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お知らせ

『麻酔科医アシスタント臨床工学技士2期生が誕生しました』

麻酔・ペインクリニック科 武田 敏宏

 いよいよ医師の働き方改革が始まります。当院では,一昨年度より麻酔科医の業務負担軽減を目的として,麻酔科医アシスタント臨床工学技士の研修および臨床業務を開始しました。院内管理委員会で承認されたプログラム(麻酔科医アシスタント臨床工学技士高度医療技術取得のための研修プログラム)を修了した臨床工学技士は,麻酔科医の指示のもと,全身麻酔装置,気道確保器材や麻酔薬のセッティング,麻酔記録の代行入力,生体情報モニタの監視などを行います。これらのアシスタント業務が,麻酔科医の肉体的・精神的負担の軽減,手術をうける患者さんの安全性向上や手術件数の増加に寄与することが期待されています。このような臨床工学技士による麻酔科医業務のタスクシフトという取り組みは,国内でもめずらしく,全国の施設から注目を集めています。

 このたび,令和6年3月27日,1年にわたる本研修プログラムを修了した3名の臨床工学技士が,あらたに『麻酔科医アシスタント臨床工学技士2期生』として認定されました。彼らには,修了証とともに,麻酔・ペインクリニック科 荻野教授と門脇病院長から「この分野のトップランナーであるという自覚を持ち,全国の施設の模範となれるよう邁進してほしい」という今後の活躍への期待をこめた激励の言葉が贈られました。

 1年間で培った多くの学びと経験を活かして,これからの活躍に大きな期待が寄せられています。