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病院長のメッセージ

病院長 杉元 幹史

病院長 杉元 幹史

「香川大学医学部附属病院にかかわるすべての人を、
幸せにしたい」

このたび令和7年10月1日付で、香川大学医学部附属病院の病院長を拝命いたしました杉元幹史です。
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

病院長就任にあたり、ご挨拶を申し上げます。

現在、大学病院、とりわけ私たちのような地方の大学病院には、その存在意義や真価が改めて問われています。こうした厳しい状況の中、地域の皆さまのご期待にどのように応えていくか、その責任の重さを強く感じております。

日本の人口は2008年をピークに減少に転じ、地方都市においてはその傾向がさらに顕著です。香川県も2000年の103万人をピークに減少傾向が続き、減少スピードは加速しています。加えて新型コロナウイルス感染症の影響により、受診控えや入院控えといった行動変容が生まれ、その傾向は現在も続いています。
このような状況下で、私たちも従来の診療スタイルからの転換が求められています。

当院は、1983年(昭和58年)、一県一医大構想のもとに創設された新設医大・香川医科大学の附属病院として設立されました。それから40年を経て、地域の皆さまに“かだい病院”として親しまれるようになったことを、誇りに思っています。

当院は県内唯一の特定機能病院であり、研究機関(アカデミア)であると同時に、将来を担う医療人を育てる教育機関でもあります。高度な医療の提供、最先端の研究、新たな治療法の開発、そして次世代の優秀な医療人の育成は、すべて地域の未来を支える礎です。

現在、医師の働き方改革への対応、医師偏在や救急医療の逼迫、光熱費高騰、ハラスメントへの対策など、課題は山積しています。しかし、ひとつひとつ着実に向き合い、改善を進めてまいります。

私は香川県生まれ・香川県育ちであり、香川医科大学の第3期生として学びました。大好きな香川県に恩返しをしたいという強い思いを胸に、「香川大学医学部附属病院にかかわるすべての人を、幸せにしたい」というモットーを掲げ、先人の築いた伝統を大切にしながら、診療・教育・研究・地域貢献の4本柱をさらに発展させてまいります。

県民の皆さまの健康を支える“最後の砦”としての責務をしっかりと果たし、「この病院にかかって良かった」と心から思っていただける病院を目指して、職員一同努めてまいります。
これからも“かだい病院”を、どうぞ温かく見守り、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

令和7年10月1日
香川大学医学部附属病院長 杉元 幹史

 

病院執行部

副病院長
岡野 圭一 (診療・医療安全担当)
石川 正和 (研究・開発担当)
堀井 泰浩 (経営・評価担当)
荻野 祐一 (教育・地域連携・災害担当)
三宅 実 (広報・情報発信担当)
阿部 慈 (医療の質管理担当)
前川 豊弘 (総務担当)