活動報告

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学部

小児看護学では、講義や演習、実習を通して、子どもと家族を理解し、寄り添う援助、子どもと家族の力をひきだす技術を身につけていきます。その基盤には子どもと家族の権利を尊重した倫理的な思考力が必要です。
4年次では、看護研究を通して、課題の発見、分析、論理的思考力などの「研究力」の種を獲得してください。

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小児看護実習
小児看護実習
小児看護実習 病棟でのXmas会への参加
小児看護実習学内演習の風景

学部生 研究論文(小児看護学)

年度 タイトル
2021年度 大学生におけるネット利用の実態と小児に対する関心との関連
2020年度 COVID-19による自粛生活に伴う看護学生の心理変化
2019年度 小学生の情報機器使用と睡眠、ネット依存傾向について
2018年度 青年期の自立と親子の関係
2017年度 保育所看護師の地域性の高い保健活動に対する思いの検討
異性の親との入浴からみる子どもの自我形成について
2016年度 看護学科生と教育学部生の院内学級に対する認識
青年期の同性愛に対する態度とその形成要因
2015年度 出生順位と性別に影響される性格のイメージについて
2014年度 看護学生の子どもに対するイメージ
2013年度 看護学生のインフルエンザ予防接種に関する接種状況と意識
2012年度 香川県内の産科施設における母乳育児支援の実態調査(BFHに沿って)
2011年度 香川県内における母乳育児支援に関する調査
2010年度 小学生の新寄性追求と危険な遊びやけがの関連
小学生高学年のおしゃれ意識の変化
2009年度 小児期にⅠ型糖尿病と診断された人のレジデンス
2008年度 学童期の朝食の変遷とその関連要因に関する研究
大学生の家事・育児に対する意識調査
2007年度 看護学生の食習慣と食のとらえ方との関連性に関する研究
看護学生のダウン症児に対する知識とイメージの関連性
2006年度 看護学生の職業継続意志と育児への関心の関連性について
大学生の学童期と青年期の食習慣との関連に関する研究
アトピー性皮膚炎をもつ大学生の食生活・生活環境・精神環境など日常生活におけるコントロールについての研究
2005年度 看護学生が認知する親の養育態度が青年期の信頼関係に及ぼす影響について
健康な児の成長発達の過程に伴う母親のマイナス的感情
大学生の乳児期のアタッチメントと現在における内的作業モデル及び友人関係との関連
看護学生のこころの健康と生活習慣および人間関係、ストレスコーピングとの関連
2004年度 青年期看護女子学生の幼児期における親の養育態度と学生自身の親役割観との関連
長期入院児が考える男性看護師に対する意識
学童期における遊びと青年期看護学生の対人関係能力との関連
自閉症児との関わりを通しての学生の意識変化
2003年度 青年期における独立意識・自己受容の関連
学生のダイエット願望と食生活の関連性
看護学生における友人関係と家族関係との関連
障害を持つ子どもの母親に対する支援へのアプローチ~休日における生活上の問題~
2002年度 青年の親への依存ー自立に関する研究~看護学生の将来の自己像とパラサイトシングルへのイメージからの分析~
2001年度 入院生活が患児の自立度に及ぼす影響と要因 患児(幼児)の食行動に影響する要因について~4事例の食事場面の分析~
喘息児キャンプ参加児の実態と気持ちの変化
入院中の患児と看護学生との相互作用を通じた行動の分析
発達段階別にみた子どもの遊びと成長・発達の関連~回想による自由記述式アンケートの分析から~
小児虐待に関する青年の認識
入院生活の食事摂取状況と病院食の満足度
2000年度 児童虐待に関する青年の意識
慢性疾患のために入退院を繰り返す思春期患児への看護介入の検討
男子学生・女子学生における父性意識調査ー親子関係と父性意識の関連性からー
青年期にある学生の社会性と発達の幼少時の遊び体験、核家族・少子化について
青年期女性の自我状態と内的世界
1999年度 学童後期におけるボディーイメージと自己概念との関連
事例で見る摂食障害患者の家族システムの検討
摂食障害児の乳幼児期から思春期までの発達課題の検討ー5事例のカウンセリング記録よりー
女子大学生の自我状態と結婚観

看護学専攻博士課程

小児看護学領域では、小児の臨床現場における、高度な専門性を要する看護実践や看護教育に携わる人材となるために学修し、研究能力を修得することを目的としています。そのために、小児看護において用いられる子どもとその家族に関する諸理論を学際的に探究し、研究に必要な能力を育成できるよう研究の企画・実践および論文作成の一連の過程における基本的要件について学びます。そのうえでそれぞれのテーマに沿って文献をクリティークおよびレビューしつつ、研究課題の明確化をすすめ、自己の研究方法を具体的に検討し、倫理的配慮を踏まえて研究を計画・実施していきます。
博士後期課程では、「小児の成育支援に関する研究」として、少子化社会における様々な発達段階・健康レベルにある小児の健全な成育を支援するためのケアアプロ―チの構築、健康教育支援方法の開発を導く研究課題を選定し、様々な研究方法の可能性を検討のうえ、創造性、独創性を備えた研究論文作成のための研究指導を行います。

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修士論文発表会
看護学専攻博士課程
看護学専攻博士課程

学位論文[修士(看護学)]のテーマ

  • 早産児におけるカンガルーケアの心拍変動への影響(令和3年9月)
  • 中国河北省において先天性心疾患により手術を受けた患児の生活の質の特徴と影響要因(令和3年3月)
  • ミャンマーで日本語を学ぶ人たちの介護技能実習生に関する役割認識(平成31年3月)
  • 20歳代で事故によって中途障害を負った者が社会復帰に至るプロセス-肢体不自由者を対象として-(平成31年3月)
  • 早産児の皮膚成熟度評価のための皮膚水分量と皮膚観察所見(平成28年3月)
  • 小児がんを経験した子どもの復学の適応プロセス(平成26年3月)
  • 小児白血病の子どもを持つ母親のレジリエンスとその保護要因(平成24年9月)
  • 予防接種を受ける幼児と親の苦痛を緩和するためのディストラクションの効果-ランダム化比較試験-(平成24年9月)
  • 香川小児病院方式ペアレントトレーニングの効果(平成23年3月)
  • 新生児の静脈採血時の痛み反応に対する経口ショ糖液とおしゃぶりの複合効果(平成23年3月)
  • 慢性疾患で入院経験をもつ病児の年齢による親の心配と対処行動 (平成21年3月)
  • 小児白血病の子どものレジリエンス-骨髄穿刺や腰椎穿刺、髄腔内注射を繰り返し受ける小児白血病の子どものレジリエンス-(平成21年3月)
  • 乳幼児をもつ母親の保健行動と育児不安関連要因の関連解析 (平成20年3月)
  • 小児看護学実習で未熟児室の乳児を受け持った学生の看護上での困難感とそのときの指導者の関わり(平成18年3月)
  • 障害児を持つ母親の気持ちや行動の変容に関する研究(平成17年9月)
  • 子どもに付き添っている母親の小児看護学実習に関する体験や思い(平成17年3月)
  • 入院生活を送る青年期筋ジストロフィー患者が辿った病気体験-病の進行に伴う発達課題の克服-(平成17年3月)
  • 青年期女子の問題行動と行動変容過程に関する研究(平成16年3月)
  • 小・中学生のやせ願望及びダイエット行動パターンに影響を及ぼす要因(平成16年3月)
  • ハイリスク児を育てている母親の夫・ピアサポートの実態と育児不安および対処方略の関連(平成16年3月)
  • 乳幼児を養育している父親及び母親の育児ストレスの関連要因と対処行動(平成16年3月)
  • 外来通院している小児がん患者への告知に対する親の意向-告知に対する親の不確かさに焦点をあてて-(平成15年3月)
  • カンガルーケアを体験した母親の辛さから児を産んだ嬉しさへの気持ちの変化(平成15年3月)
  • 小児の入院に伴う母親の不安と児の自立語についての研究(平成14年3月)
  • 妊娠期から産褥期における母親の感情の変化-対児感情・対夫感情と一般不安・母性不安の推移-(平成14年3月)
  • 慢性疾患患児をもつ母親の療養管理行動と自己効力感、健康統制所在の傾向(平成14年3月)
  • 乳幼児をもつ母親の自我状態と育児不安(平成14年3月)

修了生からのメッセージ

Nant Marina Yin Nyein Aye

Nant Marina Yin Nyein Aye Nant Marina Yin Nyein Aye 大変優秀な成績を修められ、修了時、学長表彰を授与されました
国籍 ミャンマー連邦共和国
修了時期 2019年3月 修了

私はミャンマーからの留学生でした。1年間は研究生、2年間は大学院生でした。3年間の留学生活の道を振り返ってみると感無量でいろいろな思いが出てきました。介護施設でのアルバイトや大学でのティーチング・アシスタントをしながら大学院で学ぶ機会を得ることができました。たった一人だけの外国人留学生でしたが、谷本先生と先生方の熱心な指導および同級生の友人たちの励まし合い・同国の友人からの親切なアドバイスなどのおかげで、いろいろなことを乗り越えることができたと思います。もっとも重要なことは自分の視野を大きく広げたことです。これから、大学院で学んだことや、実社会で身につけた知識を活かし、日本と母国のミャンマーの架け橋となれるように頑張りたいです。

苌 亚(Chang Ya)

修士生 チョウア ひな祭り 誕生日会 日本庭園
国籍 中国
修了時期 2019年3月 修了

成長を実感しながら楽しんだ留学生活

私は中国から、2019年の修士生、ちょうあです。
小児看護で、2年間勉強しましたが、とても充実したと思います。
自分の好きな研究について、谷本先生と小児看護の全員から、十分なサポートを受けました。発表会の前、小児看護の全員が私に助けてくれ、練習しました。みんなのサポートをもらいましたが、発表会を順調に完成しました。ありがたいです。
日本に慣れるまでに、時間がかかりましたが、小児看護の全員のおかけで、楽しく過ごすことができ、暖かい誕生日を過ごすことができ、美味しい日本料理を楽しむことができ、日本文化を体験することができ、今でも感謝しています。
研究を頑張りながら、健康のために、全員一緒にイブニングウォークをしましたが、とても楽しかった。卒業した後、全員からのサプライズを届きましたが、全員のダンスビデオですね、今でも見て、感動の涙が出てきますね。
小児看護に、らぶ