科研費研究
「日本型多文化心理支援評価モデルの開発」
研究開始時の研究の概要
わが国は外国人労働者の受け入れを推進しており,増加する在留外国人の心理社会的適応の課題に対応すべく,公認心理師による多文化心理支援への社会的要請が高まっている。しかし,現時点ではその教育・訓練・実践の基盤となる心理支援の評価モデルが確立されていない。
そこで本研究では,これまでの多文化コンピテンス関連研究(若手研究20K14206)の成果を発展させ,次の3点の特色をもつ多文化心理支援評価モデルを開発する。①米国の先進的な「文化的謙虚さ(多文化に触れる際の自己省察,敬意や開かれた態度)」の理論を活用,②日本固有の文化的・社会的特性を考慮したモデルを構築,③養成課程と臨床現場の両方で実用できるモデルを精緻化。
これにより,日本の多文化共生社会における心理支援の質の向上を目指す。また,本研究の成果は,人種や民族以外のさまざまな多様性の文脈に応用可能であり,国内外の心理支援における新しいモデルの構築に寄与することが期待される。
研究成果の概要
成果の公表
- 「多文化カウンセリングコンピテンス」から「関係的姿勢」へー文化的謙虚さ尺度日本語版 (CHS-J) の開発と言語的妥当性の検討ー