実際の活動の様子
研究活動
Keiko Matsumoto
在宅での療養を支える
看護職を目指して
超高齢社会において、在宅看護は医療と生活をつなぐ重要な役割を担っています。地域や家庭で「その人らしい生活」を支えることは、これからの看護に求められる本質です。
本分野では、疾病や障害を抱えながら生活する人々とその家族に寄り添い、生活の質を高めるための実践力と科学的思考を育みます。また、多職種連携や地域資源の活用を通して、柔軟で創造的な看護実践を学びます。
在宅という生活の場で、人の人生に深く関わる看護の魅力を、ぜひ共に学びましょう。
- 2026年4月- 現在
- 大手前大学,国際看護学部,(非常勤)
- 2021年4月- 2026年3月
- 放送大学, 教養学部,客員教授
- 2019年4月- 現在
- 香川大学,医学部,教授-学科長
- 2018年4月- 現在
- 広島文化学園大学,看護学研究科,(非常勤)
- 2014年4月- 2019年3月
- 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授
- 2008年4月- 2014年3月
- 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授
- 2003年4月- 2008年3月
- 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師
- 2001年4月- 2003年3月
- 川崎医療短期大学, 非常勤講師
- 1992年4月- 2001年3月
- 川崎医療短期大学, 第一看護科, 助手・講師
- 2007年3月
- 岡山県立大学大学院, 保健学研究科,保健福祉科学専攻修了 博士(保健学)
- 2003年3月
- 岡山県立大学大学院, 看護学専攻修了 修士(看護学)
- 2026年2月
- キャタピラーSTEM賞(学生部門)顧問
在宅看護学領域
在宅看護学領域は、人々が住み慣れた地域や自宅で安心して暮らし続けることを支える看護の実践と理論を探究する分野です。超高齢社会の進展に伴い、療養の場は病院から地域へと広がり、看護職には医療と生活をつなぐ高度な判断力と柔軟な対応力が求められています。本領域では、訪問看護や地域包括ケアを基盤に、認知症高齢者やその家族への支援、慢性疾患管理、意思決定支援、看取りに至るまでの継続的ケアについて体系的に学びます。また、多職種連携や地域住民との協働を通して、生活に根ざした看護の視点を養います。さらに、国際的視野やデジタル技術の活用も取り入れながら、これからの地域ケアを担う看護専門職の育成を目指しています。
教育
在宅看護学では、暮らしの場で療養する人と家族を支えるために必要な知識と実践力を学びます。生活背景を理解しながら、多職種と連携して看護を組み立てる視点を育て、地域で継続的に支援する力につなげます。
研究
研究では、在宅療養者や家族の生活の質を高めるための課題を捉え、地域の実践に結びつく知見を探究します。現場で起きている出来事を丁寧に見つめ、支援のあり方を考えることで、よりよい看護の実現を目指します。
在宅看護学領域では、地域に暮らす人々の生活を支える看護の実践を重視し、多様な地域活動を展開しています。訪問看護ステーションや地域包括支援センター、自治体、医療・福祉機関と連携し、認知症高齢者とその家族を対象とした健康支援や相談活動、介護予防プログラムの企画・実施に取り組んでいます。学生はこれらの活動に参画し、地域住民との対話や多職種協働を通して、生活に寄り添う看護の視点と実践力を養います。さらに、日本文化である茶道を活用した交流プログラムや多世代交流の場づくりを通じて、孤立の予防と心理的安寧の促進にも貢献しています。地域とともに学び、支え合うこれらの取り組みは、持続可能な地域ケアの実現に寄与しています。
在宅看護学領域では、「生活の場における看護」を基盤に、認知症高齢者とその家族を中心とした支援モデルの開発に取り組んでいます。とりわけ、介護者の負担や孤立、意思決定の困難さといった課題に着目し、質的・量的研究を融合したアプローチにより、実践に還元可能な知見の創出を目指しています。近年は、日本文化である茶道を活用した心理的安寧の促進や、AI・デジタル技術を用いた共感支援モデルの構築など、革新的な介入研究を推進しています。さらに、ニュージーランドをはじめとする海外機関との国際共同研究を通じて、文化や制度の違いを踏まえた普遍的かつ実装可能なケアのあり方を探究しています。地域と世界をつなぎながら、人の暮らしに寄り添う看護の未来を切り拓いています。
博士前期過程・博士後期過程
博士前期課程(テーマ)
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地域包括ケア病棟を退院した独居高齢者の生活の編み直しの意味
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在宅で配偶者を看取った高齢遺族にとってのビリーブメント(死別反応)の意味
The meaning of bereavement for elderly people who care for their partner's end of life at home
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セミクローズドICUのチーム医療における医師役割の意味‐看護管理者の立場から
Nursing Supervisor's Perspective of the Role of Physicians in Team Medicine: Implications in the Semi-Closed ICU
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コロナ禍中に保健所に就職した新人保健師にとっての1年目の保健活動の意味
The significance of health activities in the first year for new public health nurses who got a job at a public health center during the COVID-19 pandemic
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瀬戸内島しょ地域の前期高齢者が住み慣れた場所で暮らし続ける意味
博士後期課程(テーマ)
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Sense of Coherence as a Moderator Between Social Isolation and the Risk of Care Dependency Among Older Adults in Japan
学部ゼミ生
2026年度(テーマ)
谷本夢乃(もともとの夫婦関係による夫介護者の介護に対する認識の変容)
西山誌乃(在宅移行初期の家族への支援:呼吸疾患患者の場合)
能祖幹大(退院時の統合失調症患者の家族への支援)
西村葵(寝たきり在宅療養者の診断初期の受け入れにくさと行動変容に関する研究)
2025年度
小澤千晴(看護学生におけるスマートフォン使用時間と睡眠・気分・不安の関連)
塩淵美輝(看護学生におけるスマートフォン使用時間と睡眠・気分・不安の関連)
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第38回学術集会発表(優秀賞候補)
(地域防災訓練における防災意識向上への取り組みとして参加した学生ボランティア活動の実践報告)
(余暇活動への原動力に対する高齢者の認識放送大学受講生の場合)
廣畑颯花(看護学生におけるスマートフォン使用時間と睡眠・気分・不安の関連)
吉田琉夏(看護学生におけるスマートフォン使用時間と睡眠・気分・不安の関連)
2024年度
青井美早紀(訪問看護ステーションによる地震災害対策についての課題抽出)
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第37回学術集会発表
今宮萌々子(在宅看取りを行った家族の後悔についての文献検討)
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第37回学術集会発表
加藤眞緒(代理意思決定支援の現状と課題に関する文献検討)
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第37回学術集会発表
佐々田恵果(医療・健康分野におけるナッジ理論の活用と課題について)
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第37回学術集会発表
2023年度
川越汐恩(難病を抱える療養者の疾患の受容過程についての文献検討~在宅療養者と家族の思いに着目して~)
橋本菜穂(文化・社会的背景から考えた日本の在宅看護の現状~日本とオーストラリアでの比較研究のレビュー~)
星合菜月(在宅療養している医療的ケア児の家族介護者がレスパイトケアの利用時期に着目した看護師の関わりの影響に関する文献検討)
小谷茂々笑(看護師のキャリア・アンカー形成における傾向とその在り方についての文献レビュー)
2022年度
小川真歩(新卒訪問看護師と教育担当者が捉える新人教育の違い)
小西ひかり(新卒看護師の就業継続を支える心理的安全性)
十河日南(新人看護師が不安を感じる看護技術~病棟と在宅での比較~)
若松日奈子(病棟における心理的安全性を保つための環境要因)
渡邉結奈(新人看護師の就業継続のために求められる先輩からの支援)
2021年度
和泉沙紀(終末期がん療養者を支援する訪問看護師の思いについての文献検討)
中路彩花(在宅終末期療養者および家族への訪問看護師による意思決定支援の現状に関する文献検討)
藤井美尋(地域在住高齢者における身体的・社会的フレイル予防の現状に関する文献検討)
松木梓沙(終末期がん療養者を支援する訪問看護師の思いについての文献検討)
矢野彩音(終末期がん療養者を支援する訪問看護師の思いについての文献検討)
2020年度
忠津吏湖(在宅で生活している終末期患者の家族の思いと訪問看護師の支援についての文献検討)
佐藤里奈(在宅で生活している終末期患者の家族の思いと訪問看護師の支援についての文献検討)
石宮裕子(在宅で生活している終末期患者の家族の思いと訪問看護師の支援についての文献検討)
宇都宮花帆(在宅で生活している終末期患者の家族の思いと訪問看護師の支援についての文献検討)
我谷愛海(在宅で生活している終末期患者の家族の思いと訪問看護師の支援についての文献検討)
2019年度
原田佳歩(要介護高齢者と同居している主介護者の介護への思いに関する文献検討~QOL,制度に着目して~)
三谷茉里奈(要介護高齢者と同居している主介護者の介護への思いに関する文献検討~QOL,制度に着目して~)
和田紀子(要介護高齢者と同居している主介護者の介護への思いに関する文献検討~QOL,制度に着目して~)
学部
療養者が住み慣れた地域・自宅で、自分らしく生活を続けることを支える看護の専門分野です。病気や障がいを持ちながら地域で暮らす方々と、その家族を対象に、生活の場に根ざしたケアのあり方を学びます。
療養者の意思・価値観・生活背景を丁寧に捉え、本人と家族が主体となる看護実践を大切にします。入院から退院後の生活へと続く「療養の場の移行」を見通す視点を養い、多職種と連携した包括的な支援について理解を深めます。
実習の前には、在宅領域での看護過程の展開を通じて、療養者の生活全体を捉えアセスメントする思考の整理を繰り返し練習します。地域の訪問看護ステーションや在宅ケア施設と連携し、認定看護師をはじめ多職種の専門家とともに学ぶ機会を通じて、現場に即した看護の力を身につけることができます。
- 全学共通科目
- 大学入門ゼミ
- さぬきの暮らしと健康実習
- 在宅看護学概論
- 在宅対象論
- 家族看護学
看護研究クリティカルシンキング
- 在宅援助論
- 在宅看護学実習
- 統合実習
- 看護研究
大学院
大学院における在宅看護学では、療養者と家族を取り巻く地域・生活環境を多角的に分析し、在宅ケアの質向上に貢献する研究者・高度実践者としての能力を培います。学部での臨床視点をさらに発展させ、エビデンスに基づく在宅看護の理論的基盤を深く探求します。
修士課程では、在宅看護に関する研究テーマの設定から文献レビュー・研究デザインの立案・データ収集と分析・論文執筆まで、研究の一連のプロセスを体系的に学びます。指導教員との個別ゼミを通じて、自らの研究課題を深め、修士論文の完成を目指します。
博士課程では、在宅・地域看護領域における独創的な研究課題に取り組み、国内外の学術雑誌への論文投稿や学会発表を通じて、知見を広く社会に還元することを目指します。国際的な視野を持つ研究者として、在宅看護学の発展に貢献できる力を身につけます。
研究方法論・量的・質的研究法・倫理審査対応など、研究遂行に必要な知識を講義と演習を通じて習得します。地域の医療・介護機関や研究機関との連携のもと、実践現場に根差した研究活動を推進します。
基盤科目:看護倫理学
専門科目:在宅看護学特論
専門科目:在宅看護学演習
研究科目:特別研究
基盤科目:研究イノベーション研究方法論
専門科目:地域ケアシステム創造看護特講
特別研究:健康創造看護学特別研究
特別研究の様子
教育活動浴衣でTea Ceremony
健康相談カフェ(2025)
ニュージーランドでの活動
国際活動学会発表に参加しました
学会在宅研究会を開催しました
在宅研究会ゼミの様子
ゼミ活動「第8回キャタピラーSTEM賞 学生部門」を
受賞しました
「健康相談うみまちカフェ」を
開催しました
大学受験を
お考えの方へ
当研究室では、博士前期課程、博士後期課程の大学院生を募集しています。
入学・進学を検討されている方や、教室説明、面談をご希望の方は、「お問い合わせ」よりご連絡ください。
入試の日程や募集要項は大学院医学系研究科のホームページをご覧ください。