Wind of olive(オリーブの風)

2023年5月16日
手術室を紹介します
こんにちは。今回は手術室で勤務している5年目の看護師が手術室を紹介します。
手術部は今年度5人の新たな仲間を加え看護師総勢52名。日々、手術が安全に実施できるよう診療科医師、麻酔科医師、臨床工学技士、薬剤師らと協力し業務を行っています。
さて、手術室と聞くと単に「手術をする部屋」と想像されるかもしれませんが、意外と手術室それぞれの部屋に特徴があります。今回は、そのような手術室の特徴を紹介したいと思います。
当院の手術室は全部で12部屋あります。1ルームは一般手術室となっており手術室の中では最も広い部屋となっています。そのため主にダビンチ手術(ロボット支援下)で使用されます。2ルームは血管造影が可能な手術室となっており心臓血管外科や呼吸器外科で術中に血管造影が必要な際に使用されています。3ルームはMRI手術室となっています。脳外科の脳腫瘍の手術等で使用されています。4、5ルームはバイオクリーンルームとなっており整形外科の人工関節手術など、より高度の清潔度が求められる手術で使用されています。6、7ルームも1ルームと同様に一般手術室となっています。主に腹腔鏡手術等に使用されています。8ルームは陰陽圧可変手術室となっており、結核などの空気感染のリスクがある症例の手術をする際に使用されています。9ルームは緊急帝王切開術の手術室となっており、いつでも帝王切開術が出来るよう準備している部屋になっています。
上写真10、11、12ルームは少し小さめのお部屋です。主に局所麻酔の手術室となっており眼科や腎臓内科の手術等で使用されています。
このように私たちは、それぞれの手術室の特徴を活かしながら日々患者さんが安全、安楽に手術を受けることが出来るよう看護を提供しています。
興味がある方は思い切って飛び込んでみてはいかがですか?