漏斗胸の治療について説明する「胸のかたち」研究室

大人の漏斗胸・女性の漏斗胸の手術をたくさん行っています。

トップページ > 治療を受けるには > 診療の受け方 > よくわかる受診のコツ

よくわかる受診のコツ

 大学病院を受診するにあたっては、基本的には一般病院や開業医からの紹介状が必要です。このシステムは、病院の診療レベルに応じて患者さんを振り分けるという、厚生労働省の指導に準拠しています。
このシステムは、たとえば癌や糖尿病など、どんな医師でも知っている病気の患者さんを紹介するためにはよくできています。しかし漏斗胸はそれほど有名な病気ではなく、その病名すら知らない先生も多いのが現状です。こうした中で近所の病院に行って紹介状をもらってくださいと言われても、患者さんとしてはお困りになるであろうと思います。
そこでこのページでは、漏斗胸で診察をお受けになりたい患者さんがどのような手順を踏めばよいのか、具体的にまとめました。

(段階1)紹介状を書いてもらう

まずは、ご近所の病院に行って「むねのかたちを治すために香川大学病院を受診したいので、紹介状を書いてください」とおっしゃってください。おいでになる病院は、どのような病院でも構いません。個人の開業医さんでも構いませんし、○○市民病院でも、△△厚生病院でも、××診療所でも構いません。またご紹介いただく先生の専門も何科でもかまいません。内科でも、小児科でも、整形外科でも、外科でも、耳鼻科でも、形成外科でもかまいません。さらに、紹介状の内容も詳しく書く必要はなく、「漏斗胸の診察をお願いします」や「胸の形の治療をお願いします」の1行で結構です。細かい既往歴や、検査の結果なども必ずしも必要ありません。漏斗胸のことに詳しい先生は多くないので、病状につきご理解いただくのも大変ですから、紹介状はごく簡単でまったくかまいません。紹介状の形式も自由ですが、ひな形は香川大HPからダウンロードできます

(段階2)地域連携室を介して予約をとる

紹介状を書いてもらったら、その病院(もしくは医院)から、「診察申込書(ひな型は香川大HPからダウンロードできます)」を香川大学の地域連携室へ必要事項を記載したFAX(087-891-2412)を送っていただいてください。漏斗胸でご受診の場合には、永竿教授(月曜午前もしくは木曜午後)を指定してください。これで予約が取れます。

(うまくいかない場合)

紹介状をご近所の病院でいただいても、このページに書いたような紹介システムに慣れていないことがあります。その場合には、予約なしで永竿教授の診察時間帯においでになっていただいても、受診は可能です。ただし学会や出張手術で不在な場合もまれにありますので、念のために形成外科医局(087-891-2198)に確認いただくか、相談室の質問コーナーからメールでご確認ください。

▲ページトップへ移動