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「終末期患者の思いにこたえるワークショップin KAGAWA」開催のお知らせ

                                       医療支援課

このたび、令和6年11月23日(土)に香川県社会福祉総合センターにて、臓器移植に関するワークショップ「終末期患者の思いにこたえるワークショップin KAGAWA」を開催します。

1.日時:令和6年11月23日(土)13:00~16:40
2.場所:香川県社会福祉総合センター 7階
3.趣旨:救急・集中治療の現場では、全力を尽くして治療を行っても救命することができない患者に少なからず遭遇する。
家族は患者の代理として治療やケアの決定が求められることになるが、家族自身が患者の生命危機状態に動揺し、心理的危機に陥っているために、医療者の説明を十分に理解できないことがある。終末期患者の代理意思決定に関与した家族の多くは、不安や抑うつなどの精神的な健康障害を招く可能性、いわゆるPICS-F(post intensive care syndrome-family)が生じるとされている。一方、患者の背景や価値観を踏まえ、医療者と十分な対話の下、家族全員で十分に話し合い、治療やケアについて決定することは、より良い死の過程を提供することに繋がり、家族の満足度は高まると考えられることからSDM(shared decision making)は代理意思決定において重要であるといえる。
そこで、本ワークショップでは、Bad NewsのIC前に、多職種チームでSDMを考慮しながらディスカッションし、死までの過程を充実させることの重要性や、臓器提供を希望する家族の意思が尊重できるよう早期から、患者の全身管理や適応について学ぶ機会とする。 
4.目標
①ACP(advance care planning)とSDMの関係性を理解し、多職種での患者ケアを考える。
②ポテンシャルドナーになりうる患者を把握できる。
③臓器提供を意識した患者管理を理解する。
5.対象:香川県内臓器移植関係者