主な研究内容
生化学教室では、代謝性疾患を中心とした疾患の病態解明と医療への応用を目指した健康長寿研究に取り組んでいます。私達は、「Translational biochemistry」の実践を掲げ、基礎的な生化学の理解から得られる分子や生物学的プロセスに関するデータ・成果を実際の医療や疾患治療に活用することを目指しています。代謝性疾患を中心とした疾患の新しい予防法や治療法の開発、創薬、疾患の診断法の高度化を通じて、患者さんに役立て、健康長寿に貢献することを目指しています。
例えば、疾患の原因となる酵素や受容体などのタンパク質の機能を明らかにし、それらをターゲットにした新規治療法の創出や疾患の進行を抑制するための方略の確立に挑んでいます。また、健康長寿に最適な食事・栄養素を探究するプロジェクトや、AI・ウェアラブルデバイスおよび臨床データ・ヒトサンプルを組み合わせた新しく画期的な運動バイオマーカーの開発にも取り組み、科学的アプローチにより、運動不足の問題を解決しようとしています。
「Translational biochemistry」は、生化学の枠を超え、学問領域を繋げ、「知」を橋渡しする概念です。生化学を中心として、生物学から創薬研究へ、分子レベルから疾患の病態解明へと展開し、広範な学問分野にわたる知識・データ・技術革新を統合することで、既知から未知への挑戦を続けています。
主な研究テーマ
- 糖尿病・肥満関連疾患をはじめとする代謝性疾患における分子基盤の解明と創薬基盤研究
- 健康長寿に資する食事・栄養戦略の探究
- AI・ウェアラブルデバイスを活用した新規運動バイオマーカーの開発
主な外部資金 Major Research Funding
- 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究
「栄養素と腸内細菌が制御する新しい免疫機構と大腸癌発症・進展メカニズムの解明」
研究代表者:岩部 美紀 - 日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際先導研究)
「全身電子皮膚による人間のデジタル化」
研究代表者:染谷 隆夫/研究分担者:岩部 美紀 - ムーンショット型研究開発制度
「病院を家庭に、家庭で炎症コントロール」
研究代表者:南学 正臣/研究分担者:岩部 美紀
