放射線って?

放射線を観察する方法のひとつに,“霧箱〈きりばこ〉”という装置を利用して放射線の飛跡を可視化する方法があります。

霧 箱

自作大型霧箱によるアルファ線の観察(動画11秒)

霧箱に注入されたラドンガス(220Rn)は,220Rn→216Po→212Pb→212Biのように,各々の元素が,アルファ線などの放射線をだしながら,順次変化(壊変)していきます。V字型に見える飛跡は,216Poが212Pbへ壊変するまでの時間間隔(半減期)が0.145秒とたいへん短いため,216Poから飛び出すアルファ線が,220Rnから飛び出すアルファ線とほとんど同時に飛び出たように見えることによります。

市販霧箱によるアルファ線の観察(動画20秒)

アルファ線の飛跡は,小さな飛行機雲のような白いスジとして見えます。また,ちょうど線香花火のように,次から次へと現れては消えていく様子がうかがえます。
装置:島津理化器械,WH-10N(高温拡散形)
線源:241Am