ごあいさつ

香川産科婦人科学会 会長

金西 賢治

香川大学医学部母子科学講座は、昭和55年に前身である周産(生)期学と婦人科学の大講座として開設され、平成13年に2講座を統一し周産期学婦人科学講座となり、平成31年4月から周産期学婦人科学教室教授を拝命いたしました。我々の教室の特徴は高い専門性と小児科との強い連携を持った周産期医療体制を維持し、地域医療に大きな役割を果たしていることだと思います。周産期医療の領域は改革の時代を迎えようとしています。地域を支える産婦人科医にとって勤務医も開業医に関係なく、産婦人科医の減少や働き方改革の影響などからますます厳しい労働環境になることが予測されます。既存の医療体制を見直し、地域に根ざして働いている助産師や保健師たちと共に密に連携を持つ新たな医療体制の構築が望まれています。今後も地域の妊婦さんが安心して出産、育児が行えるよう安全な医療体制を維持するよう努力して参ります。そのためにもこれからも一層の御支援と御協力をお願いしご挨拶とさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

令和元年7月