関してIGF-I(Insulin-like growth factor I)が抑制的に働くことを示している。IGF—IはPI3K/Akt-FoxO1の経路でABCA1 を活性化し、肝脂肪を減少させるメカニズムを初めて報告している。
論文の受理、おめでとうございます。


平成30年8月1日に呂 静雅先生の論文がJournal of Lipid Research誌にacceptされました。本論文はアンギオテンシンIIが膵臓のβ細胞に脂肪毒性を誘導・インスリン分泌を抑制するメカニズムとして、ABCA1遺伝子発現を抑制すること、およびその詳細なメカニズムを解明している。高血圧と糖尿病の病態に共通の機序があることを示唆す論文である。
論文の受理、おめでとうございます。


平成30年5月2日に水本加津子先生の症例報告がJournal of Medical Case Reports誌に掲載されました。本論文は、免疫チェックポイント阻害剤のipilimumabとnivolumabの併用により thyroid stormをおこした症例を初めて報告しました。大変貴重な症例であり、今後の臨床の警鐘として報告されました。
論文の掲載、おめでとうございます。