腫瘍センター

がん専門医療人養成(中国四国がんプロ養成プラン)

「がんプロフェッショナル養成プラン」によるがん専門医療人育成について

■「がんプロフェッショナル養成プラン」とは

文部科学省(がんプロフェッショナル養成プラン)ホームページ >>

がんは、わが国の死亡率第1位の疾患ですが、がんを横断的・集学的に診療できる専門家が全国的に少なく、その養成が急務です。また、近年の高度化したがん医療の推進は、がん医療に習熟した医師、薬剤師、看護師、その他の医療技術者等(コメディカル)の各種専門家が参画し、チームとして機能することが何より重要です。 そのため、がん医療の担い手となる高度な知識・技術を持つがん専門医師及びがん医療に携わるコメディカルなど、がんに特化した医療人の養成を行うため、大学病院等との有機的かつ円滑な連携のもとに行われる大学院のプログラムが「がんプロフェッショナル養成プラン」です。

■「中国・四国広域がんプロ養成プログラム −チーム医療を担うがん専門医療人の育成−」の概要・特色

中国四国がんプロホームページ >>

本プランは、香川大学を含む中国・四国8つの大学が一つのコンソーシアムを作り、各大学院にメディカル,コメディカルを含む多職種のがん専門職養成のためのコースワークを整備し、地域にムラなくがん専門職を送り出すプログラムです。がんに関わる多職種専門職が有機的に連携し、チームとしてがん診療ならびに研究にあたることができるよう職種間の共通コアカリキュラムの履修を出発点として教育研修を行っています。また、国内外のがんセンターと連携し指導的ながん専門医療人養成のファカルティ・ディベロップメントを連動させ,がん専門職養成の教育能力を強化しています。こうして専門的臨床能力、チーム医療や臨床研究の能力をともに身につけたがん専門職が数多く輩出されることにより、地域におけるがん治療の均てん化、標準化や臨床研究の活性化を期待しています。

■コンソーシアム全体のがん専門家養成コース

がん専門医医療人大学院 >>   がんプロフェッショナル養成コースガイド >>

1)がん医療に携わる専門医師養成コース
大学院、大学病院および連携病院にて、臨床腫瘍学会、放射線腫瘍学会等の定める専門医資格の取得を目指して必要な研修項目を履修します。がん化学療法、放射線治療、緩和ケア全ての研修を積み、他職種との協働を通じたチーム医療研修を行います。さらに研究方法論を学び、自ら臨床研究やトランスレーショナルリサーチを行って、その成果により学位を取得します。このようにして次代のがん臨床研究と診療を担う臨床腫瘍医を養成します。

2)がん医療に携わるコメディカル養成コース 薬剤師、看護師、放射線技師、管理栄養士等の資格をもち一定の実務経験を有する専門職を対象とし、日本病院薬剤師会、日本看護協会、日本医学放射線学会の定めた課程を大学院において履修します。さらにがん治療の基礎、および化学療法、放射線療法、緩和などの臨床腫瘍学を他職種とともに履修し、チームによる実習・研修を行います。各大学院の定めた単位を取得し学位および専門資格を取得します。

3)がん医療に携わる医師・コメディカルのインテンシブ・アップデートインテンシブコース  インテンシブコースは各診療科の基盤学会の認定医あるいは専門医(例:内科認定医、外科専門医等)を取得した医師を対象とし、がんの診断・治療・研究に必要な高度先進的な知識と技術の修得を目指します。また、医師とコメディカルを対象としたアップデートイン テンシブコースを集中セミナーとして定期的に開催しています。

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