トップページお知らせ診療情報香川大学医学部附属病院における進行性前立腺がんに対する新しい治療「ルテチウムPSMAセラノスティクス治療」開始に伴う記者発表会を開催しました。

お知らせ

香川大学医学部附属病院における進行性前立腺がんに対する新しい治療「ルテチウムPSMAセラノスティクス治療」開始に伴う記者発表会を開催しました。

令和8年5月27日、本院における進行性前立腺がんに対する新しい治療「ルテチウムPSMAセラノスティクス治療(※1)」開始に伴う記者発表会を開催しました。

前立腺がんに対するPSMA標的ガリウムPET検査(※2)及びPSMA標的ルテチウム核医学治療(※3)は昨年末わが国でようやく保険適応になった新しい治療です。

PSMA標的ガリウムPET検査は、四国地方で実施可能な施設が当院を含め現時点で2施設であり、香川県のみならず近隣地域の医療への貢献が期待されます。
また、PSMA標的ルテチウム核医学治療は2025年12月より導入しており、既に9名の患者さんに実施しています。

前立腺がんは男性のがん罹患率が部位別第1位であり、本取り組みにより、新たな診断・治療選択肢の提供や患者さんの身体的負担軽減にも繋がることが期待されます。


※1 セラノスティクス治療
セラノスティクスとは治療(Therapy)と診断技術(Diagnostics)を組み合わせた造語で、同じ分子標的を使って診断し、その結果に基づいて治療まで行う個別化医療を指します。放射性医薬品を用いる場合、ラジオセラノスティクスと呼びます。

※2 PSMA標的ガリウムPET検査
前立腺がん細胞に多く発現する「PSMA(前立腺特異的膜抗原)」を標的とする診断用の放射線医薬品68Ga-PSMA-11を投与してPET(陽電子放出断層撮影)検査を行うことで、従来のCTやMRIでは検出が難しかった前立腺がんの小さな再発や転移病変を高い精度で可視化することができます。

※3 PSMA標的ルテチウム核医学治療
PSMA陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対し、治療用の放射線医薬品177Lu-PSMA-617を投与し、前立腺がん細胞を特異的に殺傷する最先端の治療法です。2025年11月に国内でも保険診療として利用が開始され、新たな治療の選択肢として期待されています。


杉元病院長挨拶

杉元病院長挨拶


概要説明する加藤助教

概要説明する加藤助教


質疑応答する山本准教授

質疑応答する山本准教授