未承認薬使用問題検討議会 | 小児薬物療法根拠情報収集事業と小児薬物療法検討会議
小児薬物療法検討会議 報告書案:アシクロビル
2.我が国で必要と考えられる具体的処方等に関する概要
アシクロビル注射剤 | 現 行 | 変更予定(下線部変更) |
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効能・効果
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単純ヘルペスウイルス及び水痘・帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症 免疫機能の低下した患者(悪性腫瘍・自己免疫疾患など)に発症した単純疱疹・水痘・帯状疱疹 脳炎・髄膜炎 |
新生児単純ヘルペス感染症注1
単純ヘルペスウイルス及び水痘・帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症 免疫機能の低下した患者(悪性腫瘍・自己免疫疾患など)に発症した単純疱疹・水痘・帯状疱疹 脳炎・髄膜炎 |
用法・用量
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通常、アシクロビルとして1回体重1kg当たり5mgを1日3回、8時間毎に1時間以上かけて、7日間点滴静注する。 なお、脳炎・髄膜炎においては、必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる。ただし、上限は1回体重1kg当たり10mgまでとする。
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新生児単純ヘルペス感染症注1:
通常、アシクロビルとして1回体重1kg当たり10 mgを1日3回、8時間毎に1時間以上かけて、10日間点滴静注する。 なお、必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる。ただし、上限は1回体重1kg当たり20mgまでとする。 単純ヘルペスウイルス及び水痘・帯状疱疹ウイルスに起因する下記感染症: 免疫機能の低下した患者(悪性腫瘍・自己免疫疾患など)に発症した単純疱疹・水痘・帯状疱疹 脳炎・髄膜炎 通常、アシクロビルとして1回体重1kg当たり5mgを1日3回、8時間毎に1時間以上かけて、7日間点滴静注する。小児では、必要に応じて増量ができるが、上限は1回体重1kg当たり20mgまでとする。 なお、脳炎・髄膜炎においては、必要に応じて投与期間の延長もしくは増量ができる。ただし、成人では上限は1回体重1kg当たり10mgまで、小児では上限は1回体重1kg当たり20mgまでとする。 |
注1:現行の「使用上の注意」の慎重投与の項「小児」及び小児等への投与「小児に対しては、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。特に、新生児、低出生体重児に対する安全性は確立していないので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。」を削除する。
アシクロビル注射剤 | 現 行 | 変更予定(下線部変更) |
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効能・効果
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単純疱疹 骨髄移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制 帯状疱疹 水痘注1
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用法・用量
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単純疱疹:
通常、成人には1 回アシクロビルとして200mgを1日5 回経口投与する。 骨髄移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制: 通常、成人には1 回アシクロビルとして200mgを1日5 回骨髄移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。 帯状疱疹: 通常、成人には1 回アシクロビルとして800mgを1日5 回経口投与する。 水痘: 通常、小児には体重1kg あたり1 回アシクロビルとして20mgを1 日4 回経口投与する。ただし、1 回最高用量は800mgとする なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
単純疱疹:
通常、成人には1 回アシクロビルとして200mgを1日5 回経口投与する。 通常、小児には体重1kg あたり1 回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は200mgとする。 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制: 通常、成人には1 回アシクロビルとして200mgを1日5 回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。 通常、小児には体重1kg あたり1 回アシクロビルとして20mgを1日4回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。ただし、1回最高用量は200mgとする。 帯状疱疹: 通常、成人には1 回アシクロビルとして800mgを1日5 回経口投与する。 通常、小児には体重1kg あたり1 回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は800mgとする。 水痘: 通常、小児には体重1kg あたり1 回アシクロビルとして20mgを1 日4 回経口投与する。ただし、1 回最高用量は800mgとする。 性器ヘルペスの再発抑制: 通常、小児には体重1kg あたり1 回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は200mgとする。 なお、年齢、症状により適宜増減する注2。 |
注1:アシクロビル経口剤(錠剤、顆粒剤、ドライシロップ、ゼリー剤)のうち、顆粒剤とドライシロップが効能として有する。
注2:小児におけるHSVに起因する効能・効果(単純疱疹、造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制、性器ヘルペスの再発抑制)では減量しても十分な効果が得られると考えられるため、適宜減量する。