香川大学医学部附属病院 薬剤部

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麻薬室

麻薬室イメージ 麻薬室イメージ

麻薬室では、院内の医療用麻薬の保管・払い出しに加えて、適正使用も含めた管理を中心に業務を行っています。また、手術部に薬剤師が常駐し、麻薬・向精神薬・毒薬の保管、管理や払い出し、その他医薬品についても管理補充を行っています。

医療用麻薬って?

医療用麻薬は、激しい疼痛時の鎮痛・鎮静・鎮痙等に効能をもち、癌性疼痛の緩和においては中心的な役割を担う一方で、乱用されれば保健衛生上の重大な危害を生じるという側面を持ちます。このため、「麻薬及び向精神薬取締法」を遵守し、厳正に使用・管理することが求められます。法的に以下のような書類の作成が求められ、薬剤部で管理しています。

医療用麻薬の種類

医療用麻薬にはモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルなどがあります。剤形も豊富で、内服薬では1日1回または2回服用の徐放性薬剤、外用薬では坐薬、貼付剤など種々の投与経路が選択できます。
これらの薬剤でオピオイドスイッチングを行い、副作用を軽減・回避します。また、同じ薬剤でも作用時間の違うものがあり、長時間作用型の薬剤と速効型の薬剤を併用することにより患者さんに適切な薬剤を適量投与し鎮痛効果と副作用のバランスを維持します。

医薬品情報の提供

医療用麻薬に関する医薬品情報を提供しています。患者さんのみならず、薬剤管理指導を行っている病棟担当薬剤師、緩和治療に携わっている医療スタッフに対しても提供されます。患者さんの疼痛緩和のためにも、医療情報の下、適正に使用されることがもっとも重要です。

手術部における業務

手術部に常駐し(平日7:30~16:45)、手術部における麻薬・向精神薬・毒薬(筋弛緩薬)をはじめとする医薬品についての管理補充を行っています。上記の薬品管理補充業務のほか、術後疼痛管理用の薬剤の混合調製業務や、必要に応じて医薬品情報提供業務を行っています。

手術部常駐の様子

術後疼痛管理用の薬剤の混合調製中