2024.12.10
カンボジア支援団体 代表にインタビュー! Part1
こんにちは! 医学部学生広報です。 今回は、カンボジアで国際支援活動に取り組むU-dawn代表の地藤湧騎さんにインタビューをしました!
地藤 湧騎(じとう ゆうき)
香川国際協力NGO U-dawn 代表
所属:医学部医学科3年
部活:RFC,映画研究会
出身:香川県
出身高校:丸亀高校
好きな学食メニュー:ハラルカレー
好きなうどん屋:溜うどん
国際支援団体について教えてください
地藤
「はい、私は『香川国際支援団体 U-dawn』で代表を勤めています。香川大学の全学部からメンバーを募り、香川から東南アジアのカンボジアという国を支援しています。『今日の笑顔を守り、明日の可能性を広げる』と言うVISIONのもと、今ある当たり前の生活を維持しながらも更なる可能性を広げることができる世界にしたい、という思いで活動しています。」
U-dawnはどのように読めば良いのでしょうか?また由来等ありますか
地藤
「U-dawnは2021年に香川大学医学部の先輩3人(現6年生1人と初期研修2年目2人)によって設立されました。このU-dawnという名前には、2つの想いが込められています。
まず一つ目は『dawn』。これは日本語で夜明けという意味ですね。『支援を受ける人々、支援をする私たち、U-dawnに関わる全ての人たちの人生の新たな幕開けを』と言う想いが込められています。
二つ目は『U』。これにはYouやUniversity、Uniteなどの様々な意味を込めました。
そして、この2つを合わせたU-dawnとは、香川の『うどん』に読みが似ていますよね。また、実はカンボジアにはウドンという地域があり、香川のうどんはカンボジアから伝わったという説もあるんですよ。このような縁もあり、香川の団体としてぴったりの名前だということでU-dawnと名付けられました。」
なぜカンボジアが対象なのですか
地藤
「必ずしもカンボジアだけを支援対象と定めているわけではありません。今後、支援対象が広がる可能性も十分にあります。
しかし、私たちはまずカンボジアを支援対象として定めました。これは設立者3名のうち2名がカンボジアでのボランティア経験があったことが大きなきっかけです。カンボジアの現状を目の当たりにし、課題を感じ、『笑顔を増やしたい、可能性を広げたい』と強く感じたことがU-dawnの活動の原点となっています。」
なぜU-dawnに入ろうと思われたのですか
地藤
「私が入学した頃はコロナ禍で、様々な行動が制限されていました。そんな中、大学1年生の夏頃に、学年のLINEグループでU-dawnのメンバー募集メッセージが流れてきたんです。
実は私も高校生の頃にカンボジアへ渡航し、ボランティア活動に携わった経験がありました。その経験もあり、カンボジアを支援をする団体であること、そして設立されたばかりの団体で立ち上げから関わるということにとても魅力を感じ、入会を決めました。」
高校生のころ、カンボジアでどのようなことをされたのですか
地藤
「カンボジアで支援活動を行っているNPO法人のスタディツアーに参加し、カンボジアの歴史を学んだり、現地の医療施設でボランティア活動を行いました。歴史を学んだことのある方なら、『ポル・ポト政権』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。カンボジアは、その悲惨な歴史的背景から、教育や医療を中心に、まだまだ十分な環境が整っていないのが現状です。
スタディーツアーではそのカンボジアの歴史を学び、NPO法人が運営する医療施設を見学したり、簡単なボランティア活動をしたりしました。現地の状況を知るとともに、実際に支援活動をされている方々の姿を目の当たりにし、とても感銘を受けました。私が医学部への進学を決意した大きなきっかけでもあります。」
現在のメンバー構成や活動頻度について教えてください
地藤
「13名ほどのメンバーで活動しています。香川大学の公式団体ではないので、大学の制限は設けてないですが、現在は香川大学の医学部、創造工学部、経済学部の学生が所属しています。普段は、週に1回、2時間ほどのミーティングを行っています。othersにも、地域のフリーマーケットへの出展や、大学祭、国際フェスタなどにも積極的に参加しています。また、大きなイベントとしては年に1,2回、長期休暇を利用したカンボジアへの渡航を計画し、実施しています。」
U-dawnの活動を支える資金はどのように調達されていますか
地藤
「主な資金源は会費、寄付金、助成金の3つになります。
まずメンバーから年に1回、会費を集めます。また、丸亀町商店街や瓦町FLAGの改札前のエリアで街頭募金活動も行うこともあります。さらに、今年度は讃樹会から学生活動を対象とした競争的資金をいただきました。
これらに加え、大きな金額が必要となる支援を計画する際にはクラウドファンディングにも挑戦しています。これまでに、約80万円規模と約100万円規模のプロジェクトを実施した実績があります。」
U-dawnの活動を通して、得られた経験や学びについて教えてください
地藤
「組織として一つのプロジェクトを動かしていくことの難しさを痛感しました。
活動を始めた当初は、新型コロナウイルスの影響で大人数で集まることができず、ミーティングはオンライン(ZOOM)で行っていました。直接会って話すことが難しく、さらに渡航制限でカンボジアに行くこともできない状況が続き、メンバーのモチベーションを維持することが最も大変でした。
現在は対面でミーティングができるようになり、改めて人と人との繋がりの大切さを実感しています。もちろん、支援対象であるカンボジアの方々のことを第一に考えることは大切です。しかし、メンバーが支援活動に集中して取り組める環境づくりも代表である私の重要な役割です。これからも試行錯誤を繰り返しながら、より良い団体運営を目指していきます。」
今後の展望や目標について教えてください
地藤
「今後の展望としては、持続可能な支援の仕組みを構築し、活動をさらに発展させていきたいと考えています。
継続的に支援を行うためには、安定した資金の確保が不可欠です。現在、資金面では大学の非公式団体ということもあり、街頭募金や助成金に頼っているのが現状です。
また、U-dawnの活動をより多くの方々に知っていただきたいという強い想いがあります。大学内でU-dawnと聞いても、具体的にどのような活動をしている団体なのかよく分からない方が少なくありません。私たちの活動を理解し、共感し、協力してくださる方を増やしていきたいと考えています。そして、ここ香川からカンボジアへの支援の輪を広げていくことができれば、これほど嬉しいことはありません。
未来の後輩に向けてメッセージをお願いします
地藤
「ぜひ香川大学医学部を選んでいただけたら嬉しいです!そしてU-dawnに興味を持っていただければ、さらに嬉しいです(笑)。受験勉強は本当に大変だと思います。その大変さに押しつぶされそうになった時はゆっくり時間をとって、医学部卒業後の未来の自分を想像してみてください。受験も、医学部での勉強も、国試も全ては通過点です。
今、自分が努力をしていること、そして大変だと感じていることをしっかりと認めながら、試験そのものではなく『将来なりたい自分』をモチベーションの源にすることが大切だと思います。」
いかがでしたか? 次回は、U-dawnのカンボジアでの具体的な活動内容について、さらに詳しく伺おうと思います。どうぞお楽しみに!!