7/10日(月曜日)に香川県教育委員会と共同で、三豊市立 下高瀬小学校5-6年生の児童を対象に、子供たちが自分の健康や生活リズムの問題点を考える課題解決型学習体験イベント「未来教室」を開催しました。

当日は下高瀬小学校の体育館をお借りし、5年生児童27名、6年生児童36名に対して、生活習慣に関する様々な体験をしてもらいました。糖尿病という病気があることについてわかりやすく説明し、その後4つのブースに分かれ、それぞれ体験型学習をして頂きました。

◇「聴いてみよう!自分の心音」「みんなは食べたかな?とても大事な朝ごはん」
 ・実際に臨床現場で使用している聴診器に触れてもらいました
 ・朝ごはんと睡眠の関係について、自身の日常を振り返りながら課題を見つけて学んでもらいました

◇「おうちで家族に教えよう!健康体操」
 ・生活習慣病の対策となる運動について、楽しく体験してもらいました。また、帰宅後に家族に伝えるアウトプット型体験として学習してもらいました。

◇「歯の大事さについて」
 ・歯周病は生活習慣病と密接に関係しています。今回は“嚙む力“にも焦点を当て、実際に自分の口腔内の環境について体験型実習をしてもらいました。

◇「食品の糖分・塩分の含有量について」
 ・日常的に摂取する食品に含まれる糖分や塩分の量について、視覚情報を用いた体験型講話を行いました。

児童たちには、各ブースを回り、示された課題をクリアすることで「からだコイン」をゲットできるというスタンプラリー式の体験学習を通し、課題をすべてクリアした児童達に「からだ博士」の認定証を授与させて頂きました。

当日の内容は、NHK高松放送局、三豊ケーブルテレビ局に取材をして頂き、NHKでは「ゆう6かがわ」にて取り上げて頂きました。

香川県の調査でも、児童の肥満傾向の割合が男子・女子とも増加していることを踏まえ、今後も、香川県内の小学校や中学校で、継続的な『未来教室』を開催予定としており、ご興味のある教育関係者の方がおられましたら是非ご連絡を頂ければと思います。


担当:
香川大学医学部附属病院 内分泌代謝内科
福長健作(fukunaga.kensaku@kagawa-u.ac.jp)
後援:
香川県糖尿病協会


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