地域貢献活動
働く女性のメンタルヘルス支援
COCO-Lab.(ココラボ)

家事に仕事にと多重役割の生活のなかで、頑張っていても上手くいかず、生きづらさを感じる時、誰かに話を聴いてもらったり、他の人の話を聞いたりすると、再び前に進めることがあります。女性ならではの悩みもたくさんあるのではないかと考え、女性限定のこころや気持ちに関するいろいろなことや、前に向かうための方法を話し合える「こころの研究室」として、「COCO-Lab.(ココラボ)」という名前を付けました。

ココラボサロン(年に4回開催)

働く女性だけでなく、これから働きたいと考えている方、精神科ユーザーの方、就労支援に関わる支援者、精神看護に関心のある学生など、立場を越えて学び合う場、情報共有できる場となることを目指しています。必要に応じて、ケース会を開催することもあります。

関心のある看護学生の方、当事者の方、「お問い合わせ」ページからご連絡をお待ちしています。(担当:事務補佐 山地)




ココラボサロン 継続参加メンバーからのメッセージ

Sさん 50歳代 女性
福祉領域の専門職

Sさん 50歳代 女性
福祉領域の専門職

ココラボは渡邉先生の発案と地域の仲間や団体の協力で立ち上がり、自己成長を目指す会として少しずつ形を変え助け合いながら継続してきました。

毎回ココラボサロンを楽しみにして、会のお手伝いをしてくれるようになった方や、仕事の休みを調整して参加される方が現れるほど魅力のある会に育ってきました。

話しがしやすく否定されない場、自分がやりたいことを経験する場、自分の自己実現に向けて決意表明をする場など、さまざまな意味合いがある居場所の一つとなっています。
メンバーさんの人生で大切なシーン、転職、結婚、出産など女性の人生の1つのライフステージを、自身の困難を乗り越えながら実現されている姿を見て、皆さんそれぞれが一生懸命生きている証を表してくれているように感じ、それが成長の証として輝いてみえてきています。

自分なりの目標を達成して、話をしているメンバーさんの姿を見ると、ほんとにこの活動に関わっていて良かったなと、こころが喜びます。

辛くても自己改革していく気持ちを持つ自分を語る場として参加者の立場としても、これからも皆さんと支え合い、楽しめる居場所づくりに関われたらと思っています。

Mさん 30歳代 女性

Mさん 30歳代 女性

大人のサードプレイスの重要性
ココラボサロンは私にとってサードプレイス(第3の居場所)です。
歳を重ねるということは若さとは引き換えに様々なものを普通に生活していれば自然に得ることができることだと信じて疑わなかった20代の私。

例えば人脈やキャリア、何もせずとも滲み出る自信に満ちた大人の品格。
30半ばを目前にしてそのうち何一つとして得ていない自分に絶望し、
自尊心はズタズタになっていました。

そんな頃に出会ったコミュニティがココラボサロンです。結論から言うと、参加する前と後とで人脈やキャリアや大人の品格が手に入ったかといえば、
そのどれも手にしてはいません。ただ、捉え方は大きく変化したと思います。参加する回を積むごとに、そんな“何も持たないこと”がさほど気にならなくなってきました。

それは年に数回であったとしても忖度せずに対話できる人との繋がりがあるという安心感からくるものだと思います。

会社と自宅にしか居場所を待とうとしなかったわたしは人付き合いにおいて、知らず知らずのうちに忖度して駆け引きすることが癖になっていました。

自信のない自分を悟られないように虚勢を張って振る舞うこと。
空気が読めないと言われないように余計な発言は慎むこと。

見栄っ張りな私が若さと引き換えに得たものは、“いかにナチュラルに社会に溶け込んでいるように振る舞うか”という虚栄心だけだったことにココラボに参加し、仲間と対話し、また自分と対話することで気づくことができました。

いまでも自分のことが好きかと聞かれれば、はいとは言い切れません。
過去の失敗をひきずって思い出してはクヨクヨすることもあります。

それでも、
“まあいっか。この経験もサロンに参加する時に笑ってもらえるネタにもなるかもしれない”
とまで発想転換できるまでになれました。

殆どの人間関係は損得勘定上で成り立っています。価値がないと評価されると
切り捨てられるのは当然といえば当然のことです。
だからこそ自分から利害関係のないコミュニティを持つことはとても大切です。“無条件で受け入れてくれる環境”があるという安心感は
何よりも私の日常に充足感を与えてくれたことは間違いありません。

Nさん 50歳代 女性

Nさん 50歳代 女性

ココラボに参加をして、コロナになりタブレットを買ってZoomで参加しました。

自分にとって初めてでした。「他の人の話を聴く」「自分が話す」というこのような機会がもてることは今までの自分になかったことです。

順番と質問は今までの自分の人生でほとんどなかったことです。

この会を通じて自分にも、順番が来て、質問したり、されたりすることがあることで、この機会が出来て嬉しい気持ちです。

Aさん 女性

Aさん 女性

私にとってのココラボは、一言で言うと「秘密の話場」だと考えています。リアルな友達や、家族には言えない本音を語る場所と思っています。

Yさん 20歳代 女性

Yさん 20歳代 女性

私にとってココラボは、色んな悩みを気軽に打ち明けられる場です。

友達にもいいにくいかな?とか、わかってくれるかな?と考えてしまうようなことをお話しして、みなさんにたくさん策をもらって、元気づけられてきました。

ココラボだからこそ話せることがたくさんありました。

安心して悩みを打ち明けられる、あたたかい場所です。

Yさん 30歳代 女性

Yさん 30歳代 女性

事務局をしています。
ココラボサロンは、ここに来れば、仕事や家庭生活の中での困っていることや苦しいこと、やってみたいこと、何でも話せて聞いてもらえる、意見をもらえる、とても大事な場になっていると思います。

なお、2020年度より、精神障害者の就労支援に関する教育研究活動と地域貢献活動の一部を、(株)サニーサイドの助成により行っています。