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Wind of olive(オリーブの風)

外来化学療法室

2021年5月28日

みなさん、こんにちは。

 

私は外来化学療法室に勤務している12年目の看護師です。

 

外来化学療法室では外来通院する患者さんに対して、化学療法薬(殺細胞性抗がん薬・分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬)や生物学的薬剤、新薬の開発に向けた治験薬の実施など高度で最新の点滴治療を行っています。

外来化学療法室にはリクライニングのチェア、ベッドが計20台設置され、リラックスして治療を行って頂けるよう、各チェアにテレビが設置されています。専任看護師が常駐し、患者さんの安全にも配慮して投薬管理を行っています。

 

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化学療法室で治療する患者さんは入院中の患者さんとは違い、自宅で生活をしながら治療を行っています。患者さんの生活に合わせた介入が必要となってくるため、コミュニケーションの中で情報収集を行い、必要な情報を提供しています。患者さんの状況に合わせて、専門看護師や認定看護師、栄養士、ソーシャルワーカーなど各専門職職種と連携しています。

 

外来化学療法を行っている患者さんの悩みとして多いのが、食事についてです。看護師の方でも、食事についての指導も行っていましたが、専門的な介入として2019年度から栄養士さんも外来化学療法室で治療中の患者さんへ介入してくれるようになりました。202012月からは外来化学療法室の看護師と栄養士の情報共有を目的として、月に2回カンファレンスを行う事になりました。栄養士さんと看護師とのコミュニケーションの機会も増え、必要時に介入をお願いしています。

 

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外来化学療法室は病棟と違い、短い滞在時間の中で投薬管理を行いながら必要な情報をとるため、異動してきた時には患者さんとの関わり方に戸惑いも感じていましたが、現在ではやりがいも感じています。がん看護に興味のある方は、ぜひ外来化学療法室で働いてみませんか。みなさんと共に働く日が来ることを心よりお待ちしています。

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