
1.普段どのような仕事をしていますか?
今年度より新設されました医学部施設課で勤務しています。医学部、附属病院における施設維持保全、整備計画に関する設計積算、施工管理を主な業務とし、ユーザーから関係部署、法人本部、諸官庁、委託業者と関わる方は多岐にわたります。現在、医学部では医学部再開発Ⅳ期目が始まろうとしており、Ⅵ期で完了予定(2028年度)です。
2.なぜこの仕事を選びましたか?
幼少より住宅広告のレイアウトを見るのが好きでした。高校では物理が嫌いでしたが、幼少の記憶を覚えており建築系学科へ進学、その後、建設業界に就職し、今に至ります。
3.仕事で大切にしていることは何ですか?
何事もポジティブに捉えることを意識しています。企画提案が却下されても、一つの答えが出たので良しとするなど、マイナスな結果も良いイメージへ捉え方を変換するよう心掛けています。また、最初から100点を求めず、結果が60点でも前に進めば良しと考えるようにしています。
4.これぞという仕事の成功談はありますか?
私は2010年7月に医学部整備係に採用されました。当時は附属病院再開発が着手される頃でした。現在の南病棟の立地に医療ガス用の液酸タンク・窒素ボンベ庫があり、移設する必要がありました。
配属と同時に医療ガス設備更新工事の担当となりましたが、医療ガス(酸素・窒素)の病院全体への供給停止を伴う影響の大きい工事でした。当然ながら病院運営を止めることはできません。
まず各方面に工事内容を説明し、中央からの医療ガス供給が停止することへの理解を得ながら、仮設計画のために各病棟・診療部における日常の消費量調査への協力をお願いしました。さらに各病棟、診療部ごとにヒアリングを行い、仮設方法の調整や説明、承諾を得ながら事業スケジュールにも間に合うよう計画を作成しました。
そして2011年3月に中央からの医療ガス供給を停止し、各場所で仮設ボンベによる逆送供給方式を採用することで、病院運営に支障なく工事を無事完成させることができました(供給停止は酸素・窒素それぞれ別日に1日ずつ)。その結果、当時の上司から評価いただけたことを覚えています。
【イメージ図】
5.仕事の失敗談はありますか?
業務の伝え方や進め方など、日々何かしら反省することばかりです。
6.仕事中にぶち当たった壁はありますか?どのように克服しましたか?
係長時代のことですが、大規模改修工事で配分された予算の中で設計を進めている際、ひとつのシステム工事だけで割り振られた予算に達してしまい、青ざめた記憶があります。
そこから期限のない中でシステム変更を計画しつつ、問題を課内で共有し、協力を得ながら予算配分を見直しました。その結果、変更した計画で工事に着手し、無事完成させることができました。係ごとではなく課全体として問題解決に取り組むことの大切さを実感した経験です。


7.この仕事の好きなところ・面白いところは何ですか?
施設整備は毎回同じ条件ということがありません。ユーザーごとに要求も異なり、新築・改修・用途・予算・工事中の制限など、都度条件が変わる中で計画し実施します。
また、企画立案から工事中、完成後まで、その時々でさまざまな課題が発生します。それらに悩み、ストレスを感じながらも、一つひとつのハードルを乗り越えることで達成感ややりがいを感じます。仲間や関係者と一緒に作り上げていく過程が目に見え、実感できることも面白さの一つだと思います。
8.趣味や仕事のとき以外の過ごし方など教えてください。
続いている趣味は野球全般です。大学職員野球にも参加させていただいています。また、年に2回程度キャンプをしたり、日常ではウォーキングをしています。ウォーキングはダイエット目的で始めましたが、最近は気分転換が主になりました。これからは訪れたことのない場所へ旅行することが目標です。
9.香川大学医学部の良いところを教えてください
事務職員も高い専門知識を必要とし、能力・経験・責任感を養うことができる環境であること。また、医学部での経験が他部署へ異動しても活かされる職場であることです。
10.これからの香川大学に求めることを教えてください
若年層人口減少など厳しい環境の中ではありますが、これからも職員を含む様々なステークホルダーの方々が愛着を抱き、地域が必要とする選ばれる大学となってほしいと思います。
<インタビューを終えて>
今回のインタビューで特に印象に残ったのは、「何事もポジティブに捉えることを意識している」というお話でした。企画提案が却下されても「一つの答えが出た」と受け止め、最初から100点を求めず、60点でも前に進めば良いと考える姿勢が、医療ガス設備更新工事という大きなプロジェクトを成功に導いた経験にもつながっているように思いました。困難な状況に直面しても前向きに課題を整理し、多くの関係者と調整を重ねながら解決していく姿からは、施設整備を支える仕事への責任感と粘り強さが伝わってきました。

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