教育に関して

卒前教育

香川大学医学部ではチュートリアル教育を早期より取り入れ、また臓器別の統合講義を実施してきました。当科は統合講義ユニット1(内分泌・栄養・代謝)を担当し、内分泌代謝内科に関する教育を担当しています。当科の統合講義は第3学年より開始され、早期より臨床の現場を経験することは医師として思考するうえで大変貴重であると考えています。臨床実習では、実臨床に沿った教育を根ざし、主に内分泌代謝患者の模擬主治医となっていただきます。臨床実習終了時には、学生が主体となり症例検討会を毎回おこなっています。このシステムは、一つ一つの症例を大切に診ることの必要性、深く考察していただくことの重要性を理解していただくのに最適であると考えています。今後も学生の自主性を重んじながら、実際の臨床では医師の一人として参加していただけるような実習を目指しています。
卒前教育

大学院生への教育

大学院生は教室における研究の主力であり、講義だけでなく実際の技術指導、論文作成の指導を通じて、次世代の臨床研究者としての成長をサポートしています。現在までに16名(内5名外国人)が海外の一流誌で研究結果を発表し、医学博士を取得しています。また大学院修了時に4名が香川大学医学部より西田賞を受賞しています。指導体制は、留学経験を持つスタッフ2名と外国人研究者1名及び研究助手1名でおこなっています。また国内外の多くの研究室と共同研究をおこない、連携/交流も盛んです。現在、6名の大学院生が、基礎研究から臨床研究まで様々なテーマに取り組み、興味深い成果をあげています。さらに大学院修了後は、海外留学も積極的に奨めています。
大学院生への教育

卒後教育

卒後の臨床教育としては、糖尿病・内分泌代謝疾患の患者の診療をとおして研修医の教育をおこなっています。糖尿病、内分泌代謝専門医を育成するためには、一貫性のあるプログラム作成と具体的な臨床事例の提供と経験が不可欠であります。当科は日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本動脈硬化学会の認定教育施設であり、豊富な臨床症例を提供し、専門医の育成に努めています。一方、内科医として幅広い知識をもつ医師であることも重要と考え、病院全体における横の繋がりも大切にしています。脳神経外科、泌尿器、眼科、歯科、循環器内科、腎臓内科との連携及び糖尿病センターが目指すチーム医療にも加わっていただきます。生涯教育として、関連学会での発表、他の関連医療機関での研修なども可能です。
卒後教育

キャリアデザインについて

卒後キャリアデザイン