学会雑誌

「日本小児臨床薬理学会雑誌」投稿規定・執筆要項


2019年10月改訂

投稿規定

1.本誌の目的


本誌は,日本小児臨床薬理学会(Japanese Society of Developmental Pharmacology and Therapeutics)の学会誌である。小児における薬物療法及びその関連領域に関する論文を掲載する。

2.投稿資格


筆頭著者は,原則として本学会正会員とする。

3.投稿原稿の種類


本学会一般演題の発表の論文は原著、もしくは短報として掲載する。他誌に投稿された場合は抄録を掲載し、事務局に投稿雑誌名等を連絡されたい。特別講演、シンポジウム等の発表は総説に準じて掲載する。発表および投稿論文は原則として原著,短報,総説,編集者へのレター,抄録,その他の原稿を受けつける。ただし,原稿は過去に他誌に発表していないもの,あるいは現在投稿していないものとする。また,編集委員会から執筆依頼をする場合がある。

  • 原著:小児における薬物療法及びその関連領域に関する論文で,独創性・新規性があり,かつ,科学的に価値のある事実あるいは結論を含むもの。

  • 短報:小児における薬物療法及びその関連領域に関する論文で,新規性あるいは重大な結果・見解を早急に公表することを希望するもの。

  • 総説:小児における薬物療法及びその関連領域における特定の主題に対して,今日的な意義の高い知見,研究業績を総括し,体系化もしくは解説したもの。

  • 編集者へのレター:本誌の発表論文などに対して,読者が疑問や意見を表明するもの。

  • 抄録:本学会発表の抄録。

  • その他:編集委員会が認めた特別寄稿など。



4.言語


投稿言語は日本語あるいは英語とする。

5.倫理的配慮


投稿論文の研究は、関連した法規,指針,ガイドラインを遵守して実施すること。人を対象とした研究で倫理的配慮が必要なものは、所属施設の倫理審査委員会などで承認されることが必要である。その場合は、論文に承認番号を記載する。

6.採否審査


原稿は複数の査読者による審査の上,その意見をもとに編集委員会で検討し,掲載の採否を決定する。掲載にあたっては原稿の一部修正を求めることがある。編集委員会の判断で掲載区分の変更を求めることがある。

7.原稿の投稿


  • 7.1 論文の投稿は電子ファイルで行う。投稿ファイル形式については学会HP,機関誌の記載の指示に従うこと。

  • 7.2 新規の投稿原稿は,E-mailの添付ファイルとして受け付ける。E-mailで投稿が困難な場合は,出力原稿1部及び電子ファイルを保存した電子媒体(CD-R等)を日本小児臨床薬理学会編集室宛に郵送する。

  • 7.3 原稿送付先・問い合わせ先は日本小児臨床薬理学会編集室である。
      E-mail  pyakuri@med.kagawa-u.ac.jp
      〒761-0793 香川県木田郡三木町池戸1750-1 香川大学医学部小児科学講座内
      日本小児臨床薬理学会編集室
      電話: 087-891-2171 ファクシミリ: 087-891-2172


8.著者校正


著者校正は原則として初稿のみとする。校正は印刷ミスのみについて行い,本文図表の大幅な変更は認めない。

9.掲載料・別刷


掲載料は抄録については無料とする。その他については別に定める。別刷は希望があれば作成するが、その料金については著者負担とする。

10.著作権


本誌に掲載された論文の著作権は,本学会に帰属する。

11.利益相反


利益相反に関しては、日本小児科学会が定める「利益相反に関する規則」(2017年7月30日施行)に則り、投稿時に有無について開示する。




執筆要項

1.様式


  • 1.1 原著論文の形式は表紙,要旨,本文(緒言,対象と方法,結果,考察,結論),利益相反, 著者役割, 謝辞,文献,図説明文,表,図の順とする。

  • 1.2 総説は,対象と方法,結果,考察などを除いて原著論文に準ずる。

  • 1.3 短報も原著論文に準ずる。編集者へのレターでは特に指定の書式は定めない。

  • 1.4 表紙に論文題名(英文併記),著者名(英文併記),所属(英文併記)を記載し,最後に著者の住所,電話番号およびE-mailアドレスを明記すること。著者の所属が複数の場合は上付き数字を著者名の後に付す。

  • 1.5 要旨は和文なら400字以内,英文なら250語以内で,キーワード(論文題名にない単語で日本語もしくは英語で5語以内)を付ける。

  • 1.6 図説明文は図〇,またはFig.〇とし,その図と説明文だけで内容が理解できるように書く。複数ある場合は本文中の記載順にアラビア数字(1,2,…)を添える。これらには,必ず標題をつけ,必要ならば説明文を添える。

  • 1.7 表の場合は上に表〇,図の場合は下に図〇をいれる。

  • 1.8 表及び図はそれぞれ1点を1ページずつ添付する。いずれも鮮明な原図であること、表は完成形で作成する。



2.原稿の記載


  • 2.1 本文,図表を含めて,原著はA4判用紙12枚(約9600字:本誌刷り上がり6ページ),総説はA4判用紙16枚(刷り上がり8ページ),短報はA4判用紙8枚(刷り上がり4ページ)以内とする。

  • 2.2 表,図は原則としてそれぞれ1点をA4判用紙0.5ページとみなす。

  • 2.3 要旨,本文中に略語を用いる場合には,初出でその旨明記する。アルファベットであればフルスペリング,日本語訳などを記載する。

  • 2.4 数字,記号は半角文字を使う。

  • 2.5 人名は原則として原語を用い,実験動物名は片カナで書く。
       [例]ラット,モルモット,ウサギ

  • 2.6 日本で医薬品として認可され販売されている医薬品名は一般名(JANまたはINN)を用いる。塩の表示は必須としない。未発売の薬品名は原則として英米綴りの一般名を用い,普通名詞扱いとする。商品名の記載が必要ならば,最初に一般名が書かれたときに,括弧内に登録商標表示 R またはⓇで示す。
       [例]プラバスタチン(メバロチン錠Ⓡ)

  • 2.7 薬物動態パラメータ記号は,原則としてEur J Clin Pharmacol 1988;35:1-7. に記載された表記法に準ずる。

  • 2.8 度量衡などの単位,投与経路などは原則として英文略称を用いる。
       [例]mm,cm,mL,dL,L,g,kg,sec,min,h,Wk,Yr,LD50,
          N/10,PO,IV,SV,IM,IP,T1/2,Vd



3.著者の論文作成の役割を記載する。


 [例](著者名)は研究の着想と企画、データの取得、分析、解析に実質的な貢献をし、論文の知的内容を執筆(改訂)し最終版を承認している。

4.利益相反(Conflict of Interest:COI)として,必要事項を以下の例を参考にして記載する。


  • 4.1 開示すべき利益相反がない場合
       [例] 発表内容に関連し,開示すべき利益相反はない。

  • 4.2 開示すべき利益相反がある場合:著者名と開示する内容を記載する。
       [例] 発表内容に関連し,開示すべき利益相反を以下に示す。
        1.役員・顧問:あり(著者名,XX 製薬)
        2.株保有状態:あり(著者名,XX 製薬)
        3.特許使用料:あり(著者名,XX 製薬)
        4.講演料・原稿料:あり(著者名,XX 製薬)
        5.受託研究費・共同研究費・奨学寄付金:あり(著者名,XX 製薬)
        6.寄付講座所属:(著者名,XX 製薬)


5.文献の記載


  • 5.1 文献は本文該当部の右肩に上付きで,引用順に番号を片括弧付きの算用数字で記し,本文最後の文献の項に1件ごとに算用数字で記す。

  • 5.2 著者名は6人以下なら全員を記す。7人以上のときには,3名まで記載し,“著者名,他”,“著者名,et al.”とする。著者と著者の間にはコンマを入れる。外国人著者名の姓と名の間にコンマを入れず,イニシアルには省略記号(ピリオド)をつけない。

  • 5.3 雑誌名は和文誌では日本図書協会編「日本医学雑誌略名表」,英文誌はIndex Medicus採用の略誌名を用いる。

  • 5.4 書式は 雑誌では著者名, 表題, 雑誌名 年号(西暦);巻:通巻頁(始め-終わり).,単行本では著者名, 引用箇所,表題(必要があれば),編者,本の表題,版数,発行所,発行地,発行年(西暦);引用頁(必要があれば)

  • 5.5 ウェブサイトからの引用の際は,URLとアクセスした年月日を記す。

  • 5.6 凡例
    【和文献】
     1) 長谷川博司,古田盛,栗林俊治,津田実,薩川正広,鈴木基浩,他.本邦における放射性同位元素を使用したヒトマスバランス試験の現状と課題点に関するアンケート調査結果報告.臨床薬理 2015;46:265-272.

    【欧文献】
     2)Urso C, Brucculeri S, Caimi G. Employment of vasopressin receptor antagonists in management of hyponatraemia and volume overload in some clinical conditions. J Clin Pharm Ther 2015;40:376-385. (雑誌名の後ろのコンマ無し)

    【単行本】
     3)小坂樹徳.糖尿病の診断・スクリーニングに用いられる指標とそれらの相互関係.早藤弘(編).糖尿病2第3版.日本臨牀1997:479-487.

     4)日本臨床薬理学会(編).臨床薬理学 第3版.医学書院,2011.

     5)Giacomini KM, Sugiyama Y. Membrane transporters and drug response. Brunton LL, Lazo JS, Parker KL(Eds). The Pharmacological Basis of Therapeutics, 11th ed. NY:McGraw-Hill, 2006:41-70.

    【訳書】
     6)トンプソンL,シュスターCR(著).田所作太郎,安東潔,柳田知司(訳).行動薬理学.岩崎学術出版社,1972.[Thompson L, Schuster CR. Behavioral Pharmacology. Englewood Cliffs NJ:Prentice-Hall, Inc., 1968.]

    【インターネット上の文書】
     7)厚生労働省.「医療等分野における情報の利活用と保護のための環境整備のあり方に関する報告書」の取りまとめについて
    http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002k0gy.html(accessed 2012-11-05)]


6.原稿データフォーマット


  • 電子ファイル名には著者の姓を入れる。[例]香川(本文),kagawa(figure)。

  • 原稿データは以下のフォーマットを推奨する。

  • 本文ほか:マイクロソフトワード形式

  • 表:マイクロソフトワード形式,またはマイクロソフトエクセル形式

  • 図(グラフ,写真):マイクロソフトパワーポイント形式,マイクロソフトワード形式,PDF形式(ファイルに張り付ける際には解像度に留意)



Copyright 1996-2008 All Rights Reserved.