香川大学医学部附属病院 薬剤部

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がん専門薬剤師、指導薬剤師を取得するためには?

がん専門薬剤師

がん専門薬剤師、指導薬剤師を取得するためには?

  • 研修施設での5年間の研修
  • 学会や集中講義等へ出席することにより得られる単位の取得
  • 自らが、がん患者に薬学的介入をした50症例(複数のがん種)の3つが必須になります。指導薬剤師については、さらに学会発表や論文投稿が必要になります。

資格取得にために大変だったことや、この病院でよかったこと。

当院は県内に2つしかない研修施設になっているので、5年間勤務する中でがん専門薬剤師としての研修を同時に履修することが可能でした。また学会や集中講義などへの参加費、交通費、宿泊費は職場からサポートしていただき、大変助かりました。また当院は特定機能病院として様々ながん種の方が入院して来られますので、通常業務をする中で、症例は自然と集まっていきました。
また学会発表や論文投稿についても先輩薬剤師による指導の下、行うことができました。特に通常業務を行いながらの論文投稿は大変でしたが、同僚の理解とサポートがあり、達成することができました。

がん診療連携拠点病院としての役割

がん診療連携拠点病院として、県内の地域連携拠点病院と合同で定期的に勉強会を開催して、地域のがん診療に携わる薬剤師のスキルアップ、がん診療の均てん化を図っています。そのような機会を通じて他の病院で働く薬剤師との情報交換の場を設けています。

当院での抗がん剤の適正使用のために行っていること

抗がん剤はレジメン作成の段階から医師と協働で作成し、登録作業を行っています。当日の検査値の確認など薬剤師の疑義がある時は抗がん剤の投与ができない仕組みをとっています。また調製業務においては、すべての抗がん剤に閉鎖式器具を使用し、調製する薬剤師、投与する看護師に対しても曝露予防策を講じています。

2020年1月より開始された地域薬学ケア専門薬剤師(がん)の基幹施設としての役割

当院は香川県内で唯一の地域薬学ケア専門薬剤師研修施設(基幹施設)に認定されており、初年度より複数の薬局薬剤師より研修の申し出をいただいています。新しく始まった制度ですが、地域の薬剤師と協力して香川県全体の薬剤師のスキルアップを目標に活動し、最終的には患者さんのQOLの向上に貢献したいと考えています。