1. アレルギー疾患医療拠点病院とは?
アレルギー疾患を有する方が適切な医療を受けられるよう、地域で中心的な役割を担う病院のことです。
2.香川県のアレルギー疾患医療拠点病院
拠点病院は「アレルギー疾患対策基本法」や「アレルギー疾患対策の推進に関する基本指針」、「都道府県におけるアレルギー疾患の医療提供体制の整備について」に基づいて、県が選定を行います。香川県では、香川大学医学部附属病院が選定されています。
詳細はこちら:拠点病院│香川県(kagawa.lg.jp)
3.アレルギー疾患対策基本法とは?
平成26年6月20日に成立し、6月27日公布された法律です。この法律が成立した背景には、花粉症やぜん息などのアレルギー疾患の患者さんが、わが国には数多く存在していることがあります。またアレルギー症状は急激に悪化し、生活の質が著しく損なわれる場合があります。そのため国は法律を作って、アレルギー疾患対策を総合的に推進することにしました。
基本的施策としては、(1)アレルギー疾患の予防と症状のコントロール、(2)どこに住んでいても適切な治療を受けることができるようにする(均てん化の促進)、(3)アレルギー疾患をもつ人の生活の質の向上、(4)アレルギー研究の推進、などがあります。
4.香川大学医学部附属病院における拠点病院事業
- アレルギー専門医は耳鼻科・小児科にそれぞれ2 名、またPAE(小児アレルギーエデュケーター)とCAI(アレルギー疾患療養指導士)の資格をもつ看護師が1名在籍しており、アレルギー疾患の診療に従事しています。
- 親子アレルギー教室
アレルギー疾患をもつお子さんとその家族を対象に、アレルギーに関する正しい知識と情報を提供する教室です。また患者さん自身やご家族が、これまでの思いや経験を共有したり、情報交換ができる場を提供します。
詳細はこちら:イベント情報|香川県 (kagawa.lg.jp) - 出前エピペン講習会
小児科医師あるいはPAE の資格をもつ看護師が県内の園や学校などにお伺いしてエピペン講習会を行います。
詳細はこちら:出前エピペン講習会|香川県 (kagawa.lg.jp)
※アレルギー専門医とは:学問的な強い関心と専門知識を持ち、アレルギー診療の経験と実績があり、さらに高い水準で治療を進める能力のある医師を「アレルギー専門医」として日本アレルギー学会が認定しています。
※PAE(小児アレルギーエデュケーター)とは:アレルギー疾患の専門家としての資格をもつ看護師・薬剤師・管理栄養士のことです。日本小児臨床アレルギー学会が認定しています。
※CAI(アレルギー疾患療養指導士)とは:アレルギー疾患の専門家としての資格をもつ看護師・薬剤師・管理栄養士のことです。日本アレルギー疾患療養指導士認定機構が認定しています。