「HPVワクチンキャッチアップ接種対象世代の香川大学女子学生・女性教職員への 医学部での集団接種事業」を実施しています
| お知らせ
香川大学医学部 総務課総務係
香川大学で学ぶ女子学生、働く女性教職員の未来と命を、ワクチン接種にて予防できる子宮頸がんから守るため、期限のあるキャッチアップ接種について、アクセスしやすい機会を設けることを目的として、希望者を対象に集団接種事業を実施しています。
希望者への第1回目の接種は9月3日及び9月5日に医学部附属病院で実施しました。第2回目は11月、第3回目は令和6年3月にそれぞれ実施する予定です。
【HPVワクチンキャッチアップ接種とは】(HPV:ヒトパピローマウイルス)
子宮頸がんは現在国内で約11,000人が罹患し、2,900人余りが亡くなるがんであり、若い世代に多くマザーキラーと呼ばれること、原因がはっきりしていること(HPVの持続感染)、初期には症状がないことが特徴です。日本では過去30年にわたり死亡率が低下しておりません。
2013年4月より定期接種(小学校6年~高校1年相当)となったHPVワクチンですが、6月より厚労省が積極的接種勧奨中止を自治体に要請しました。副反応と考えられた多様な症状などについて安全性の再評価が行われ、ようやく2022年4月より積極的勧奨再開、2023年4月からは子宮頸がんの90%が予防可能とされる9価ワクチンも定期接種に組み入れられました。
積極的勧奨中止期間に個別通知がなかったために接種していない世代(1997年4月2日~2007年4月1日生まれ)の希望者が接種できるよう、2025年3月を期限として行われているのがHPVワクチンキャッチアップ接種です。