香川大学医学部薬理学

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新型コロナ対応

新型コロナ肺炎(COVID-19)に対する薬理学教室の社会活動

香川大学医学部薬理学は、新型コロナ肺炎(COVID-19)に対し、教室をあげて社会的活動を続けています。主な活動内容については、以下の通りです(2021年7月時点)。

2020年3月
全国的にマスク入手困難となったため、香川県内の業者と交渉し、独自ルートで再利用可能なマスクを入手。香川大学附属病院呼吸器内科・坂東先生の監修を受けて感染予防の効果を確認後、学務を通じて香川大学医学部の学生に420枚を配布(西山)。

2020年4-6月
軽症者向けの宿泊療養施設として香川県が運用するホテルの運用立ち上げ時において、医療班を統括。自衛隊の指導のもとゾーニングなどの感染対策、各種医療マニュアルの作成や緊急対応の整備などを実施(西山)。加えて、日本医師会災害医療チーム(JMAT)に引き継ぐまでの担当医師の調整、ならびに診療を担当(西山・木戸口)。

2020年5月
香川大学でのPCR検査について、検討を開始。医学部内でのPCR測定機器の確認、使用できる測定キット情報の入手、香川県環境保健研究センターへの見学などを実施(西山・北田)

2020年6月
自己採取による唾液や鼻腔粘膜液のサンプル使用、ならびにプーリング検査を実施するため、倫理委員会にプロトコールを耳鼻科・星川広史教授と申請し、迅速審査にて承認。香川大学医学部同窓会・讃樹會より研究資金のサポートを受け、感染者からのサンプリング、ならびにその測定を開始(西山)。

2020年6-7月
医学部全体でPCR検査に取り組むため、文部科学省・大学改革推進等補助金「大学保有検査機器活用促進事業」と厚生労働省補正予算に申請(後日、両者とも採択)。PCR検査の精度についての確証実験を開始。必要な備品を整備(西山・北田)。

2020年7月
日本高血圧学会として、COVID-19と高血圧についての総説を発表(西山)。
高松市感染症指定医療機関医師等情報連絡会と連携して情報交換開始。

2020年8月
日本高血圧学会「WEB特別シンポジウムCOVID-19白熱みらい討論」で講演(西山)。
千葉大学医学部附属病院・検査部/遺伝子診療部が主体となる「ベイエリアラボアカデミー」と連携して情報交換開始。リンク

2020年8-9月
医学部研究者によるPCR検査の体制作り、ならびに手順書作成などの準備を進める。行政検査ができるよう、衛生検査所登録を申請(後日、承認)。検査開始のため、香川県と調整を進める(西山・中野)。

2020年9月
日本高血圧学会がアジア各国の高血圧学会の主要メンバーを集め、COVID-19対策などについてWEB会議を開催(西山が企画、ファシリテート)。

2020年10月
香川大学補正予算のサポートを受け、医学部研究者に対してPCR検査のレクチャー・トレーニングを実施。各部署との調整も進め、正式に11月より香川県からのPCR行政検査検体の受け入れを開始することとなる。薬理学教室からは、西山が測定班の統括、中野が班長、北田が技術責任者の役割を担当(西山・中野・北田・木戸口・Joy)。

2020年12月
厚生労働省事業「新型コロナウイルス感染症のPCR検査等にかかる精度管理調査」により、検査の精度チェックを実施。「精度に問題なし」との評価を受ける(西山・北田)。

2021年1月~現在
行政検査に加え、香川大学学生・教職員を対象に、陰性確認検査を開始(西山・中野・北田・木戸口)。

2021年7月
耳鼻咽喉科・星川教授が集団選別検査について、日本耳鼻科免疫アレルギー感染症学会にて発表されました