平成30年1月21日(日曜日)午前8時30分から午後5時まで、第1回かがわ糖尿病療養指導士研修会が香川大学医学部で開催されました。多職種の大勢の方からご参加をいただき、140名の人が研修を受けられました。午前は全般的な講義がおこなわれ、午後からはグループデスカッションを通じて糖尿病療養に関わる知識を深めていきました。今後も糖尿病療養にかかわる研修を予定していますので奮ってご参加下さい。

皆様、大変お疲れ様でした。



平成30年1月17日に呂先生の論文がScientific Reportsにacceptされました。本論文は、膵臓のβ細胞にTSH受容体が発現してことを証明しています。TSHはこのTSH受容体を介して、膵臓β細胞でグルコース依存性インスリン分泌に関わるGLUT2の発現を調整することを初めて報告しています。

論文の受理、おめでとうございます。


平成29年12月吉日

関係者 御侍史


かがわ糖尿病療養指導士制度へのご協力のお願い



香川県糖尿病対策推進会議では9月1日から『かがわ糖尿病療養指導士』という制度を立ち上げることとなりました。この制度は糖尿病患者の健康と福祉の向上および地域における糖尿病発症予防のため、糖尿病療養指導についての豊かな知識と経験を持ち、我が国の医療法の下で療養指導チームの一員として質の保証された療養指導を行うことのできるスタッフの育成を目的としています。

今年の3月の香川県糖尿病対策推進会議で提案され、各医療職の代表の方と話し合いを重ねてきました。制度要網に関しては、他県で行われている制度を参照し、別紙のような制度としました。事務局は、香川大学医学部附属病院内分泌代謝内科医局に置き、本制度の運営をおこなっています。

早速ではございますが、かがわ糖尿病療養指導士制度委員会主催の第1回研修会を別紙のように実施させていただきます。多くのかたのご参加をお待ちしています。



かがわ糖尿病療養指導士認定機構制度委員会

委員長 村尾孝児
事務連絡先
住所:〒761-0793 香川県木田郡三木町池戸1750-1
香川大学医学部附属病院 内分泌代謝内科 事務局
電話・FAX番号:087-891-2230


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2017年9月2日(土)に香川大学医学部キャンパス内、臨床講義棟2階で、第17回日本内分泌学会四国支部学術集会が、村尾孝児学会長のもと執り行われました。
約80名の参加者があり、一般演題は23演題で、内分泌代謝領域の臨床・研究などを含む多岐にわたる内容でした。
特別講演として、徳島大学名誉教授の松本先生に『骨代謝研究の進歩と骨粗鬆症』のお話をいただきました。分かりやすくコンパクトに骨に関するお話までまとめてくださり、大変勉強になりました。教育講演は我々の先輩である、佐藤誠先生に『ありがとう成長ホルモン:研究と臨床への32年間』で講演いただきました。研究内容だけでなく、研究や臨床に対する先生の素晴らしいお考えに触れることができ、後輩である我々が内分泌代謝学をさらに一層盛り上げていかなければと、気が引き締まる思いがいたしました。ランチョンセミナーには静岡赤十字病院の村上雅子先生に『Weekly DPP-4阻害薬の有用性;連日製剤からの切り替え1年の経過 —CGMで見る1週間持続血糖管理を含めて— 』で講演いただきました。村上先生の日常臨床における疑問に端を発する臨床研究をうかがい、臨床における疑問をそのままにしないで、臨床研究を通じて解決に導く必要性について大学で仕事をするものとして痛感いたしました。女性医師セミナーとして、甲状腺で有名な伊藤病院より大江秀美先生に『甲状腺機能検査の測定やその解釈による問題点』で講演いただきました。普段おろそかにしがちである検査の機序について詳しく説明いただき、検査のピットホールについて教えていただき、大変参考になりました。
以上、本学会は会員の知識向上と会員の連携の橋渡しに十分貢献ででき、盛会裏に終えることができました。多大なるご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
来年は徳島大学藤井節郎記念医科学センターの特任教授、福本誠二先生の主催で徳島にて四国支部学術集会があります。次回にむけて、医局員一同、臨床・研究・教育に邁進する所存です。


吉本先生は2型糖尿病患者における尿中アンジオテンシノーゲン排泄に対するSGLT2阻害薬の影響について研究され、その成果をEffects of sodium-glucose cotransporter 2 inhibitors on urinary excretion of intact and total angiotensinogen in patients with type 2 diabetes.にて書かれ、2017年9月27日に学位を取得され大学院修了されました。(Journal of Investigative Medicineに掲載されています)学位取得おめでとうございます。また関わっていただきました多くの先生方に厚く御礼申し上げます。
外部リンク http://jim.bmj.com/content/early/2017/06/08/jim-2017-000445