
医薬品・医療機器・医療技術の開発、更には医学そのものに於いて、臨床研究は欠くべからざる物です。しかし、これまでその運用体制については残念ながら不十分であったと言わざるを得ません。昨今の情勢を受けて、当院でも治験管理センターを臨床研究支援センターとして改組し、その業務内容の充実を図ることとなりました。
人員や体制の充実にはまだ少し時間がかかりますが、先進的な医療を担う大学病院として、また医学の発展に寄与する大学医学部として、信頼を受けられる研究体制を構築していく必要があります。
そのような時期にセンター長を拝命することは、その重責に身の引き締まる思いでありますが、十年余の薬事経験をセンター発展のために役立てて行こうと、決意を新たにしております。
皆様に於かれましては、改組の趣旨をご理解の上、よりよい研究環境の構築にご協力頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
臨床研究支援センター長 横井 英人