病院長 杉元 幹史
「かだい病院に関わるすべての人を幸せにしたい」
かだい病院ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
昨年10月に第12代香川大学医学部附属病院長を拝命し、早くも半年が経過いたしました。この間、病院の管理者として生活は一変し、日々全力で走り続けております。
この半年間で、いくつかの取り組みを進めてまいりました。例えば、
• 小児科に入院されているお子さんに付き添われているご家族にも、給食をお届けできる仕組みを整えました。
付き添い中の保護者の方々は、病室を離れて食事をとることが難しい場合が多くあります。そこで、あらかじめご注文いただいた病院給食を病室までお届けするサービスを開始いたしました。すでに多くの方にご利用いただき、ご好評をいただいております。
• 小児科のお子さんに付き添われているご家族が、個室で休憩できるスペースを確保しました。
特にNICUで付き添われているご家族が、少しでも横になり、心身を休めていただける環境を整えました。
• 遠方から来院されるご家族のために、大学の宿泊施設を低料金で利用できるよう開放しました。
• 地域医療へのさらなる貢献として、救急車の受け入れを一層強化するため、院内の受入体制を整備しました(救命救急センターにおける転科・転棟を円滑にするシステムの構築)。
• 「かだい病院クラウドファンディング」を立ち上げました。
病院の機器整備などを目的として、皆様からのご支援を募る仕組みを構築いたしました。
• 2026年10月には、「かだい病院市民公開講座」を開催予定です。
かだい病院の最新治療を、わかりやすくご紹介いたします。
• 国の補助金を活用し、脳神経外科手術支援システムおよび人工心肺装置システムの導入を予定しており、さらなる高度医療の提供につなげてまいります。
•「病院エンタメチーム」を立ち上げました。
入院中の患者さんに少しでも楽しい時間を過ごしていただきたいとの思いから、院内イベントを企画するチームを設けました。その第一弾として、2月には病院ホールでバレンタインコンサートを開催し、医学部学生による生演奏や、マスコットキャラクター「くーちゃん」の体操を披露し、多くの皆様にお楽しみいただきました。
そのほか、紹介元医療機関からのオンライン予約システムの導入、職員向けカウンセリング体制の整備、ペイシェントハラスメントへの対応など、さまざまな取り組みを進めております。今後も、患者さんやご家族、そして職員にとって「良い」と思えることは、積極的に実行してまいりますので、ぜひご期待ください。
さて、当院も他の大学病院と同様に、厳しい経営環境に直面しております。物価の高騰や人件費の増加に対し、医療機関の収入である診療報酬の伸びが追いついていないことが大きな要因です。約30年ぶりに診療報酬のプラス改定が行われましたが、その増加率は3.09%(実質2.22%)にとどまり、経営改善にはなお不十分な状況です。厳しい状況は、今後もしばらく続く見込みです。
しかしながら、大学病院には、高度医療の提供、救急医療の維持、優れた医療人の育成、そして医学研究の推進という重要な使命があります。これらを止めるわけにはいきません。どのような状況にあっても、責任を持って医療を提供し続けてまいります。
そのような中、皆様のお力をお借りしたく、「かだい病院基金」を設け、寄附の受付を開始いたしました。現状では、医療機器の更新や必要な人材の確保も容易ではありません。もし当院の活動にご賛同いただける方がおられましたら、ぜひご支援を賜りますようお願い申し上げます。金額の多少にかかわらず、いただいたご寄付は大切に、確実に病院の発展のために活用させていただきます。
これからもかだい病院は、地域医療の最後の砦として高度医療を推進し、その成果を世界に発信してまいります。職員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和8年4月1日
香川大学医学部附属病院長 杉元 幹史
病院執行部
副病院長
岡野 圭一 (診療・医療安全担当)
石川 正和 (研究・開発担当)
堀井 泰浩 (経営・評価担当)
荻野 祐一 (教育・地域連携・災害担当)
三宅 実 (広報・情報発信担当)
森 郁代 (医療の質管理担当)
前川 豊弘 (総務担当)
左から:前川 副病院長(総務担当)、三宅 副病院長(広報・情報発信担当)、岡野 副病院長(診療・医療安全担当)、森 副病院長(医療の質管理担当)、杉元 病院長、堀井 副病院長(経営・評価担当)、荻野 副病院長(教育・地域連携・災害担当)、石川 副病院長(研究・開発担当)


















