2023年6月20日放送の日本テレビ系列「カズレーザーと学ぶ。」において、D-アルロースの特集が組まれて放送されました。その中で、紅茶にアルロースを混ぜてケーキを摂取した際の食後血糖値上昇への影響が検討され、アルロース摂取後にケーキを摂取すると、食後血糖値が低下したとの結果が放送されました。こちらの医療監修を当科の村尾孝児教授、福長健作助教が行いました。今後も様々な活動を通して、希少糖がより世間に広く普及するよう、活動を継続してまいります。


福長健作助教の研究論文がNutrients誌に採択されました。本論文は、希少糖含有糖尿病治療食を開発し、厳格にエネルギー管理された通常の糖尿病食と 希少糖糖尿病食を比較した際に、希少糖治療食では有意に2型糖尿病患者の食後血糖値を改善させたとの結果について報告しました。これは、臨床的に2型糖尿病患者の食後血糖値抑制に希少糖治療食が有効であることを初めて立証し、この効果を持続血糖測定器を用いて詳細に解析した世界で初めての報告です。D-アルロース含有の希少糖糖尿病食は地元香川県の食品会社(ボスコフード株式会社)と共同で開発に成功しました。今後の2型糖尿病患者における新たな食事療法の可能性を見出し、ヒトに対する希少糖の臨床応用の発展に大きく寄与するものと考えられます。

論文タイトル:
A Pilot Study on the Efficacy of a Diabetic Diet Containing the Rare Sugar D-Allulose in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus: A Prospective, Randomized, Single-Blind, Crossover Study
Kensaku Fukunaga, Takafumi Yoshimura, Hitomi Imachi, Toshihiro Kobayashi, Takanobu Saheki, Seisuke Sato, Nao Saheki, Wenyi Jiang and Koji Murao. Nutrients 2023, 15(12), 2802; https://doi.org/10.3390/nu15122802


◆香川県糖尿病療養指導士看護ネットワーク「Qの会」第34回研修会
 日時:2023年6月25日(日)9:30~16:30
 場所:香川大学看護学科 3F 305教室(看護学科3F)
 参加費:2000円(Qの会会員は無料)
 ※事前予約が必要となっております。

◆第23回四国糖尿病K-netカンファレンス
 日時:2023年7月14日(金)19:00~20:00
 場所:オンライン開催
 参加費:無料
 ※事前登録が必要となっております。

 詳細につきましては、添付資料をご確認下さい。
申込をご希望の場合は、各添付資料に記載の専用フォームよりお申し込み下さい。
お問い合わせについても各添付資料に記載の連絡先までお願い致します。
※こちらのホームページからはお申し込み・お問い合わせには対応致しかねます。


ファイルイメージ

ファイルイメージ

第96回日本内分泌学会学術総会(令和5年6月1日~6月3日、名古屋)で小林俊博先生が、“2型糖尿病患者における希少糖D-アルロースによる食後血糖上昇抑制効果に関する検討”と題して発表をおこない『愛・内分泌』賞(優秀演題賞)を受賞しました。

おめでとうございます。


令和5年3月31日~4月2日の3日間、希少糖誕生の地である香川県で、第8回国際希少糖学会が開催され、福長健作先生がPoster Awardを受賞しました。

『A pilot study on the effect of D-allulose on postprandial glucose levels in patients with type 2 diabetes mellitus during Ramadan fasting』
ラマダーン期間中の日没後の最初の食事であるIftar摂取後の急激な血糖上昇をD-アルロースが抑制することを報告しました。