タイトル:Severe Diabetic Ketoacidosis as the Initial Presentation of m.3243A>G-Related Mitochondrial Diabetes in a 19-Year-Old Woman

本研究ではミトコンドリア糖尿病ではDKAは一般にまれとされていますが、m.3243A>G変異を有する19歳女性が重症DKAを契機に診断されました。膵島関連自己抗体は陰性で、急性期に低下していたCペプチドは代謝安定化後に回復し、内因性インスリン分泌が保たれていました。また、低身長、WPW症候群、小脳萎縮、脳病変、軽度の高乳酸血症、母系の家族歴を認めました。
遺伝子検査でmtDNA m.3243A>G変異(ヘテロプラスミー53%)が確認されました。若年者のDKAで自己抗体陰性やミトコンドリア病を示唆する所見を認める場合は、ミトコンドリア糖尿病を鑑別することが重要です。
Ly Rathana先生をはじめ、本研究に携わられた皆様、論文の採択、誠におめでとうございます。


タイトル:Changes in Eating Behavior, Physical Activity, and Glycated Hemoglobin A1c during the Transition Toward Post-Pandemic Conditions in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus: A Two-Year Retrospective Paired Analysis


本研究では、2型糖尿病患者を対象に、COVID-19パンデミック下の2021年から社会活動が徐々に正常化へ向かった2023年にかけて、食行動、身体活動、体重およびHbA1cがどのように変化したかを検討しました。

当院に通院する2型糖尿病患者を対象に解析した結果、2023年には2021年と比較して、食行動の改善と体重の減少が認められました。一方、身体活動には明らかな改善は認められず、特に75歳以上の高齢者では、身体活動頻度の低下がより大きいことが示されました。

本研究の成果は、COVID-19パンデミックから社会活動が回復していく過程においても、食行動と身体活動の変化は必ずしも並行しないことを示しています。特に高齢の2型糖尿病患者では、日常診療において身体活動の維持・評価を継続して行うことの重要性を示唆する結果と考えられます。

Ly Rathana先生をはじめ、本研究に携わられた皆様、論文の採択、誠におめでとうございます。