脳神経外科
ハイブリッド手術室
当院では2016年1月にハイブリッド手術室が導入されました。ハイブリッド手術室とは血管撮影も可能な放射線透視装置を備えた手術室のことで、通常の開頭手術と血管撮影や血管内手術を統合して行うことが可能になり、最新の医療技術に対応します。また万能手術台を設置し、多様な手術において患者さんの体位を最適にします。患者さんの病状にあわせて、ある部分は通常の開頭手術、ある部分は血管内手術といった、お互いの利点を存分に発揮しあえるハイブリッド手術が、清潔空間のなかで極めて高い精度で可能となります。
適応疾患は、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻などの脳血管病変に加え、脳内出血や慢性硬膜下血腫、さらに脳室ドレナージやシャント手術にも応用でき、より安全で確実な手術が行えるようになります。