急性期成人看護学

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市原 多香子  教授

「なぜ?」「どうして?」の根拠に基づいた看護を提供するための教育に重点をおいています

教 育

急性期成人看護学では、急性状況にある成人患者に必要な看護について学びます。科目は、「成人急性期・リハビリテーション援助論」「成人看護技術論」「成人急性期・リハビリテーション期看護実習」「看護実践技術論―運動器系」などです。入学された皆さんに、手術や重症な状況におかれた人々の健康を回復させる看護支援について教授します。さらに3年生後期に行われる各論実習では、学生一人で患者様を担当することになりますので、モデル人形を活用したシミュレーション学習、アクティブラーニングや共同学習により、必要とされる観察力や思考力を高めるように指導します。さらに、4年生に開講される選択必修科目「臨床高度実践技術論」では、卒業後に役立つ看護技術について、特定行為研修修了者、専門看護師、認定看護師から学ぶことができます。

研 究

教員の研究テーマ
  • 入院患者の回復促進ケアに関する研究
  • 下肢筋肉量減少や生活習慣病の発症を予防する健康習慣の特定
  • 地域医療ネットワークを活用した看護情報を共有するための電子糖尿病看護サマリの開発
  • 救命救急の看護ケアの確立に関する研究
  • 手術室看護師が定着するまでのプロセスに関する研究
学部学生の研究テーマ
  • 消化器疾患患者の術後の回復意欲に影響する要因に関する文献検討(2022年度)
  • 救命救急領域における家族が行う代理意思決定の現状と課題についての文献検討(2022年度)
  • COVID‐19流行に伴う健康就業者の身体活動量と下肢筋肉量への影響(2021年度)
  • 救急搬送された患者家族の生活変容と心理的変化のプロセス(2020年度)
  • 看護学生の足浴実施における学びと感情の変化(2019年度)
  • K大学看護学生の臨地実習における成功体験と自己効力感の関連(2018年度)
  • 傷によって起こる健康成人者の身体認識の違いに関する調査研究(2017年度)
  • 災害看護におけるDMAT看護師の役割と南海トラフ巨大地震に向けての課題(2016年度)

社会活動

1.徳島大学病院糖尿病対策センターのコホート研究に、運動調査の視点から協力しています。
      日常生活における様々な身体活動が生活習慣病等の発症にどう影響するのか、
      その関連について調査・分析しています。
2.香川県糖尿病療養指導士看護ネットワーク「Qの会」の活動を支援しています。

  上記1と2の活動や看護研究に興味・関心のある方は、下記アドレスまでお問い合わせください。
    E-mail:ichihara.takako@kagawa-u.ac.jp (送信する際は、@を@へ置き換えてください)

教職員

職名氏名専門分野
教授 市原 多香子 成人看護学(周手術期看護学 リハビリテーション看護学 慢性病看護学)
助教 大西 敏美 成人看護学(周手術期看護学 リハビリテーション看護学 重篤・救急看護学)