福長健作先生は、成人成長ホルモン分泌不全症で合併するNASH/NAFLDに対するIGF-1の効果について検討しました。IGF-1は肝臓においてPI3K/Akt/FoxO1シグナル伝達系を介してABCA1の遺伝子転写を促進し、肝細胞からのコレステロール排出を活性化し、脂肪肝を改善することを発表しました。本研究は臨床的にも極めて重要な知見であり、学位を授与されました。学位取得おめでとうございます。
佐藤 誠祐先生は、膵臓のβ細胞に脂肪毒性を惹起するサイトカイン、TNF-αの作用機序について研究をされました。TNF-αは細胞内情報伝達系のp38-MAPKγを活性化し、膵β細胞のABCA1の発現を低下させることにより、脂肪毒性を惹起し、グルコース応答性インスリン分泌を低下させることを明らかにしました。本研究は臨床的にも極めて重要な知見であり、学位を授与されました。学位取得おめでとうございます。


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