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研究紹介

「ソフト」と「ネットワーク」がキーワードです。衛生学的見地から生活習慣病の予防、改善にとりくんでいきたいと考えています。今後、生活習慣病を予防、改善していくためには、いかに多くの人々に運動、食事、休養の生活習慣の改善を促し、しかも継続率を高めていくかがポイントです。そのためには効果的に生活習慣の改善ができるようなソフトを追求していくことと、職種間および地域間のネットワークを形成することが必要不可欠です。ネットワークを構築、活用し、地域社会へ還元できればと考えています。

おもな研究テーマ

  1. 肥満症、メタボリックシンドローム、慢性腎臓病に対する適切な介入方法
    体重1kgの変化が腹囲1cmの変化に相当することを日本ではじめて証明しました。(Environmental Health and Preventive Medicine 12: 220-223, 2007)
    少なくとも腹囲3cmの減少によりメタボリックシンドロームが改善することを明らかにしました。(Diabetes Research and Clinical Practice 79: 191-195, 2008)
  2. 健診、人間ドックの生活習慣調査と結果分析及び効果的実施方法
    メタボリックシンドロームの有無による生活習慣、体力、血液検査結果の違いを横断調査や縦断調査で明らかにしました。
  3. 生活習慣病予防、改善のための運動処方
    内臓脂肪減少量のために必要な運動量(運動基準2006)の根拠の一つを証明しました。(Diabetes Research and Clinical Practice 58: 101-107, 2002)
    生活習慣病の一次予防のための運動量に関する大規模無作為介入研究を国立健康栄養研究所と共同で行っています。
  4. 温暖化、ヒートアイランド対策
    温暖化、ヒートアイランド対策に関する調査を開始しています。
  5. 子どもの非認知能力に関する研究
    香川県教育委員会と協同で幼稚園や小学校の保護者に介入を行い、安定した愛着を築き、非認知能力を向上させるのが目的です。
  6. 子どものネット依存症に関する研究
    中学生を対象にネット依存とメンタルヘルスや愛着、非認知能力との関係を調査しています。
  7. 子育てプログラムの効果と有用性に関する研究
  8. ミャンマーにおける核黄疸撲滅プロジェクト
    小児科と行っているミャンマーの新生児を対象とした国際医療支援です。
  9. 医療従事者を対象とした医学英語学習プロジェクト
  10. 地域、職域、学校における健康支援
    地域、職域、学校における各種健康教室を企画、実施しその効果的な実施方法を検討するとともに成果を還元しています。

おもな研究協力機関

  1. 香川大学医学部公衆衛生学
  2. 岡山県健康づくり財団岡山県南部健康づくりセンター
  3. 財団法人淳風会健康管理センター
  4. 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎免疫内分泌代謝内科
  5. 日立造船健康保険組合因島総合病院
  6. 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科公衆衛生学
  7. 国立健康栄養研究所
  8. 香川県教育委員会
  9. 香川大学医学部小児科
  10. Central Women's Hospital in Yangon
  11. 香川大学大学教育基盤センター

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