2010年12月09日  国際交流

チェンマイとの遠隔健康相談開始

 香川大学医学部は、12月3日にインターネットのテレビ会議システムを利用した遠隔健康相談をタイ・チェンマイ在住の日本人を対象に始めました。この健康相談は外国で暮らす日本人が民間病院で受診する際、医師との会話は通訳を介し行うため十分な意思疎通ができていないという不安を解消するのが狙いです。
 香川大学医学部は4年前よりチェンマイ大学医学部と学術交流を開始し、学生交流、共同研究等の交流を行う傍ら現地の生活環境、医療環境などを調査しました。その結果、現地在留日本人が日本人医師によるサポートを強く希望していることが判り、今日に至ったものです。
 また、先立って行われたデモンストレーション時には、健康相談を受けた現地の日本人からモニターを通じて「一番の心配は健康問題。対話をしながら相談ができ安心感がある。」「長く続けてほしい。」と感想と期待が寄せられました。今後、毎月第1、3金曜日の午前中、1人30分づつ相談を受付け、内科医師等が中心に相談に応じ、香川大学の国際貢献として広く実施していきます。